一.概要
1.バージョン
帳票サーババージョン |
11.0 |
2.問題概要
ユーザには以下のようなニーズがあります:
· 自分のチャートには、1つの横軸と2つの縦軸(y軸)があることです。
· y軸には左右2つの次元を設定し、例えば一方を数字で、もう一方をパーセントで表すことです。
· チャートのいくつかの系列のデータ単位がすべて異なる場合、それぞれ異なる座標軸を表示できることです。
[積み上げと座標軸]を追加し、座標軸の色を設定することで系列を区別することができます。以下の図のように:
3.ソリューション
[カスタム縦棒グラフ]のプロパティパネルの[スタイル]-[座標軸]で、X軸またはY軸を追加することができます。その後、[スタイル]-[系列]-[積み上げと座標軸]で、座標軸と系列の対応関係を設定します。
注意:すべてのチャートが[積み上げと座標軸]をサポートしているわけではありません。カスタムチャートと一部の組み合わせチャートのみがサポートしており、例えば「カスタム縦棒グラフ、カスタム折れ線グラフ、カスタム折れ線グラフ、縦棒と折れ線の組み合わせグラフ」などです。
二.例
1.データの準備
デザイナの左上の[ファイル]-[一般帳票新規作成]をクリックし、ビルトインデータセット「Weather」を新規追加します。これは、月、降雨量、海面高度と温度の関係を記録しています。以下の図のように:
2.帳票のデザイン
2.1紙サイズの設定
本例では12個のカテゴリが含まれ、各カテゴリには3つの系列が含まれています。チャートが表示される際に改ページされないようにするため、[テンプレート]-[ページの設定]で紙サイズを少し大きく調整する必要があります。以下の図のように:
2.2グラフの挿入
あるエリアのセルを結合し、[縦棒グラフ]-[カスタム縦棒グラフ]をクリックして縦棒グラフを挿入します。以下の図のように:
3.縦棒グラフのデザイン
グラフを選択し、右側のプロパティパネルに[セル要素]をクリックします。ここでは、グラフの[タイプ]、[データ]、[スタイル]、[特殊効果]などの各種属性を設定できます。
3.1グラフタイプ
グラフが配置されているセルを選択し、右側の[セル要素]-[タイプ]をクリックすると、グラフの種類を確認および選択することができます。
注意:縦棒グラフの中では、[カスタム縦棒グラフ]のみが積み上げ座標軸を持ち、他の3つの縦棒グラフにはこの設定項目はありません。
3.2データのバインド
グラフデータのバインドは以下の図のように:
この中で、Rainfallが系列1、Sea-LevelPressureが系列2、Temperatureが系列3です。
3.3グラフスタイルの設定
1)グラフのタイトルを「多座標軸のカスタマイズ」と設定し、[位置]を「左揃え」にします。
2)[スタイル]-[凡例]の位置を[上揃え]-[整列]に設定します。
3)[スタイル]-[座標軸]で、さらに2つのY軸、すなわちY軸2とY軸3を追加します。
4)座標軸にY軸を追加した後、[スタイル]-[系列]を設定し、[積み上げと座標軸]のところに2つの[積み上げと座標軸]を追加し、名前をダブルクリックして「Y軸2」と「Y軸3」に名前を変更します。以下の図のように:
本例では、系列2はY軸2に対応し、系列3はY軸3に対応し、系列1は設定せず、デフォルトでY軸に対応します。
· Y軸2:「系列番号が'2'に等しい」という条件を設定した場合、Y軸2を使用します。
注意:設定の「積み上げ」は、条件に2つ以上の系列が含まれる場合に使用できますが、本例では影響ありません。
· Y軸3:「系列番号が'3'に等しい」という条件を設定した場合、Y軸3を使用します。
5)前のステップが完了したら、系列に対応する座標軸の設定が完了します。しかし、各Y軸のデータが異なるため、明確に比較できるようにするために、各Y軸の[最大値]と[最小値]をカスタマイズする必要があります。また、各座標軸を区別するために、各Y軸のフォントの色を設定する必要があります。
· Y軸:[軸タイトル]を表示する必要があり、[軸タイトル]と[軸ラベル]の色を系列1と同じ「青色」に設定します。具体的な設定は以下の図のように:
注意:Y軸の[軸ラベル書式]の単位mmは手動で入力する必要があり、Y軸2、Y軸3も同様です。
· Y軸2:[軸タイトル]と[軸ラベル]の色を系列2と同じ「緑色」に設定し、その[位置]を「右側」に設定します。具体的な設定は以下の図のように:
· Y軸3:[軸タイトル]と[軸ラベル]の色を系列3と同じ「黄色」に設定し、その位置を「右側」に設定します。具体的な設定は以下の図のように:
4.効果プレビュー
帳票を保存し、[改ページプレビュー]をクリックすると、効果が以下の図のように:
App端末とHTML5端末の両方でサポートされています。