一. 概要
1.アプリケーションシナリオ
データセット内のデータではなく、計算済みのデータをチャートに使用したい場合は、セルデータソースでグラフデータを定義する必要があります（下図）。
2.機能の説明
1.セルデータは、分類名、系列名、値を使用でき、またはテキスト内容を直接入力することができます。
注：セルデータを使用するには、F(x)ボタンをクリックして、「数式定義」画面で編集しなければなりません。入力ボックスに直接入力すると、「通常のテキスト」タイプと判断されます。
2.グラフにセルのデータソースを利用する際のご注意：
データが「連続」しているセル（例えばA1〜A3）から取得される場合：定義時に式= [A1:A3]を使用し、:で区切り、[]で囲んでください。
データが「連続」していないセル（例えばA1、A3、A5）から取得される場合：定義時に式= [A1,A3,A5]を使用し、セルを,で区切り、[]で囲んでください。
分類、系列および値は、親子セル関係を取得できる必要があります。たとえば、分類は系列の親セルであり、系列は値の親セルです。
数式でセルデータを再度計算すると（A1+10，A1/10）、取得した値はセル属性がなくなります。つまり、親子セル関係を取得できず、グラフを正常に表示できません。セルがリストで表示され、且つ結果の順序番号がきちんと対応している場合、正しく表示できます。
ポイント地図、ヒートマップ、ドリルポイント地図、フロー地図がセルデータに関連づけており、且つ地理情報が経度緯度測位を利用している時、緯度と経度は同じであるがエリア名が異なる場合は、最後に現れた緯度と経度値を使用します。つまり、データは集計タイプ-最後により計算されます。
3.セルデータソースを利用する時に、チャート表示に異常が起こることがあります。例えば、分類系列にnull値がある場合に表示がずれること、複数分類のグラフの分類関係の誤取得などがあります。その場合は、プラグインをインストールした後、再びテンプレートをプレビューすることで、グラフを正常に表示することができます。
プラグイン：セルデータソース（中国語）
デザイナでプラグインをインストールする方法：デザイナプラグイン管理
サーバーでプラグインをインストールする方法：サーバープラグイン管理
注1：プラグインをインストールしてもチャートに正常にデータが表示されない場合は、セルデータソースの使用方法が上記の注意事項を満たしているか確認してください。
注2：プラグインバージョンV1.0は、地図、ドリル地図、ヒートマップ、ガントチャート、および拡張チャートに対応していません。また、V1.1バージョンは拡張チャートに対応していません。
二.事例
1.データの準備
通常のエクセルを作成し、FRDemoJPからデータベースクエリds1を作成します。SQL文は：SELECT * from 販売量です。
2.帳票デザイン
1.「地域」、「商品」、「販売量」の3つのフィールドをセルA2、B2、C2に次々にドラッグし、「販売量」セルC2のデータ表示モードを「集計-合計」に設定してください（下図）。
2.複数のセルを結合して、縦棒グラフを挿入してください。下図の通りです。
3.データの関連付け
チャートを選択し、セル要素-データをクリックし、セルデータを選択して、各設定項目に対応するセルを入力します。
この例では、分類名が地域A2、系列が商品B2、値が対応する販売量合計C2です。下図の通りです。
4.スタイルの設定
1.チャートを選択し、セル要素-スタイルに入り、タイトルを有効にして、タイトルを製品販売に変更します。下図の通りです。
2.ラベルのチェックボックスをクリックして、非表示にします。下の画像の通りです。
5.プレビュー
1.PC端末
テンプレートを保存し、改ページプレビューをクリックすると、グラフの効果は下図のようになります。
2.モバイル端末
APPとHTML5端末でプレビューでき、効果は下図のようになります。