帳票デザイナのメモリを変更

1.問題の概要

TomcatコンテナにデプロイされていないFineRerpotプロジェクトに、以下の問題が発生した場合：

• ローカルでプレビューする際、OutOfMemoryError: Java heap spaceというメモリ不足エラーが発生した場合。
  

• GC overheadエラーが発生した場合。

• FineReportのメモリを増やしたり、ローカルデザイナのメモリの設定を変更したりしたい場合。

• 長時間使ったデザイナの応答時間が長くなり、応答が遅くなった場合。

本ページの方法を参照し、解決してみてください。

注：Tomcatコンテナにデプロイされたプロジェクトに上述の問題が発生した場合、Tomcatコンテナの設定を編集してください。

2.解決方法

関連ファイルを見つけ、Xmxの値を変更して頂ければ解決できます。
備考：Xmxとは、使用できる最大メモリ量のことで、2Gに設定することをお勧めします。ご利用のハードデバイスの搭載メモリの1/4を超えないでください。

1.メモリ設定の変更

1.1.Windows

1.下図のように、FineReportのインストール先ディレクトリ%FR_HOME%\bin\designer.vmoptionsというファイルを見つけ出します。

2.そのファイルを右クリックしてメモ帳かSublime Textで開き、Xmx の值を下図のように変更します。

3.デザイナを再起動します。

1.2.Mac OS

1.MACデザイナの%FR_HOME%\binディレクトリにdesigner.vmoptionがありません。設定ファイルはdesigner.appパッケージに入っており、下図のように、designerを右クリックし、「パッケージの内容を表示」を左クリックしてください。

2.Content/vmoptions.txtを開き、Xmxの値を変更してください。デザイナを再起動すれば変更が有効になります。

2.効果の確認

下図のように、Administrator（管理者）アカウントでFineReportポータルにログインし、システム-スマート運用保守-メモリ管理のページで、メモリの状況をリアルタイムに確認できます。