一.概要
帳票の実行には大きく2段階のプロセスに分けられます:
帳票計算:まず、SQL文を読み込み、必要となる全てのSQLクエリーをデータベースサーバに送信します。そして、データベースからデータを帳票サーバに返します。帳票サーバによってデータ列の展開、集計、関連付け、数式の演算などの計算を行い、最終的に帳票結果を生成します。
画面作成:帳票計算完了後、XML画面が生成されます。ブラウザで閲覧するには生成されたXML画面をHTML画面に変換する必要があります。
この実行プロセスに対してFineReportはリアルタイムでのモニタリングを可能にしています。モニタリング方法はサーバのログレベルをDEBUGに設定することです。そうすると、コンソールにて各段階の使用時間を確認できるようになります。
二.ログレベルの設定
ログレベルをDEBUGに設定すると、ログの画面ではすべての情報を確認できます。詳細はログレベルをご参照ください。下図のようにデザイナで設定してください。
三.帳票の実行プロセスをレビュー
1.テンプレートを開く
FineReportデザイナを起動し、入門デモのテンプレートを開きます:%FR_HOME%\webroot\WEB-INF\reportlets\入門デモ.cpt
2.ログをクリア
改ページプレビューをクリックする前に、まずログをクリアしてください。
四.ブラウザから帳票にアクセス
改ページプレビューをクリックし、パラメータ条件を入力した後、クエリをクリックします。
ブラウザで帳票の全てが表示された後、ログの画面で情報をレビューします。
ログを通して帳票の実行プロセスに対するリアルタイム・モニタリングが可能となります。