一.概要
横棒グラフは、同じ太さの横棒を使って、その高さまたは長さで、数値の大小を表すグラフです。数値の大小を直観的に表現し比較することができます。
横棒グラフは、シンプルで分かりやすく、横棒の長さで数値の大きさをわかりやすく確認できますので、データの比較に適しています。しかし、大規模なデータセットの表現には不向きです。
横棒グラフには、[横棒グラフ]、[積み上げ横棒グラフ]、[パーセンテージ積み上げ横棒グラフ]、[カスタム横棒グラフ]の4つのサブタイプがあります。
通常の横棒グラフでは、横棒の長さから数量の違いを比較できます。
積み上げ横棒グラフでは、各変数の数値は順に合計まで積み上げられ、各数量の面積が実際の数値です。総量の変化、各変数の貢献度とその変化を表すのに適しています。
パーセンテージ積み上げ横棒グラフでは、各変数の数値が占める割合を順次に積み上げ、総量の長さは常に100%に対応します。各変数の割合とその変化を表示するのに適しています。
カスタム横棒グラフでは、積み上げ方式と軸のプロパティをカスタマイズすることができます。
二.操作手順
本マニュアルでは、カスタム横棒グラフを例に取り上げます。その他のサブタイプの設定は同じです。
1.データの準備
テンプレートデータクエストds1を新規作成し、データ接続はFRDemoENを選択します。SQL文は以下の通りです。
SELECT * FROM
Product JOIN ProductCategory
ON Product.CategoryID=ProductCategory.CategoryID
WHERE Category_name!="Daily necessities"
ORDER BY Category_name

2.グラフの挿入
例としてフローティンググラフを取り上げます。

3.データのバンディング
カスタム横棒グラフデータを次のように設定します。
グラフをダブルクリックし、右側パネルの[セル要素]をクリックします。
[データ]のコラムに入ります。
[データソース]で[データセットのデータ]を選択し、[データセット]は[ds1]を選択します。
[分類]は[Category_name]を選びます。
[系列名を使用]は[フィールド名を使用]を選び、[Inventory_quantity]、[Order_quantity]、[Re_order_quantity]を追加ます。[集計タイプ]はすべて[合計]にします。

4.スタイルの設定
1.汎用スタイル
グラフを選択し、[スタイル]をクリックします。グラフの種類は様々だが、ほとんどのスタイル設定項目は共通しています。グラフスタイルの章を参照して設定できます。本マニュアルでは、次のように設定します。
グラフのタイトルを変更:

2.特別なスタイル
横棒グラフの[スタイル]の設定項目は、汎用スタイルとは異なっています。


5.特殊効果の設定
特殊効果設定の詳しい説明は、チャート特殊効果の章を参照し、汎用特殊効果の設定を行うことができます。
6.効果の確認
保存してプレビューします。
第1系列Inventory_quantityは下のX軸に対応し、order_quantityとre_order_quantityは上のX軸2に対応していることがわかります
orderquantityとreorderquantityは同じ棒に積み上げられ、棒の長さは両者の合計です。
