一.概要
テンプレートweb属性は、帳票をブラウザでプレビューする時の表示方法に関する設定です。
テンプレートweb属性メニューには、基本設定、印刷設定、ブラウザ背景設定、CSSまたはJSファイル参照設定、及び異なったプレビューモードにおける表示方法とツールバー設定が含まれています。
二.タブ一覧
1.テンプレートWeb属性パネルをは開く
[テンプレート]-[テンプレートweb属性]をクリックすると、テンプレートweb属性が表示されます。

2.基本-タイトル
帳票をブラウザで表示する時のタイトルです。
初期設定では、タイトルは設定されていません。ファイル名称がタイトルとして表示します。
3.基本-帳票キャッシュの有効時間
帳票をプレビューした際、キャッシュに保存することができます。次に同じ帳票を開いた時は、直接キャッシュの帳票を呼び出すことで、帳票の表示速度を速めることができます。
初期設定のキャッシュ有効時間は0 millisecondsです。キャッシュには保存しません。
4.プリンタ(サーバ)
サーバ上で検索可能なコピー機を設定することができます。そうすることで、ローカルPCがコピー機に接続していない時も、帳票を印刷することができます。
をクリックすると、選択したコピー機を変更することができます。
[↑]と[↓]をクリックすると、コピー機の表示順序を変更することができます。
[X]をクリックすると、選択したコピー機を削除することができます。
プリンタ(サーバ)の設定はサーバ印刷インターフェースと一緒に使用する必要があります。
5.ブラウザ背景
初期設定は[背景なし]です。
背景を[色]、[テクスチャ]、[パターン]、[グラデーション]、[画像]から選択して変更することが可能です。
詳細内容は 『帳票背景』を参照してください。
6.CSS参照
テンプレートを作成する際、カスタマイズしたCSSスタイルファイルを参照することができます。
デザイナが現在使用しているwebrootフォルダ内におけるCSSファイルからしか引用できません。
変更したいファイルを選択し、もう一度CSSファイルを選択してから[修正]をクリックすると、変更完了です。
[↑]と[↓]をクリックすると、CSSファイルの呼び出し順序を変更することができます。
[削除]をクリックすると、ファイルを削除することができます。
モバイル端末はCSSフィルム参照をサポートすることができません。
7.JavaScript参照
テンプレートを作成する際、カスタマイズしたJSファイルを参照することができます。
JSファイルはデザイナが現在使用しているwebrootフォルダ内におけるJSファイル、または絶対パスの外部JSファイルを選択することができます。
外部のJSファイルを選択した後、接続テストできます。外部ファイルが参照できているか確認します。
[↑]と[↓]をクリックすると、JSファイルの呼び出し順序を変更することができます。
[削除]をクリックすると、ファイルを削除することができます。
三.改ページプレビュー設定
1.設定メニューをオープン
初期設定では、サーバ設定が選択されています。下のセクションは灰色になっていて編集できません。
[テンプレート個別設定]を選択すると、現在のテンプレートに対してのみ設定が有効になり、下のセクションが編集できるようになります。
2.帳票表示位置
初期設定は[左表示]です。
用途に応じて、[中央揃え]に変更可能です。
3.ページ
画像で表示:改ページプレビューする時、画像として表示します。
iframe埋込み時に自動ズーム:現在のテンプレートをiframeとして他のウェブページに埋込んだ場合、iframeとして設定された大きさに基づいて、ページ内での大きさを自動調整します。
ヘビーモードによるグリッド出力:グリッドの行の高さと列幅は表示データの長さに影響されなくなります。
4.ツールバー-使用
初期設定では、ツールバー使用がオンになっています。オフにすると、改ページプレビューする時、ツールバーが非表示になります。
ツールバーは上部と下部それぞれに設定可能です。違いは表示位置のみで、機能は同じです。
ツールバー使用をオンにした際の上部ツールバーのボタン初期設定は、それぞれ[最初のページ]、[前ページ]、[現在のページ/総ページ数]、[次ページ]、[最後のページ]、[印刷]、[エクスポート]、[Eメール]です。
5.ツールバー-追加
追加するウィジェットのマークを選択します。
[↑]をクリックすると、選択ウィジェットを上部のツールバーに追加することができます。
[↓]をクリックすると、選択ウィジェットを下部のツールバーに追加することができます。
6.ツールバー-設定パネル
図のように、上部のツールバー設定を変更する場合、歯車アイコンをクリックします。下部のツールバー設定を変更する場合も同じです。
