一.概要
ツリーマップは、階層関係を持つデータの占めている割合を表示し、各レベルごとの下位階層情報を確認できるチャートです。ルートノードから、チャートの空間は各階層の状況によって、複数の四角形に分割され、四角形の大きさがノードの数値を代表しています。そして、各階層の下位ノードは、最下位のノードまで、それに属する下位ノードの関係を表示することができます。
ツリーマップは、階層関係を持っているデータに適しており、同レベルでの比較関係を分かりやすく表示できます。長所は、よりコンパクトで、限られた空間で各ノードの比重を含めて、より多くの情報を表示できることです。しかし、直感的、精確に表示することができなく、割合が非常に小さいノードは、見にくいことがあります。
二.操作手順
1.データの準備
1.Excelファイルからファイルデータセット[iPhone]を新規作成します。下の画像の通りです。
iPhone.xlsx
2.データをプレビューします。
2.チャートの挿入
1.ここでは、フローティングチャートを例にします。フローティングチャートの挿入をご確認ください。
3.データのバインド
1.ツリーマップのデータソースを以下のように設定します。
2.データバインドの特殊設定項目は、以下の通りです。
インジケーター名:[スタイル]-[ヒント]でインジケーター名を選んだ場合、マウスを四角形に止めると、文字が表示されます。ここでは、Ratioに設定します。
階層数:ツリーマップのドリル階層数を設定します。1~15の範囲で設定でき、既定では3となっています。数値は、下の[階層]での選択と合致しなければなりません。ここでは、2に設定します。
階層:階層の数は、[階層数]の設定によります。ここでは、[Level1]を[time]にし、[Level2]をtypeとします。
値:四角形が対応している数値です。数値によって、四角形の大きさが決められます。ここでは、Ratioに設定します。
集計タイプ:なし、合計、平均、最大値、最小値、個数から選ぶことができます。既定では[なし]となっています。
4.スタイルの設定
1.汎用スタイル
チャートをクリックして、右側のパネルで[スタイル]をクリックします。チャートには様々なタイプがありますが、大部分のスタイル設定項目は通用しています。詳しくは、チャートスタイルをご確認ください。本マニュアルでは、以下のように設定しています。
ラベルを追加します。
[ラベル]をクリックします。[ラベル]の表示を有効にします。
[コンテンツ]で[レベル名]と[値]を有効にします。
[レイアウト]-[位置]は、[上側]に設定します。
注:ラベル有効となっていても、非常に小さい四角形は、ラベルが表示されないことがあります。
5.特殊効果の設定
特殊効果に関する汎用の詳しい設定方法について、チャート特殊効果をご確認ください。
6.効果をプレビューする
スタイル設定が済んだツリーマップは下の画像の通りです。