一.概要
1.問題
パラメータから地図エリアのダイナミック表示は、一般帳票のみに適用されます。本マニュアルでは、ダッシュボードでダイナミックパラメータを使う方法について紹介します。

2.解決方法
帳票ブロックにダイナミックなリンクを設定し、エリアをクリックして対応の地域のデータを表示させます。
二.使用例
1.データの準備
1.ダッシュボードを新規作成し、データセットds1を設定します。SQL文は、select distinct pid from Map limit 10です。

2.データセットds2を新規作成し、SQL文は、select * from Map where pid='${area}';です。

2.帳票デザイン
1.帳票ブロックと地図をそれぞれダッシュボードのbodyにドラッグします。地図の左は、帳票ブロックのA1セルと隣接するように設置します。

2.帳票ブロックを編集し、データセットds1のフィールドpidをA1セルにドラッグします。A1にダイナミックパラメータタイプのリンクを追加します。パラメータはarea、値は数式$$$です。

3.地図を編集し、下の画像のように、地図データを設定します。

4.帳票にテンプレートパラメータを追加します。パラメータ名はMapBoarder、既定値は数式"geographic/world/China(province)/"+$areaに設定します。

注:既定値のパスは、FineReport8.0、9.0、10.0、11.0では違います。本マニュアルでは10.0を例にしておりますが、その他のバージョンについては、FineReportインストールパスで確認してください。

5.下図のように、地図の地図境界を設定します。下の画像の通りです。

3.プレビュー
帳票を保存し、PC端末プレビューをクリックします。効果は、第1節の画像で示している通りです。
注:省(県)レベルのデータのみならず、市レベルのデータもドラッグできます。または、カスタム地図のドラッグ機能も、設定可能です。