クリックすると、設定パネルが表示されます。
7.ツールバー-ソート
ツールバー設定パネルで編集するウィジェットを選択します。
[↑]と[↓]をクリックすると、ウィジェットの表示順序を変更することができます。
8.ツールバー-ウィジェットを削除
ツールバー設定パネルで削除するウィジェットを選択します。
[X]をクリックすると、ツールの表示順序を変更することができます。
9.ツールバー-背景を設定
初期設定では、[既定背景]がオンで、浅い灰色となっています。
背景を変更する場合、「背景設定」をクリックします。
背景の設定について、詳細内容は『A11-10‐テンプレート-紙背景』を参照してください。
10.ツールバー-ウィジェット表示
ウィジェットを選択します。
画面右側は[ダッシュボードボタン属性]であす。初期設定では[ボタンアイコン表示]と[ボタン名表示]がオンになっています。用途に応じて自由に設定することができます。
11.ツールバー-ウィジェット别名
ウィジェットを選択します。
画面右側は[ダッシュボードボタン属性]です。ウィジェット別名の初期設定は「${i18n('Fine-Engine_Report_ReportServerP_First')}」です。ウィジェット別名の初期設定はデザイナ言語によって変わります。
ブラウザ上の表示名を変更する場合は、テキストボックスに入力します。
12.ツールバー-アイコン
ウィジェットを選択します。
画面右側は[ダッシュボードボタン属性]です。アイコンを編集、削除することができます。
[編集]をクリックすると、設定パネルが表示されます。多種多様なアイコンから変更することができます。
[追加]をクリックすると、カスタムアイコンを追加することができます。名称を入力して、画像ファイルをアイコン画像にできます。また、[編集]をクリックすると、名称とアイコン画像を随時編集することができます。
[削除]をクリックすると、現在のアイコンを削除することができます。
[編集]と[削除]は追加したアイコンに対してのみ有効です。前述の操作は、デザイナの標準アイコンに対しては無効です。
13..ツールバー-ボタン機能の設定
一つのボタンに複数の機能がある場合、ボタンを選択後、画面右側のパネルで選択したボタンにおける使用可能な機能を表示します。各機能のオン、オフを変更することができます。
14.ツールバー-クリアボタン
をクリックすると、設定済みのボタンを全削除することができます。
15.ツールバー-既定に返す
[既定に返す]をクリックすると。上部、下部のツールバーの設定を初期設定に戻すことができます。
初期設定では、下部ツールバーにはボタンがありません。上部ツールバーの表示ボタンは、それぞれ[最初のページ]、[前ページ]、[現在のページ/総ページ数]、[次ページ]、[最後のページ]、[印刷]、[エクスポート]、[Eメール]です。
16.イベント設定-イベントを追加
をクリックすると、イベントを追加することができます。改ページプレビューには18種類のイベントがあります。
いずれかのイベントを選択すると、イベント設定パネルが表示されます。
| イベント | 実行タイミング | イベント名称 |
| ロード開始 | 帳票画面を開いた時、または画面を更新した時、ただし、 ヘッダーエリアにパラメータパネルを設定している場合は、検索ボタンをクリックした時 | startload |
| ロード終了 | 帳票画面のロード、更新が完了した時 | afterload |
PDFエクスポート前 | [エクスポート]>[PDF]をクリックした時
| beforetopdf |
PDFエクスポート後 | PDFファイルをエクスポートした後 | aftertopdf |
その他のエクスポート前/後 | 対応ファイルのエクスポート前/対応ファイルのエクスポート後 | |
PDF印刷前 | PDF 印刷ボタンをクリックした後 | beforepdfprint |
PDF印刷後 | 印刷が完了した時 | afterpdfprint |
その他の印刷前/後 | 対応する印刷ボタンをクリックした時/印刷が完了した時 |
17.イベント設定-イベントタイプ
既定のイベントタイプは[JavaScript]です。他には[書き込み]、[カスタム書き込み]、[メール送信]があります。
[JavaScript]以外のイベントの使用方法は実例授業を参照してください。
18.イベント設定-イベントの編集
編集するイベント名称を選択します。
をクリックすると、イベント設定のパネルが表示され、イベント内容を変更することができます。
19.イベンド設定-イベンドを削除
削除するイベント名称を選択します。
