一.概要
FineDBはHSQLデータベースが原因で、マルチスレッドアクセスはできません。HSQLデータベースはJavaで開発したオープンソースデータベースです。FineReportトライアルに向いています。なお、クラスターを利用する場合、またはデータ量が非常に多い場合、エラーが生じる可能性があります。
FineReportを正式に使用する場合は外部データベースを配置することお勧めします。
二.FineDBデータベース紹介
1.FineDBデータベースの保存パス
2.FineDBデータベース内容
FineDB データベースはFineReport管理ポータル属性設定以外のすべての設定を保存しています。例えば、ディクトリー設定、管理ポータルユーザ情報、タスクスケジューラ設定など。
3.FineDBデータベースファイル
ファイル名 | 必要かどうか | 保存内容 |
必要 | ||
必要 | ||
不必要 | ||
不必要 | 現在データベースの変更 | |
不必要 | 特定タイプのデータ | |
不必要 |
注意:FineReportデザインを新しくインストールする際に、必要なファイルしか存在していない(db.properties、db.script)。データベースが初めて使用される際に、不必要なファイルは自動に生成されます。(db.lck、db.log、db.lobs、db.tmp)
三.FineDBの接続と変更
1.デザインでFineDBに接続
1.[サーバ]-[データ接続定義]をクリックして、新しいJDBCデータ接続を作成します。データ接続の名称をFineDBに変更します。
2.下図のように、以下の内容を入力してください。
データベース | Others |
ドライバ | com.fr.third.org.hsqldb.jdbcDriver |
URL | jdbc:hsqldb:file://${ENV_HOME}/embed/finedb/db(windows/linux/mac通用) |
ユーザID | sa |
パスワード | (入力する必要はない) |
3.[接続テスト]をクリックして、下図のように、接続成功のヒントが表示されると、FineDBに接続が成功です。
FineDBデータベースのデータを変更するには、書き込みテンプレートを作成しておく必要があります。本マニュアルでは、FineReport管理ポータルのデータテーブルPUBLIC.FR_T_USERの変更を例として紹介します。
2.1.テンプレート作成
1.データセットds1を新規作成します。以下のSQL文を使用します。
ds1
SELECT * FROM PUBLIC .FINE_USER |
2.下図1、2のように、データセットのデータ列ID、UsernameとRealnameをテンプレートのA1:C1にドラッグします。テキストウィジェットを追加します。
2.2.書き込み属性を設定
1.[テンプレート]-[帳票書き込み属性]をクリックし、[書き込み]タグをクリックします。
2.ビルドインsqlを追加します。
3.データベースをFineDBに設定し、テーブルをPUBLIC.FINE_USERに設定します。
4.データ列をセルにバインドし、IDを主キーとして設定します。
1.書き込みプレビューをクリックします。
2.AnnaのUsernameとRealnameをTESTに変更し、書き込みをクリックします。
4.効果を確認
1.ポータル管理員としてログインし、ユーザ管理で確認します。
2.下図のように、AnnaのUsernameとRealnameは既にTESTに変更しました。