一.遵守必須の命名ルール
1)数字、$記号で始めることはできません。
2)変数名はアルファベット(26文字の大小文字ともに可能)、数字(0-9)、下線(_)、(@)または漢字の組み合わせのみとし、間にスペースを含めることはできません。
3)変数名には?*.- +/などの文字やスペースを含めることができません(例:ab--cdのような書式)。
4)変数名はプログラミング言語の予約語(例:true、falseなど)を使用しないことを推奨します。
5)変数名はシステムパラメータ名を使用しないことを推奨します。そうしない場合、優先度によりシステムパラメータが呼び出され、ユーザ定義のパラメータではなくなる可能性があります。さらに、システムパラメータの混乱を引き起こすリスクも存在します。システムパラメータの内容については、「システムパラメータ」を参照してください。
6)パラメータ名は過度に長くならないように推奨します。長すぎるとブラウザのURL長さ制限を超え、プレビューに問題が発生する可能性があります。
二.代表的な命名ルール
1)ハンガリアン記法
この命名法では、各変数名の先頭にデータ型を表す文字を付けます。基本原則は「変数名=属性+タイプ+オブジェクトの説明」です。例えば、「i」はintを表し、「i」で始まる変数名はすべてintタイプを表します。「s」はStringを表し、「s」で始まる変数名はすべてStringタイプの変数を表します。
2)キャメルケース記法
その名前が示すように、変数や関数の名前を構成する際に大文字と小文字を混ぜて使用する方法です。パスカル記法に似ていますが、最初の文字が小文字である点が異なります(例:userName)。これはラクダのこぶのように見えることから名付けられました。
3)パスカル記法(pascal記法)
最初の文字を大文字にする方法です(例:UserName)。
三.同名パラメータの優先度
FineReportには複数タイプのパラメータが存在し、それぞれ異なる使用シーンがあります。詳細については、「パラメータの種類と区別」を参照してください。
ユーザは命名時に、異なるタイプのパラメータに同じ名前を使用しないでください。テンプレートに同名のパラメータが存在する場合、優先度の順にロードされて呼び出されます。パラメータのロード優先度の順序については、「パラメータ優先度」を参照してください。
四.注意事項
1)パラメータ値の引用書式は、パラメータの前に$記号を付けるものです(例:$adce)。
2)スーパリンクでパラメータを渡す場合、パラメータ名の長さの上限は20文字です。例えば:パラメータ名が「地域」の場合、その長さは2文字です;パラメータ名が「ID」の場合、その長さは2文字です。