一.概要
書き込みプレビューは文字通り、Web端末でデータ書き込み用のテンプレートをプレビューすることを意味します。主にデータを修正する時に使用しますが、データをチェックしたい時もお役に立ちます。
二.書き込みプレビュー
書き込みプレビューはデータチェックができるだけでなく、オンラインでデータを入力・修正することもできるため、データの収集と書き込みにつながります。
1.書き込みテンプレートを開き、プレビューボタンの下の逆三角をクリックして書き込みプレビューを選択してください。下図の通りです。
注：FineReportは、プレビュー方式記憶機能をサポートしており、既定ではすべての新規テンプレートのプレビュー方式はの改ページプレビューになっていますが、その後のプレビュー方式は前回使用した方式になります。
2.書き込みプレビューボタンをクリックした後、Web端末で書き込み方式でテンプレートが開かれます。Web端末でテンプレートの内容を編集・修正し、データを書き込む操作ができます。下図の通りです。
改ページプレビューと比べ、書き込みプレビューのURLの後ろに&op=writeのパラメータが追加されます。opパラメータの数値でテンプレートのプレビュー方式をコントロールできます。パラメータなしの場合は普通の改ページプレビューであり、パラメータがあってさらにそのパラメータが「write」の場合は、書き込みプレビューとなります。
三.書き込みプレビューの設定
書き込み画面の設定は書き込みプレビューにのみ反映されます。
デザイナで、テンプレート-テンプレートWeb属性-書き込み画面設定をクリックして、書き込み画面を設定できます。下図をご覧ください。
設定パネルは三つの部分に分けています。上部はテンプレートプレビュー効果の設定、中部はテンプレートプレビュー後のツールバー設定、下部はWebイベントの追加画面です。
| 属性 | 内容 | 注意事項 |
|---|---|---|
| 次の設定 | サーバ設定：既定の場合、サーバの既存設定が使用されるため、次のすべての項目は灰色になり、編集不可です。 テンプレート個別設定：現在のテンプレートのみに適用し、すべての機能が編集・設定可能です。 | |
| sheetタブの表示位置 | 帳票に複数のsheetがある場合、既定としてsheetタブの位置は帳票の下に表示されるが、帳票の上に表示することが設定できます。 | モバイル端末不適用 |
| 帳票表示位置 | 帳票における設定内容の表示位置 既定として左揃え表示となっていますが、中央揃え表示を望む場合、中央揃え表示を選択できます。 | モバイル端末不適用 |
| 編集行の背景色設定 | 色を選択後、書き込みプレビューの時、編集行の背景色が設定した色に表示されます。 | モバイル端末不適用 |
| 未書き込みヒント | 書き込む時、編集済みのセルがある場合、画面を切り替えるか閉じると、確認を促すダイアログがポップアップされます。 | |
| ウィジェットを直接表示 | 書き込みウィジェットをクリックする必要がなく、直接表示されます。 | モバイル端末不適用 |
| 自動一時保存 | 画面を離れる際、書き込み内容は自動的に一時保存されます。 | モバイル端末不適用 |
ツールバーを使用する | 既定に従います | モバイル端末では書き込み提出ボタンの表示可否のみ反映されます。 |
| 下部ツールバー | ツールバーに表示されるツールをカスタマイズできます。 | |
| イベント設定 | ユーザーはWebイベントを追加できます。 Webイベントの詳細はWebページイベントをご参照ください。 | モバイル端末では、ロード開始、ロード完了、書き込み前、書き込み後、書き込み成功、書き込み失敗のイベントだけがサポートされています。 |