一.概要
ポイント地図は、経緯度情報とデータを地図におけるポイントの形式で表示する機能のことです。
ポイント地図を活用すると、すぐに各地域でのデータを確認できますので、便利な機能です。しかし、表示するデータが非常に多ければ、表示が紛らわしくなり、分かりづらくなります。
二.操作手順
1.チャートの挿入
1.ここでは、フローティングチャートを例にします。[挿入]-[フローティング要素]-[フローティンググラフ]-[地図]から、[ポイント地図]を選びます。大きさと位置を調整します。
2.グラフをダブルクリックして、右側のパネルでは[タイプ]の設定に入ります。地図境界は、[Southeast Asia]にします。GIS背景はblueにします。ズームレベルと中心点は、[自動]にします。
2.データのバインド
1.テンプレートデータセットを新規作成し、[ファイルデータセット]を選びます。下記のExcelファイルを選び、[第一行は列タイトルを含む]を有効にします。データをプレビューして、[OK]をクリックします。
Map_point.xlsx
2.[データ]をクリックし、新規作成したFile1を開きます。地理情報のマッチング方法は、[エリア名マッチ]と[緯度経度測位]から選ぶことができます。
[エリア名マッチング]の設定もできます。詳しい設定方法は、[エリア地図]のマニュアルの第2節[データのバンディング]をご確認ください。本マニュアルでは、経緯度でマッチングします。[エリア名]は[Country]にします。
[系列名を使用]では、[フィールド値]にします。[系列名]と[系列値]は、[Heat]に設定し、[集計タイプ]は[なし]に設定します。
3.スタイルの設定
右側の[スタイル]をクリックして、スタイルの設定画面に入ります。チャートには様々なタイプがありますが、大部分のスタイル設定項目は通用しています。詳しくは、チャートスタイルをご確認ください。
1.本マニュアルでは、データポイントスタイルの設定を例にします。[系列]をクリックし、[マーカー]のポイントスタイルの欄ではデータポイントのスタイルを設定できます。既定、散布点、バブル、カスタム画像から選ぶことができます。
既定:上下が逆さまになっている水滴形のマーク。データの大きさを表現することができません。
散布点:ポイントマーカーです。色でデータの大きさを表示します。ポイントの形とサイズを設定できます。
バブル:バブルマーカーです。色とサイズでデータの大きさを表示します。バブルの直径の範囲、陰影、負数の表示を設定できます。ここでは、[バブル]にして、その他設定は既定のままにします。
カスタム画像:カスタム画像をマーカーポイントにします。
2.[ラベル]をクリックして、[ラベルを使用]を有効にします。ラベルのコンテンツは、[エリア名]と[値]に設定します。
4.効果をプレビューする
テンプレートを保存して、プレビューに入ります。効果は、下の画像の通りです。