一.概要
行式書き込み帳票では、行式帳票を行を使って追加、変更、削除できます。
二.例示
1.効果例
1.データ追加:
書き込みプレビューするとき、任意の行を選択し、行の追加ボタンをクリックして、当該行の後に行を追加します。

2.データ変更:
書き込みプレビューするとき、任意の行を選択し、当該行のデータ列の情報を変更します。

3.データ削除:
書き込みプレビューするとき、任意の行を選択し、行列の削除ボタンをクリックすると、当該行を削除します。

2.データの準備
データセットds1を作成し、SQLクエリSELECT * FROM 雇員情報を入力し、雇員情報のテーブルからデータを読み込みます。

3.帳票設定
1.セルA1~K1にタイトルを書き込み、セルA1~K1 を選択し、右側の属性パネルでセル属性-スタイルを選択し、スタイルドロップダウンボックスから事前定義スタイルHeadを選択します。
注:最初に事前定義スタイルを設定しておく必要があります。

2.データセットの関連するデータ列をそれぞれセルA2~K2の中にドラッグし、 A2~K2を選択して、フォントを中央揃えに設定します。セルA2~K2を選択し、事前定義スタイルから選び、水色の枠線を追加します。

4.書き込みウィジェット設定
セルに書き込み用ウィジェットを添加し、実際のアプリケーションシナリオによってウィジェットタイプを選択します。ここでは、例としてテキストを例としています。
セルA2~I2を選択し、右側の属性パネルでウィジェット設定を選択し、ウィジェットを選択プールダウンボックスからテキストを選択します。実際の時は、実際のニーズに応じて属性を設定します。
既存データを表示せず、データのみを追加する場合は、データセットを作成する必要もなく空白のセルA2〜K2にウィジェットを直接追加できます。変更や追加する必要がなく、データセットのデートを保存する場合は、セルにウィジェットを追加しなくても差し支えがありません。

5.帳票書き込み属性の設定
帳票書き込み属性を設定する目的は、入力しようとするセルをデータベーステーブルのフィールドと紐付け、入力したデータの書き込み先をフィールドに特定することです。
1.メニューバーからテンプレート-帳票書き込み属性を選択して、帳票書き込み属性の設定画面を開きます。

2.帳票書き込み属性ダイアログボックスから書き込みを選択し、+ボタンをクリックしてビルトインSQLを追加します。書き込みタイプ選択をスマート書き込みに、データベースはFRDemoに、テーブルは雇員情報に設定します。フィールド自動追加とセル自動追加によりセルとデータベーステーブルのデータ列を順次に関連付け、主キーとして「製品ID」にチェックを入れます。変更時のみ更新にチェックを入れて確定をクリックします。これで帳票書き込み属性の設定は終わります。
注1:「変更時のみ更新」にチェックマークを付けた後、帳票書き込みを行うときに、変更されていないデータは送信されません。詳細については、変更時のみ更新を参照してください。
注2:変更または削除する必要がある場合は、1つ以上の主キーにチェックを入れなければなりません。ここでの主キーは、データベースの主キーとは異なり、SQLのwhereと同等です。

6.テンプレートWeb属性の設定
テンプレートWeb属性を設定する目的は、ツールバー、帳票の表示位置、タブページの表示位置などを含む書き込みプレビュー画面をカスタマイズすることです。
注:テンプレートWeb属性を設定することは、書き込みテンプレートの作成に不可欠なプロセスではありません。事前定義Web属性設定を利用することもできます。
1.メニューバーからテンプレート-テンプレートWeb属性を選択して、テンプレートWeb属性ダイアログボックスを開きます。

2.テンプレートWeb属性ダイアログボックスからを選択し、テンプレート個別設定を実施します。編集行の背景設定を有効にし、その背景色を#33ccccに設定します。デフォルトの上部ツールバーを削除し、下のツールライブラリから上部ツールバーにウィジェットをダブルクリックして追加します。例図で追加された4つのウィジェットは、書き込み、データ検証、記録挿入、記録削除です。残りのオプションにはデフォルト設定に従います。確定をクリックすると、書き込みページの設定を完了します。

三.プレビュー
1.PC端末
1.保存ボタンをクリックして帳票を保存します。プレビューボタンをクリックして書き込みプレビューを選択することにより帳票を確認します。

2.データ追加:

3.データ変更:

4.データ削除:

2.モバイル端末
モバイル端末でプレビューする場合、書き込みツールバーは表示されないため、データを追加または削除することはできず、変更のみサポートしています。モバイル端末でデータを追加および削除するには、帳票設計にあたって行の挿入と削除ボタンを追加しておく必要があります。
