一.概要
1.バージョン
帳票サーババージョン | APPバージョン | HTML5モバイル端末表示プラグインバージョン | 機能変動 |
11.0 | V11.0 | V11.0 | - |
11.0.11 | V11.0.76 | V11.0.76 | · 上部パラメータパネルでは、ウィジェット表示数量の設定をカスタマイズできます。詳細は第4章第1節と第4章第2節を参照してください · 上部パラメータパネルは背景表示に対応しており、詳細は第4章第4節を参照してください |
2.応用シーン
帳票作成時、ユーザはパラメータウィジェットを帳票上部に固定し、パラメータクエリを容易に実行できるようにすることを希望します。以下の図のように:

3.実現の考え方
注意:V11.5.1 バージョンより、デザイナでの[ダッシュボード新規作成]入り口が取り下げられます。既存のダッシュボードテンプレートは引き続き編集およびアクセスが可能です。FineVisデータ可視化を使用することをよりおすすめします。専門のデータ可視化ツールとして、ダッシュボードよりも可視化カンバンの作成効率が高く、効果もより豊富です。
· 一般帳票またはダッシュボードでは、モバイル端末のパラメータパネルの[スタイルテンプレート]を[上部]に設定することができます。
· FineVis 可視化カンバンでは、クエリパネルの[テンプレート]を[上部スタイル]に設定することができます。
二.機能の入り口
1.一般帳票
パラメータパネルの編集ボタンをクリックすると、パラメータパネル編集画面へ進みます。[コンポーネント設定]パネルで[para]-[モバイル端末]を選択し、[スタイルテンプレート]右側の[…]ボタンをクリックします。
スタイルテンプレート設定ボックスがポップアップされ、[既定]または[上部]を選択できるようになります。以下の図のように:
注意1:一般帳票/ダッシュボードのパラメータパネルは、モバイル端末でのラベルウィジェットの表示に対応していません。
注意2:ダッシュボードに変数パネルを追加した後、同様に右側のコンポーネント設定パネルで[para]-[モバイル端末]を選択して設定を行います。

2.FineVis可視化カンバン
FineVis プラグイン V2.8.0 以降のバージョンでは、クエリパネルのモバイル端末でスタイルテンプレートの設定がサポートされます。
テンプレートを[モバイル端末]モードに切り替え、[クエリパネルの設定]をクリックし、ポップアップボックスで[スタイル]を選択します。以下の図のように:

三.テンプレートの準備
一般帳票とダッシュボードの効果は一致しますが、FineVis の効果は異なります。本文では、効果を表示するための cpt および FineVis テンプレートを提供します:
四.既定スタイル
1.効果の例
App 端末の表示効果を例にします。クエリを実現するには、テンプレート下部のフィルタボタンをクリックしてパラメータパネルを開き、ウィジェット値を編集後、[クエリ]をクリックしてデータクエリを実行できます。
· 一般帳票の効果は以下の図のように表示されます:

· FineVis テンプレートの効果は以下の図のように表示されます:

2.ウィジェットの初期化表示規則
パラメータパネルのモバイル端末スタイルで[既定]を選択する場合、ウィジェット内容は上下二つの部分に分かれて表示されます。
· 上部にウィジェット名が表示されます。
· 下部にウィジェット内容が表示さえます。優先順位は: 既定値>透かし>空
注意:一般帳票/ダッシュボードのウィジェットにおける[ラベル名]と[ウィジェット値]は、それぞれ FineVis でのウィジェットの[名称]と[既定値]に対応します。
以下の図のように:


五.上部スタイル
1.ウィジェット値編集後の自動クエリ
一般帳票/ダッシュボードで[上部]スタイルを設定する場合、[自動クエリ]のチェック有無を選択できます。FineVis での対応する機能は[ウィジェット値編集後の自動クエリー]です。
注意:FineVis における[自動クエリを有効にする]機能については、本文の第6章第1節で説明します。
· [自動クエリ/ウィジェット値編集後の自動クエリー]にチェックを入れない場合、上部パネルに[クエリ]ボタンが追加されます。ウィジェット値を編集後、[クエリ]ボタンをクリックすると、クエリが更新されます。
· [自動クエリ/ウィジェット値編集後の自動クエリー]にチェックを入れる場合、クエリボタンは不要で、ウィジェット値を編集すると、直ちにクエリが更新されます。

2.ウィジェット表示数量
第5章第1節より、[自動クエリ/ウィジェット値編集後の自動クエリー]にチェックを入れる場合、クエリボタンは表示されないため、最大で4つのウィジェットを表示できます。
[自動クエリ/ウィジェット値編集後の自動クエリー]にチェックを入れない場合、クエリボタンは表示されるため、最大で3つのウィジェットを表示できます。
表示数量を超えるウィジェットは[もっと]ボタンに格納され、クリック後にウィジェットクエリが展開されます。以下の図のように:

FineVis では[表示数量制限]のチェックを外すことも可能で、この場合はウィジェットを左右にスライドして表示できます。以下の図のように:


3.ウィジェットの初期化表示規則
1)上部パラメータパネルにおけるウィジェット内容の表示優先順位は以下の通りです:
· 一般帳票/ダッシュボード:ウィジェット内容の表示優先順位は:ウィジェット値>透かし>ラベル名>空。

· FineVis 可視化カンバン:ウィジェット内容の表示優先順位は:既定値>名称。
注意:FineVis におけるウィジェットの[名称]は空に設定できないため、空の内容を表示することはできません。

2)上部パネルのパラメータ設定において、複数値ウィジェットで複数の値が選択され、かつ「もっと」ボタンに格納されていない場合の表示規則は以下の通りです:
· 一般帳票/ダッシュボード:選択された最初の値+選択された値の数を表示します。

· FineVis 可視化カンバン:選択されたすべての値+選択された値の数を表示します。ただし、一定の長さ制限を超過する場合は、省略表示します。
注意:上部パネルがスクロール表示可能な場合、単一ウィジェットには最大幅の制限(約6文字を表示)が存在します。この幅より小さい場合、ウィジェット内容は自動調整されて表示されます。この幅を超える場合、ウィジェット内容は省略表示されます。
上部パネルでウィジェット表示数量に制限がある場合、ウィジェットはレイアウトを等分し、ウィジェット内容が完全に表示できない場合は省略表示されます。

4.上部パラメータパネルの背景
1)一般帳票/ダッシュボードでは、モバイル端末の上部パラメータパネルの背景は PC 版の背景設定に従って表示されます。以下の図のように:

プレビューの効果は以下の図のように表示されます:

2)FineVis 可視化カンバンにおいて、モバイル端末のクエリパネル背景は個別設定が必要です。色のみ設定可能で、デフォルトではページ背景の既定色が適用されます。

プレビューの効果は以下の図のように表示されます:

六.注意事項
1.初期化データクエリ
FineVis クエリパネルスタイルにおける[自動クエリを有効にする]は、テンプレート初期化プレビュー時にテンプレート内容をクエリして表示するかどうかを指します。これは PC端末/モバイル端末 の共通の機能で、スタイルテンプレートには関係ありません。
[自動クエリを有効にする]にチェックを入れると、初期化プレビュー時に自動的にクエリを実行してテンプレート内容を表示します。チェックを入れない場合、初期化プレビュー時には手動でクエリを実行する必要があります。
一般帳票/ダッシュボードでのパラメータパネルは、[クエリをクリックする前に内容を表示しない]機能によって実現します。以下の図のように:

2.テキストウィジェット表示規則
一般帳票/ダッシュボードにおいて、パラメータパネルに[テキストウィジェット]が存在し、モバイル端末の[スタイルテンプレート]で[上部]を選択する場合、[テキストウィジェット]は常に[もっと]ボタン内に格納されます。
以下の図のように:
