一.概要
ユーザが管理者としてポータルにログインして、システムで基本的な機能を確認、操作できます。
二.機能紹介
1.Web帳票ルートディレクトリ名称
Web帳票ルートディレクトリとは、テンプレートを保存するディレクトリです。既定ではreportlesと設定されており、編集不可の状態です。
2.外部通信許可
外部通信許可をオンにすると、クラウドでバージョンの自動アップデート、帳票のリモート印刷など、様々な管理機能が使用できます。
モデル | 機能 | 説明 |
アップグレード | jarファイルのダウンロード | オンラインアップデート |
ログインヒント | 現在のクライアントのIPアドレスを取得 | 前回のログイン情報を提示 |
ローカル印刷 | ウェブアドレスを取得 | ウェブからダウンロードしてローカルで印刷 |
ヘルプファイル | ヘルプファイルのリンクを取得 | マニュアルへのリンクを取得 |
3.帳票リソースルートディレクトリ名
設定ファイルを保存するディレクトリです。既定ではresourcesと設定されており、編集不可の状態です。
4.Gzip圧縮
[Gzip圧縮]をオンにすることで、ファイルが小さくなり、ネットによるデータの伝送も早くなりますので、帳票へとアクセスするための時間も短くなります。
5.サーバー側エンコード
UTF-8で編集不可です。
6.外部データベース
外部データベースでデータを移行することが推薦されます。詳しい内容は外部データベース設定を参照してください。
7.Servletパス名ディレクトリ
編集すると、テンプレートへアクセスするurlも変わりますので、編集をお勧めしません。
8.リソースサーバーを使用
1.帳票サーバーへアクセスする時、画像やJS、CSSファイルなど静的ファイルの処理などに時間がかかります。リソースサーバーを設定し、静的ファイルをリソースサーバーに移行することで、帳票プラットフォームへのアクセスも速くなります。
2.これをオンにするためには、リソースサーバーのアドレスを設定しなければなりません。
9.週の始まり
ポータルでは、一週が月曜日または日曜日から始まるのを設定できます。これを設定することで、WEEKやWEEKDATEなど日付・時間を計算する一部の関数の結果が変わることがあります。編集した後、保存してポータルを再起動する必要があります。
10.WebSocketセッティング
1.既定では、WebSocketリクエストポートはオフにされています。プロキシサーバーをオンにするためには、ポートを入力する必要があります。デフォルトでは38889となっていますが、書式が間違ったポートを入力すると、ヒントがポップアップされます。
2.既定のwebsocketパスは、/socket.ioであります。対応するアドレスは、http://ip:port/socket.ioです。ご自身でパスを設定してもです。例えば/webroot/decision/socket.ioに設定すると、アドレスがhttp://ip:port/webroot/decision/socket.ioとなります。
3.サーバープロトコル:httpサーバーをご利用の場合、plainに設定してください。httpsの場合、sslに設定してください。
4.ssl接続設定:
SSLキーパス:暗号鍵と公開鍵のパスです。%TOMCAT_HOME%\conf\server.xmlの keystoreFile の設定値などに対応しており、絶対パスを使用します。
SSLキーパスワード:申請時に使用する暗号鍵。TOMCAT_HOME%\conf\server.xmlの keystorePassの設定値などに対応しています。
SSL証明書タイプ:SSL証明書の形式です。pfx証明書の場合、PKCS12に設定してください。既定では、JKSと設定しています。