一.概要
1.アプリケーションシナリオ
ユーザーマップデータの区域名がFineReportマップのビルトイン区域名と一致しないため、マップフロントエンド表示時にデータを正常に表示できない場合があります。
マップ区域名の不一致の問題を解決するために、JARパッケージの2020-04-26バージョンにはマップファジーマッチングを追加されました。
たとえば、マップのビルトイン区域名は安徽省ですが、ユーザーデータの区域名は皖です。ファジーマッチングされた後、フロントエンド表示時に安徽省とAnhui Provinceをマッチングされます(下図)。
2.機能の説明
1.適用範囲
対応できるマップタイプ:エリアマップ、ポイントマップ、フローマップ、コンビネーションマップ、ドリルエリアマップ、ドリルポイントマップ、ドリルカスタムマップ、ヒートマップ。
2.マッチングルール
区域の略称は、ビルトイン区域名とマッチングさせることができます(皖 — 安徽省)。
区域の簡略語は、ビルトイン区域名とマッチングさせることができます(江蘇—江蘇省,南京—南京市)。
詳細区域名は、ビルトイン区域名とマッチングさせることができます(江蘇省南京市—南京市)。
同じ名前のある区域のマッチング。たとえば、南京市も開封市も鼓楼区があります。正しくマッチングさせる方法はありません。マッチングエラーが発生した場合は、マッチングをカスタマイズしてください。
二.操作方法
地域マップを例にとり、マップファジーマッチングの設定方法を詳しく紹介します。
1.機能エントリ
1.点击地图属性面板数据>区域名右侧的,可以打开区域名匹配设置界面。
2.区域名マッチング設定画面は下図の通りです。
データセット:テンプレートデータセットとサーバーデータセットに対応しているが、セルデータに対応していません。
区域名:データセットの区域名フィールド。
関係テーブルの自動マッチング:データセットと区域名を設定すると、システムはデータセット内の区域名をマップに組み込まれた区域名と自動的にファジーマッチングさせ、関係が中央に表示されます。
関係テーブルの手動マッチング:ユーザーは、デフォルトの関係テーブルでドロップダウン選択を行うか、マップの組み込み区域名を手動で入力することで区域名間のマッチング関係を設定できます。カスタム関係は、下部に表示されます。
注1:関係テーブルの左側の区域名はデータセットの区域名であり、右側にマッチングされたものはマップに組み込まれている区域名です。
注2:デフォルトマッチングエラーが発生しているか、マッチングできない場合、ユーザーはカスタムマッチング機能を使用できます。
注3:ドリルマップでは、各レベルごとに指定するか、最下位レベルのデータを集計するかを区別する必要があります。最下位レベルのデータ集計では、最後レベルのマッチングのみを設定すればよい。
2.ビルトインマッチング
1.下図のビルトインマッチング項目の区域名は、ユーザーが設定したマップ境界によって異なります。ユーザーは、データセット内の区域名に応じて適切なマップ境界を選択できます。
2.マップ境界の設定方法は下図の通りです。
3.マップ境界とビルトインマッチング項目との関係を次の表に示します。
マップ境界 | ビルトインマッチング項目 |
world | ビルトインマッチング項目は全部の国名 |
Japan | ビルトインマッチング項目は全部の県名 |
province | ビルトインマッチング項目は全部の市名 |
city | ビルトインマッチング項目は当該市における全部の区名 |
3.デフォルトマッチング
データセットと区域名を設定すると、システムはデータセット内の区域名をマップに組み込まれた区域名と自動的にファジーマッチングさせます(下図)。
右側の「マッチング目標」に赤いフォントで強調表示された場合は、自動マッチングできないことを意味します。ユーザーはマップ境界を変更するか、マッチング関係を手動で設定してください。
4.マッチングの手動設定
デフォルトマッチングエラーが発生しているか、マッチングできない場合、ユーザーはカスタムマッチング機能を使用できます。
1.マッチングの手動設定方法
右側の「マッチング目標」に対応する編集ボックスであいまい検索を行うか、ドロップダウンボックスでビルトイン区域名を選択して、マッチング関係を手動設定してください。下図の通りです。
2.手動マッチング項目は「なし」
マッチングを手動設定するとき、マッチング項目に「なし」を選択してください(下図)。
マップが表示されると、当該区域がグレー表示され、且つデータは一切表示されません(下図)。