一.セル展開
1.セルを展開しない
データベースクエリを新規作成します。以下のSQL文を入力します。
SELECT DISTINCT 販売員 FROM 販売量 データ列[販売員]をB2に配置し、セル属性メニューから展開方向を「展開しない」に設定します。
プレビューします。
2.セル縦方向展開
セルを縦方向に展開するには以下2つの方法があります 。
方法一:B2を選択し、セル属性メニューから展開方向を[縦方向]にします。
方法二:B2をダブルクリックして、[データ列]設定パネルを開きます。展開方向を縦方向にして、[OK]をクリックします。方法1か2を行うと、B2セル内の左上に下向き矢印が表示されます。B2セルが縦方向に展開されることを意味しています。
帳票をプレビューします。
3.セル横方向展開
B2を選択し、 セル属性メニューから展開方向を横方向にします。
B2セル内の左上に右向き矢印が表示されます。B2セルが横方向に展開されることを意味しています。
帳票をプレビューします。
二.親子セル
1.親セルとは
親セルを設定することで、展開後のデータをグループ分けして表示することができます。一般的には、「〇〇ごとの合計」といったように、項目ごとの集計値を算出したい場合に用いられます。
2.操作手順(1)-左親セル
データベースクエリを新規作成します。以下のSQL文を入力します。
SELECT DISTINCT 地域, 販売員 FROM 販売量 [地域]をB2、[販売員]をC2に配置します。
C2のセル属性メニューから、左親セルが「既定」になっていることを確認します。
プレビューします。
地域と販売員がそれぞれ対応し、地域ごとの販売員としてグループ分けされていることを確認します。
C2の左親セルを[なし]に設定します。
プレビューします。販売員と地域の対応関係がなくなり、グループ分けされずに表示されます。
3.操作手順(2)-上親セル
帳票を新規作成します。同じデータベースクエリを使用します。
[地域]をB2、[販売員]をB3に配置します。
B3のセル属性メニューから、上親セルが規定になっていることを確認します。
プレビューします。 地域と販売員がそれぞれ対応し、地域ごとの販売員としてグループ分けされていることを確認します。
B3の上親セルを[なし]に設定します。
プレビューします。販売員と地域の対応関係がなくなり、グループ分けされずに表示されます
4.操作手順(3)-カスタム親セル
帳票を新規作成します。同じデータベースクエリを使用します。
[地域]をB2、[販売員]をC2、[販売量]をD2に配置します。
D3に「=sum(D2)」を入力します。
D3のセル属性メニューから、親セルを[カスタマイズ]に変更します。
B2を指定します。
プレビューします。
地域ごとの販売量集計が表示されることを確認します。このように、「〇〇ごとの集計」を行う場合に、「○○」の箇所を親セルとして設定することで、グループごとに値を計算することが可能です。