一. 概要
地図JSONファイルを作成する際、地図中心点の計算ルールを明確にしなければなりません。中心点が間違っている場合、ドリルダウン中にクリックされたエリアをマップの中心に表示されないことがあります。
下図に示すように、通常の状況では、タイをクリックすると、タイが地図の中央に表示されます。
二. 地図中心点の計算ルール
緯度と経度の最大値と最小値を取り、平均値をエリアの中心点とします。
緯度:正数は北緯、負数は南緯です。
経度:正数は東経、負数は西経です。
ただし、経度の場合、エリアが東経と西経を跨っていると、計算された中心点は間違うことがあります。そのため、経度を同じ記号に転換しなければなりません。
ここでは、南北アメリカを例にします。
アリューシャン列島からグリーンランド島までの経度は約170~-20ですが、(170-20)/ 2 = 75で計算すると、中心点は東経75、つまりユーラシア大陸になってしまいます。
そこで、アリューシャン列島の経度は170 - 360 = -190で記入する必要があります。
すると、中心点は(-190 - 20) / 2 = -105で、アメリカ大陸となります。
注:FineReportが提供するマップエディターを使用して編集する場合、編集された結果は自動で処理されています。
また、南北アメリカは比較的広いため、ドリルレベルに対応するズームレベルが自動に設定されている場合、デフォルトとしてエリア全体が表示されます。そのため、マップは南北アメリカの中心点に自動的にドリルすることができないので、ここでは2に設定しましょう。