一.概要
エリア地図は、国家、県、州などの行政区画で地図を区分し、エリアまたは各エリアでの情報などの表示するための地図です。指標の数量関係は、色合いで見分けられます。
エリア地図は、データの地理分布を分かりやすく表示できます。しかし、先に地理情報を用意する必要があり、データは集計形式のみで表示され、数値は地理面積との関係を表示できません。
二.操作手順
1.チャートの挿入
1.ここでは、フローティングチャートを例にします。[挿入]-[フローティング要素]-[フローティンググラフ]-[地図]から、[エリア地図]を選びます。大きさと位置を調整します。
![1629946739242135.png 01.png](/core/style/lod.png)
2.グラフをダブルクリックして、右側のパネルでは[タイプ]の設定に入ります。
地図境界:地図データのレイヤーを設定します。ここでは、Southeast_Asiaにします。
GISレイヤ:地図レイヤのスタイルを設定します。ここでは、mapboxにします。
ズームレベル:0-18の間で、0.5刻みで調整でき、合わせて37種の設定ができます。または、自動ズームを設定できます。ここでは、[自動]にします。
中心点:自動にするか、または経緯度をカスタムにすることができます。ここでは、[自動]にします。
![1629946746192091.png 02.png](/core/style/lod.png)
2.データのバインド
1.テンプレートデータセットを新規作成し、[ファイルデータセット]を選びます。下記のExcelファイルを選び、[第一行は列タイトルを含む]を有効にします。データをプレビューして、[OK]をクリックします。
Map.xlsx
![1629946753712371.png 03.png](/core/style/lod.png)
2.[データ]をクリックし、新規作成したFile1を選び、[系列名を使用]では[フィールド値]とします。[エリア名]は、[Country]にし、[系列名]と[系列値]は、[Sales_volume]に設定します。[集計タイプ]は[なし]に設定します。
![1629946759935091.png 04.png](/core/style/lod.png)
3.[エリア名]の右にある
をクリックして、テーブルにおける[エリア]を地図JSONにおける[エリア]とをマッチングさせます。ミャンマーのマッチングが失敗しています。[エリア名マッチ]画面に入り、[マッチングツー]では、[Bruma]にします。設定が完了すると、下に自動でマッチング関係が表示されます。[OK]をクリックします。
![1629946766333620.png 05.png](/core/style/lod.png)
![1629946773144418.png 06.png](/core/style/lod.png)
3.スタイルの設定
右側の[スタイル]をクリックして、スタイルの設定画面に入ります。チャートには様々なタイプがありますが、大部分のスタイル設定項目は通用しています。詳しくは、チャートスタイルをご確認ください。本マニュアルでは、以下のように設定しています。
1.ここでは、チャートのタイトルのみを設定します。[スタイル]のラベルをクリックして、[タイトル表示]を有効にします。[コンテンツ]-[テキスト]では、チャートのタイトル[南アジアセールス]を入力すると、このタイトルがチャートの上の部分に表示されます。
![1629946779951855.png 07.png](/core/style/lod.png)
2.[系列]ラベルをクリックし、[テーマ色]を金色に設定し、段階の区切りを設定します。
![1629946786612611.png 08.png](/core/style/lod.png)
4.効果をプレビューする
テンプレートを保存して、プレビューに入ります。効果は、下の画像の通りです。Southeast AsiaのJSONレイヤ以外の部分は、表示されていなく、背景のイメージのみとなっています。JSONに含まれている部分では、Sales_volumeの大きさによって、色が違います。
![1629946792552921.png 09.png](/core/style/lod.png)