一.概要
FineReportのデフォルト設定でWordとしてエクスポートした後、セル間で固定の行の高さが使用されます。これにより、ユーザーがエクスポートされた結果に対して改行などの2次編集を実行したときに、行の高さを自動的に調整されなくなります(下図参照)。

本マニュアルでは、 Wordとしてエクスポートして二次編集を実行するときに、行の高さを自動的に調整する方法について説明します。
二.考え方
FIneReport 7.0.5以降のバージョンでは、テンプレート- テンプレートエクスポート属性に、エクスポートされたWordファイルで、行の高さを固定するかどうかを設定する機能が追加されています。この機能により、ユーザーは、Wordとしてエクスポートされた後に行の高さを変更できるかどうかを自由に設定できます。
三.例示
帳票を改ページでプレビューし、エクスポート-wordをクリックし、エクスポートされたWordファイルに対して二次編集を行う場合は、上の図に示すように、テーブルの行の高さは調整できず、エクスポートされた行の高さはFineReportテンプレートの行の高さと一致しています。
1.エクスポート属性設定
テンプレートに戻り、テンプレート- テンプレートエクスポート属性をクリックし、Wordパネルで行の高さを固定しないエクスポートのチェックを付けます(下図参照)。

2.プレビュー
テンプレートを保存し、改ページプレビューをクリックすることでブラウザ側でWordとしてエクスポートし、Wordに対して二次編集を行います。改行してからテーブルの行の高さは自動的に調整されます(下図参照):

注:編集されていない行の高さは、FineReportセルの高さと一致しません。これは、「行の高さを固定しないエクスポート」を設定されるため、Wordはフォントサイズに応じてテーブルの高さを自動的に調整されます。