相対階層座標と絶対階層座標

  • 作成者:ayuan0625
  • 編集回数:31次
  • 最終更新:ayuan0625 于 2021-10-27
  • 一.相対階層座標

    1.概念の説明

    相対階層座標は、目的セルと現在セルの間の位置関係を表すために使用される数式です。次の概念図を参照してください。

     

    説明:

    数式説明
    Cellx結果を返すセル
    Cellyセルの位置を偏移させるための参照用セル
    z

    相対階層の位置

    注:後に偏移させる時に「-」記号を使用し、前に偏移させる時に「+」記号を使用してください。

    Cellx[Celly:-z]位置を偏移させる前のCellyとCellxの間の相対関係を関係1として記録されます。Cellyが-z個の位置に偏移させられたら、「関係1」に従って対応するCellxを返します。

    2.垂直方向の拡張例

    2.1.帳票を作成する

    1.ビルトインデータソースProductsを使用して、次の図に示すような帳票を作成します。

     

    2.2.相対階層座標式を挿入します

    1.このとき、次の図に示すように、数式B2 [A2:-1]B2 [A2:+1]をセルC2とD2に挿入します。

     

    下図の通りです:

     

    式の説明:

    数式
    説明
    B2結果を返すセル
    A2

    結果を返すセルの親セル、且つ位置を偏移させられる時の参照用セル

    当セルに親セルがある場合は、最高レベルのグループに基づいて最初から再計算する必要があります

    -1

    1セルを下に偏移し、前のセルのデータを返します

    B2[A2:-1]

    B2の親セルはA2の為、セルC2は、A2が対応している数値を一個後ろにずらして、垂直展開値を返します。

     

    式の説明:


    数式
    説明
    B2結果を返すセル
    A2

    結果を返すセルの親セル、且つ位置を偏移させられる時の参照用セル

    当セルに親セルがある場合は、最高レベルのグループに基づいて最初から再計算する必要があります

    +1

    1セルを上に偏移し、前のセルのデータを返します

    B2[A2:+1]

    B2の親セルはA2の為、セルC2は、A2が対応している数値を一個前にずらして、垂直展開値を返します。

    3.水平方向の拡張例

    3.1.帳票を作成する

    1.ビルトインデータSTSCOREを使用して、次の図に示すような帳票を作成します。

     

    3.2.相対階層座標式を挿入します

    このとき、次の図に示すように、式B2 [;B1:-1]B2 [;B1:+1]をセルB3とB4に挿入します。

     

    下図の通りです:

     

     

    式の説明:

    数式説明
    B2

    結果を返す必要があるセル

    B1

    結果を返す必要があるセルの親セルであり、且つ位置を偏移させられる時の参照用セル

    当セルに親セルがある場合は、最高レベルのグループに基づいて最初から再計算する必要があります

    -1

    1セルを後ろに偏移し、前のセルのデータを返します

    B2[;B1:-1] 

    セルB3は、セルB1を親セルとする上のB2セルの水平拡張値を返します。

    例では4013、4004、3984、4011

    B2[;B1:+1]

    セルB4は、セルB1を親セルとする下のB2セルの水平拡張値を返します。

    例では4004、3984、4011、4029

    二.絶対階層座標

    1.概念の説明

    帳票を設計する時は、拡張されているセルを観察できませんが、他のセルの計算式では、当該セルが拡張された後の特定のデータの正確な位置が必要になる場合があります。この場合、絶対階層座標を使用してデータの位置を正確に表現する必要があります。

    階層座標の概念は下図の通りです:

     

    注:逆方向z番目の値(下から数えたz番目の数値)を取得します。

    説明:

    数式
    説明

    Cellx

    結果を返すセル

    Celly

    位置を取得するための参照用セル

    z

    取得しようとする位置を選択することを示します

    最後から値を取得する場合、「!-」にします。たとえば、最終セルの値を取得する場合、-1!として表示されます。

    Cellx[Celly:z]

    Cellyによって拡張されたz番目の値に対応するCellx値を返します

    2.垂直方向の拡張例

    2.1.帳票を作成する

    ビルトインデータS商品を使用して、次の図に示すような帳票を作成します。

     

    2.2.絶対階層座標式を挿入する

    このとき、次の図に示すように、式A2[A2:2]B2[A2:!-2]B2[A2:2,B2:1]をセル B5、B6、B7に挿入します。

     

    下図の通りです:

    式の説明:

    数式
    説明
    A2[A2:2]

    列A2の2番目の値に対応するセルA2の値を返します

    例では2です

    B2[A2:!-2]

    列A2の最終から2番目の値に対応するセルB2の値を返します

    例では、醤油、シーフードパウダー、コショウです。

    B2[A2:2,B2:1]

    A2の2番目の値、B2の1番目の値に対応するBセルの値を返します

    例ではホワイトソルトです

    3.水平方向の拡張例

    3.1.帳票を作成する

    1.ビルトインデータFRDemoENのSTSCOREを使用して、次の図に示すような帳票を作成します。

     

    3.2.絶対階層座標式を挿入します

    このとき、次の図に示すように、式B2[;B1:3]B2[;B1:!-2]をセルA3に挿入します。

     

    下図の通りです:

     

     

    数式の説明:

    数式
    説明

    B2[;B1:3]

    行B1の3番目の値に対応するセルB2の値を返します

    例では3984です

    B2[;B1:!-2]

    行B1の最終から数えた2番目の値に対応するセルB2の値を返します

    例では4011です

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