一.概要
折れ線グラフは、数値を点にマークし、それらの点を直線でつないで形成されたグラフです。時間や順序あるカテゴリに従って変化する傾向を示すことができます。
折れ線グラフは、2次元のデータセット、特に単一のデータポイントよりも推移を重視するデータセットに適しています。複数の2次元データセットの重ね合わせ比較にも適しています。しかし、折れ線グラフは大規模なデータセットには適用されず、各部分が全体に占める割合を直感的に見ることはできません。
折れ線グラフには、折れ線グラフ、積み上げ折れ線グラフ、カスタム折れ線グラフの3つのサブタイプがあります。
通常の折れ線グラフでは、時間の経過や序列の数値の変化に伴うデータの傾向を示します。データポイントは、個々のデータ値を表示することも、表示しないこともできます。
積み上げ折れ線グラフでは、各変数の数値は順に積み上げて総量になり、差額は実際の数値です。総量の変化、各変数の貢献度とその変化を表すのに適します。
カスタム折り線グラフでは、積み上げ方式と軸のプロパティをカスタマイズすることができます。
二.操作手順
本マニュアルでは、カスタム折れ線グラフを例にしています。その他のサブタイプのグラフ設定は同様です。
1.データの準備
データクエストds1を新規作成し、データ接続はFRDemoENを選択します。SQL文は以下の通りです。
SELECT * FROM
Product JOIN ProductCategory
ON Product.CategoryID=ProductCategory.CategoryID
WHERE Category_name!="Daily necessities"
ORDER BY Category_name
2.グラフの挿入
ここではフローティンググラフを挿入する方法について紹介します。フローティンググラフの挿入をご参照ください。
[グラフタイプ]パネルでは、左側に[Line Chart]を選択します。[カスタム]を選び、[OK]をクリックすると、カスタム折り線グラフが挿入されます。
3.データのバンディング
カスタム折れ線グラフデータを次のように設定します。
グラフをダブルクリックし、右側パネルの[セル要素]-[コラム]のコラムに入ります。
[データソース]は[データセットのデータ]を選択し、[データセット]は[ds1]を選択します。
[分類]は[Category_name]にします。
[系列名を使用]は[フィールド名]を選びます。[Inventory_quantity]、[Order_quantity]、[Re_order_quantity]を追加し、集計タイプは[合計]にします。
4.スタイルの設定
1.汎用スタイル
グラフを選択し、[スタイル]のコラムに入ります。グラフの種類は様々だが、ほとんどのスタイル設定項目は共通しています。グラフスタイルの章を参照して設定できます。ここでは次のように設定します。
グラフのタイトルを変更:
2.特別なスタイル
折れ線グラフの[スタイル]の設定項目は、汎用スタイルとは異なっているので、単独で説明します。
5.特殊効果の設定
特殊効果設定の詳しい説明は、チャート特殊効果の章を参照し、汎用特殊効果の設定を行うことができます。
6.効果の確認
保存してプレビューします。
第1系列のInventory_quantityは左側のY軸に対応し、order_quantityとre_order_quantityは右側のY軸2に対応しています。