レーダーチャート

  • 作成者:ayuan0625
  • 編集回数:25次
  • 最終更新:ayuan0625 于 2021-09-02
  • 一.概要

    レーダーチャートは、クモの巣グラフとも呼ばれ、複数のデータを同じ円心を持つ複数の座標軸が構成するチャートで表示するチャートです。

    競合製品との比較など、複数の記録のデータをカテゴリー別で比較するか、または標準値と比較するシーンに適していますが、レーダーチャートが表示できる多角形の数は限られているので、カテゴリー数が非常に多い場合には不適です。また、レーダーチャートは具体的なデータを直感的に表現することができません。

    二.操作手順

    1.データの準備

    1.帳票を新規作成し、データセットds1を作成します

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    2.既定のデータ接続FRDemoENを使用します。クエスト文は、以下の通りです。

    SELECT *FROM Product join ProductCategoryon
    on  Product.CategoryID=ProductCategory.CategoryID
    where ProductCategory.Category_name!="Daily necessities"
    /*異常値を持つ"Daily necessities"を処理*/

    02.png

    2.チャートの挿入

    1.ここでは、フローティングチャートとして、[レーダーチャート]を挿入します。フローティングチャートを挿入する方法について、フローティングチャートの挿入をご確認ください。

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    2.2種類のレーダーチャートを選択できます。

    • [レーダーチャート]:多角形の面積、軸座標の大きさで各カテゴリーの差を表示します。企業の運営状況、プロジェクトの長所と問題、または個人能力の表示に使えます。

    • [積み上げレーダーチャート]:色が違う二つの扇形の高さによって、各カテゴリーの差を表示します。二つの扇形を合わせると、そのカテゴリーの合計となります。各カテゴリーの合計値、または各系列値の割合の表示に、積み上げレーダーチャートが向いています。

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    3.ここでは、一般的なレーダーチャートを例にします。[レーダーチャート]をクリックして、[OK]をクリックします。

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    4.フローティングチャートの大きさを調整します。

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    3.データのバインド

    1.フローティングチャートをクリックして、右側のパネルで[データ]をクリックし、データバインドのコラムに入ります。

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    2.[データソース]を[データセットのデータ]にします。[データセット]は[ds1]にします。

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    3.[分類]:データセットのフィールド[Category_name]にします。[分類]は、データをグループ別に表示させるために必要な設定項目です。各分類は、レーダーチャートの1つのカテゴリーとして表示されます。ここでは、製品の[Category_name](飲み物、デザート)などが、ラベルとしてレーダーチャートの円周に表示されます。

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    4.[系列名を使用]:[フィールド名]を選び、[Inventory_quantity]、[Order_quantity]、[Re_order_quantity]を追加します。集計タイプは[合計]とします。[系列名を使用]では、どのフィールドを選び、表示させるか設定しています。追加されたフィールドは、エリアの色と共に凡例として表示されます。ここでは、在庫、注文数、再注文数を系列に追加しており、レーダーチャートでは、三色で表示されています。[系列名]では、各系列の表示名を設定できます。[集計タイプ]では、[なし]、[平均]、[最大値]、[件数]などが選択できます。[合計]を選ぶと、同じカテゴリーの数字を加算して、チャートに表示させます。

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    5.保存して、[プレビュー]をクリックします。設定済みのデータは、レーダーチャートで表示されます。下の画像の通りです。

    4.スタイルの設定

    1.右側の[スタイル]をクリックして、スタイルの設定画面に入ります。チャートには様々なタイプがありますが、大部分のスタイル設定項目は通用しています。詳しくは、「チャートスタイル」をご確認ください。

    2.ここでは、チャートのタイトルのみを設定します。

    [タイトル]に入ります。[コンテンツ]-[テキスト]では、チャートのタイトル[製品カテゴリレーダー]を入力すると、このタイトルがチャートの上の部分に表示されます。

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    5.系列スタイルの設定

    1.右側の[スタイル]>[系列]をクリックして、系列スタイルの設定画面に入ります。汎用設定と違うレーダーチャートの系列スタイルについて紹介します。

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    2.色:レーダーチャートエリアの配色を設定できます。事前定義した配色から選ぶか、またはカスタマイズすることができます。