[X] をクリックすると、イベントを削除することができます。
四.書き込みページ設定
1.設定メニューをオープン
初期設定は[サーバ設定]です。下のセクションは灰色になっていて編集できません。
[テンプレート個別設定]を選択すると、この設定は現在のテンプレートに対してのみ設定が有効になり、下のセクションが編集できるようになります。
2.sheetタブの表示位置
初期設定は[上]になっています。
用途に応じて、[下]に変更可能です
3.帳票表示位置
初期設定は[左表示]です。
用途に応じて、[中央揃え]に変更可能です。
4.編集行の背景設定
初期設定では編集行の背景がありません。セルの編集時、背景は変化しません。
[編集行の背景設定]にチェックを入れると、 をクリックして、色を選択します。そうすると、書き込み編集の時、行の背景色は変化し、ハイライト表示することになります。
5.書き込み設定
初期設定では、[未書き込みヒント]がオンになっています。書き込みプレビューの際、もし編集途中のセルがあれば、ウェブページを閉じたり更新したりする際、未書き込みのヒントを表示します。
初期設定では、[直接ウィジェットを表示]はオフになっています。オンにすると、書き込みプレビューの際、ウィジェット配置したセルをクリックしなくても、ウィジェットが表示されるようになります。
初期設定では、[自動一時保存]はオフになっています。オンにすると、ウェブページを閉じる際、セルの値を帳票書き込み属性で設定したDBに対して自動的に保存します。
6.ツールバーを使用
ツールバーの仕様は改ページプレビューと似たものになります。
上部ツールバーのボタン初期設定は、それぞれ[書き込み]、[データ検証]、[印刷]、[エクスポート]、[Eメール]、[記録挿入]、[セル値表示]です。
7.イベント設定
イベント設定は改ページプレビューと似たものになります。
イベントの種類は他のプレビュー設定メニューと異なり、書き込みプレビューにはは合計31種類のイベントがあります。書き込みプレビューのイベントは以下の通りです。
イベンド | 実行タイミング | イベント名称 |
書き込み前 | 書き込みボタンをクリックした後 | beforewrite |
書き込み後 | 書き込みが完了した後 | afterwrite |
書き込み成功 | 書き込みが成功した後 | writesuccess |
書き込み失敗 | 書き込みが失敗した時 | writefailure |
チェック後 | データチェックを行った後 | afterverify |
検証書き込み前 | 書き込みをクリックして、データチェックが実行される前 | beforeverifywrite |
チェック書き込み後 | 書き込みが完了した後、 書き込み後イベントの前 | afterverifywrite |
行追加前 | 行追加のボタンをクリックした後 | beforeappend |
行追加前 | 行追加のボタンをクリックした後 | beforeappend |
行追加後 | 行を追加した後 | afterappend |
行削除前 | 行、列の削除ボタンをクリックした後 | beforedelete |
行削除後 | 行を削除した後 | afterdelete |
Excelインポート前 | インポートするExcelを選択し、[OK]をクリックした後 | beforeimportexcel |
Excelインポート後 | 成功失敗は問わず、選択したExcel をインポートした後 | afterimportexcel |
五.データ分析設定
1.設定メニューをオープン
初期設定では、サーバ設定が選択されています。下のセクションは灰色になっていて編集できません。
[テンプレート個別設定]を選択すると、現在のテンプレートに対してのみ設定が有効になり、下のセクションが編集できるようになります。
2.データ分析設定
初期設定では、[ソート]、[条件フィルタ]、[一覧フィルタ]がオンになっています。
プレビューした際、セル右上の矢印をクリックして、データのソート、フィルタ機能が有効になります。
[ソート]では[昇順]と[降順]を選択することができます。
条件フィルタに演算子を選択することで、データタイプと値を連携してフィルタを行うことが可能です。
リストフィルタは現在列におけるデータを選択することができます。
3.ツールバーを使用
ツールバーの使用は改ページプレビューと似たようなものになります。
上部ツールバーのボタン初期設定は、それぞれ[ページ設定]、[印刷プレビュー]、[印刷]、[エクスポート]、[Eメール]です。
4.イベント設定
イベント設定は改ページプレビューと似たようなものになります。合計18種類のイベントがあります。