一.ハードウェア要件
ハードウェア | 詳細説明 | |
---|---|---|
OS | デザイナ:WindowsOS、Mac OS両方サポート FineReport帳票システム:Windows、Mac OS、Linux、Unixでのディプロがサポート | |
データベース | 関係型データベース及び多次元データベースをサポート。例: Oracle、SQL Server、MySQL、Access、Sybase、DB2、Postgre、Derby、HIVE | |
サーバー | Tomcat7及びそれ以降のバージョン、JBOSS6.0.0及びそれ以降のバージョン、WebLogic12c 及びそれ以降のバージョン、WebSphere8.0及びそれ以降のバージョン、Resin4.0.4及びそれ以降のバージョン、TongWeb6及びそれ以降のバージョンなどのアプリケーションコンテナ | |
ブラウザ | 基礎機能 | Chrome、FireFoxなどが推薦される IE9 及びそれ以前のバージョンはサポートしない IEは推薦しない |
新書き込み | Chrome、FireFoxなどが推薦される IE10 及びそれ以前のバージョンはサポートしない IEは推薦しない | |
ダッシュボード | Chrome、FireFoxなどが推薦される IE10 及びそれ以前のバージョンはサポートしない IEは推薦しない | |
拡張チャート | Chrome のみサポート |
注: FineReport帳票とダッシュボードをプレビューする時、Chromeに使用が推薦されます。
二.ハードウェアに基づくテスト報告
1.目標
さまざまなシチュエーショでのパフォーマンスを比較および分析し、多次元のテスト分析とまとめを通じて、異なった同時実行数でのハードウェア要件を計算します。
2.テスト内容
本テストでは、7つの高頻度業務シチュエーションから実際に使用しているテンプレートをテストテンプレートとして選択しました。
ユーザの業務データをテストデータ(データ量、テータタイプがほぼ同じです)に変更し、実際のニーズに応じて、同時実行数を仮定しました。
一定の応答/計算時間を基準とします。異なる登録ユーザ数、オンラインユーザ数、同時実行数の状態で、その基準を満足するための最低限ハードウェア設定と推薦ハードウェア設定をテストします。
3.結論
注1:以下のテスト結果はテストテンプレートに基づいており推薦ハードウェア設定と最低限ハードウェア設定のデータ部分はご参考までに。実際業務によって、開発されたテンプレートがテストテンプレートに比べると、より複雑になってしまう可能性があります。その場合は実際業務のニーズと帳票システムの使用状況によって適切なハードウェアを選択してください。
注2:ネットワークとデータベースのSQL処理/計算は、FineReport帳票システムの実行時間を影響します。このテストでは、FineReport帳票システム自体とテストテンプレートに関係する処理時間のみを対象としています。テストテンプレート以外のSQLの複雑度、異なった地域のネットワーク速度、ご利用のデータベースパフォーマンスなどの要素は対象外です。
3.1.テスト結果
スタンドアロン、物理的メモリが64 GB、JVMメモリがそれぞれ8 GB、16 GB、24 GBに設定します。同じ同時実行数の場合、JVMメモリを増加すると、テンプレートの応答/計算時間が減少されます。
クラスター内のノード数を増加すると、システムが対応できる同時実行数も増えます。
2ノードクラスターFineReport帳票システムの同時実行数がスタンドアロンFineReport帳票システムの2倍である場合、3ノードクラスターFineReport帳票システムの同時実行数がスタンドアロンFineReport帳票システムの3倍である場合、テンプレートの平均応答時間はほぼ同じです。
スタンドアロンFineReport帳票システム及び2ノードクラスターFineReport帳票システムの場合には、ファイルサーバの共有とノード間の自動同期のパフォーマンスはほぼ同じです。
ユーザがFineReport管理ポータルにログインして、テンプレートをプレビューする場合、システムのパフォーマンスは相対パスURLでテンプレートをプレビューする場合より劣っています。これは異なるユーザが同じリゾートキャッシュを共有できないからです。
3.2.推薦ハードウェア設定と最低限ハードウェア設定
登録ユーザ数 | オンラインユーザ数 | 同時実行数 | 推薦ハードウェア設定 | 最低限ハードウェア設定 |
---|---|---|---|---|
2000-5000 | 400-1000 | 0-200 | スタンドアロン CPU:8 コア 16 スレッド 2GHZ JVM メモリ:16GB 物理メモリ:64GB | スタンドアロン CPU:8 コア 16 スレッド 2GHZ JVM メモリ:8GB 物理メモリ:64GB |
4000-10000 | 800-1500 | 200-300 | スタンドアロン CPU:8 コア 16 スレッド 2GHZ JVM メモリ:24GB 物理メモリ:64GB | スタンドアロン CPU:8 コア 16 スレッド 2GHZ JVM メモリ:16GB 物理メモリ:64GB |
6000-12000 | 1200-2500 | 300-500 | スタンドアロン CPU:8 コア 16 スレッド 2GHZ JVM メモリ:32GB 物理メモリ:64GB | スタンドアロン CPU:8 コア 16 スレッド 2GHZ JVM メモリ:24GB 物理メモリ:64GB |
8000-20000 | 1600-4000 | 500-800 | 2ノード(クラスター) CPU:8 コア 16 スレッド 2GHZ JVM メモリ:32GB 物理メモリ:64GB | 2ノード(クラスター) CPU:8 コア 16 スレッド 2GHZ JVM メモリ:24GB 物理メモリ:64GB |
10000-25000 | 2000-5000 | 800-1000 | 3ノード(クラスター) CPU:8 コア 16 スレッド 2GHZ JVM メモリ:32GB 物理メモリ:64GB | 2ノード(クラスター) CPU:8 コア 16 スレッド 2GHZ JVM メモリ:24GB 物理メモリ:64GB |
12000-30000 | 2400-6000 | 1000-1200 | 3ノード(クラスター) CPU:8 コア 16 スレッド 2GHZ JVM メモリ:32GB 物理メモリ:64GB | 3ノード(クラスター) CPU:8 コア 16 スレッド 2GHZ JVM メモリ:32GB 物理メモリ:64GB |
説明:
登録ユーザ数:FineReport帳票システムに登録したユーザ数
オンラインユーザ数:FineReport帳票システムのオンラインユーザ数(一般では、オンラインユーザ数が登録ユーザ数の5% - 20% を占めていることが考えられます。今回のテストは20%とします。)
同時実行数:同時にサーバーにリクエスト送信するユーザ(一般では、同時実行数がオンラインユーザ数の10% - 25% を占めていることが考えられます。今回のテストは20%とします。)
推薦ハードウェア設定:70%以上のシチュエーションでは、応答/計算時間が3sより低いという要件に満足するためのハードウェア設定。
最低限ハードウェア設定:70%以上のシチュエーションでは、応答/計算時間が5sより低いという要件に満足するためのハードウェア設定。
JVMメモリ:FineReport帳票プロジェクトが用いられるコンテナ(Tomcat)のメモリ(一般では、物理メモリの80%に設定する)