    • [事前定義配色]:事前定義した配色から選びます。配色をクリックすると、すぐに左側に変化が反映されます。

    • [カスタムコンビネーションカラー]:配色のカスタマイズ。

    • [グラデーションをカスタマイズ]:グラデーション色をカスタマイズして、軸にあるどれかの色で表示します。

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    3.表現形式:

    • [形]:レーダーチャートの輪郭を設定できます。[円形]と[多辺形]から選択できます。

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    4.線:

    • [線のスタイル]、[線の幅]:レーダーチャートの境界線の線型と幅を設定できます。

    • [不連続]:[有効]にすると、データのないカテゴリーでは、線を打ち切ります。[無効]にすると、線が隣の二つの数値の間に引かれます。

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    5.マーカー:

    • ポイントスタイル:[標準]と[カスタム]から選択できます。[カスタム]を選ぶと、ポイントイメージをアップロードすることができます。[標準]を選ぶと、タイプ、塗りつぶし、半径を設定できます。

    • [タイプ]:データポイントのスタイル。現在では9種類をサポートしています。

    • [塗りつぶし]:データポイントの色。[系列色]と[色]のカスタマイズができます。

    • [半径]:データポイントの大きさ。0.5刻みで調整できます。

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    6.面積:

    • [塗りつぶし]:データが囲むエリアの色。[系列色]と[色]のカスタマイズができます。

    • [不透明度]:データが囲むエリアの透明度。0~100%で設定できます。

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    6.極軸角度の設定

    1.右側の[スタイル]-[系列]-[極軸角度]をクリックして、極軸角度の設定に入ります。[極軸角度]では、レーダーチャートの最も外側にある円周または多角形のスタイルを設定します。軸は、カテゴリーを表わします。汎用設定と違うので、ここで紹介します。

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    2.ラベル:

    • [軸ラベル]:軸のラベルを表示にするか、非表示にするか設定できます。

    • [文字]:ラベルのフォント、大きさ、色、斜体、太字の設定ができます。

    • [テキスト回転]:軸ラベルの方向を設定できます。設定できる範囲は-90~90です。

    • [ラベル間隔]:ラベルの間隔です。自動、または固定値にすることができます。

    3.軸線スタイル

    • [タイプ]:軸線の太さを設定できます。

    • [色]:軸線の色を設定できます。既定では灰色となっています。

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    4.書式:

    • 軸ラベル書式:軸ラベルを[一般]と[カスタム]から選択できます。

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    7.極軸直径の設定

    1.右側の[スタイル]-[系列]-[極軸直径]をクリックして、極軸直径の設定に入ります。[極軸直径]では、レーダーチャートの円心から、外へ放射される目盛り線を設定できます。汎用設定と違うので、ここで紹介します。

    23.png

    2.ラベル:

    • [軸ラベル]:軸のラベルを表示にするか、非表示にするか設定できます。

    • [文字]:ラベルのフォント、大きさ、色、斜体、太字の設定ができます。

    • [テキスト回転]:軸ラベルの方向を設定できます。設定できる範囲は-90~90です。

    • [ラベル間隔]:ラベルの間隔です。自動、または固定値にすることができます。

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    3.値定義:

    • [値定義]:[一括設定]と[個別指定]から選択できます。[一括設定]では、カスタム最小値、カスタム最大値、カスタム主要目盛単位、カスタム対数の底を設定できます。[個別指定]では、[分類]、[最大値]、[最小値]をカスタマイズできます。

    • [カスタム最小値]:最小の目盛。

    • [カスタム最大値]:最大の目盛。

    • [カスタム主要目盛単位]:目盛の位置をコントロールできます。数式をサポートしています。

    • [カスタム対数の底]:目盛の位置をコントロールできます。例えば、=10にすると、目盛りは1、10、100、1000となります。

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    4.軸線スタイル:

    • [タイプ]:軸線の太さを設定できます。

    • [色]:軸線の色を設定できます。既定では灰色となっています。

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    5.書式:

    軸ラベル書式:軸ラベルを[一般]と[カスタム]から選択できます。

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    8.特殊効果の設定

    レーダーチャートの特殊効果に関する詳しい汎用設定方法について、「チャートの特殊効果」をご確認ください。

    9.効果をプレビューする

    スタイル設定が済んだレーダーチャートは下の画像の通りです。凡例をクリックすると、カテゴリーを表示、または非表示にすることができます。

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