1.概要
1.1 バージョン
サーババージョン | 機能変更 |
11.0.2 | 詳細は2.2節に記載されているように、書き込みをする際にデータベースからテーブルをあいまいに検索できるようになります。 |
1.2 機能紹介
書き込みフォームを設計して、書き込みウィジェットを追加すると、次の図のようになります。
データを書き込むセルをデータベーステーブルのフィールドにバインドして、書き込みのデータが対応するデータベーステーブルのフィールドに記入できるようにします。
1.3 機能入り口
デザイナのメニューバーで「テンプレート>帳票書き込み属性」をクリックして、設定画面はデフォルトで「書き込み」を選択、「ビルドインSQL」をクリックして選択すればいいです。次の図のようになります。
注意:複数のビルドインSQLの実行順序は、上から下へ、直列に実行されます。複数のビルドインSQLは同じ事務に属し、いずれかの実行が失敗すると、全てのビルドインSQLがロールバックされます。
2.設定ステップ
ビルドインSQL書き込みの設定ステップは次の図のようになりますので、以下で各ステップを簡単に説明します。
2.1 書き込みタイプ選択
書き込みタイプを選択するというのは、データを入庫する方式を選択します。全部で4種類の方式が選択できます。各方式のロジックと応用シーンはドキュメントを参照してください:書き込みタイプ
2.2 データベースとテーブルの選択
データベースとテーブルを選択するのは、データベーステーブルのフィールドを取得するためです。次の図に示すように、後で書き込みセルをバインドするためなのです。
注意:一部のデータベースでは、モードを選択する必要があります。たとえば、oracle。
バージョン11.0.2以降では、データテーブルを選択する際にあいまい検索がサポートされています。テーブルをフィルタするボックスにテキストを入力すると、入力したテキストに基づいて関連データベース、モードの下ののテーブルが正確に検索され、検索結果がプルダウンボックスに表示され、ユーザーが選択できます。次の図のようになります。
2.3フィールド追加
フィールドの追加には、「フィールド自動追加」と「フィールドを追加」の2つの方法があり、2つの方法の違いは次のとおりです。
フィールド自動追加:追加するフィールドが多い場合は、この一括操作の方法を使用できます。ボタンをクリックすると、デフォルトでテーブルの全てのフィールドが選択され、バインドする必要がないフィールドはチェックを外せばいいです。
フィールドを追加:追加するフィールドが少ない場合は、手動で1つずつ追加します。
2.4 セルの追加
セル自動追加をクリックして、書き込みセルをデータベーステーブルのフィールドにバインドします。操作方法は、次の図に示すように、手動でセルを選択します。
注意:セルを追加した後、必ずフィールドが欠落していないか、フィールドとセルが正確に一致しているかどうかをチェックしてください。
2.5 主キー設定
主キーは、どのフィールド又はいくつかのフィールドに基づいて更新や削除を行うことを確認するためのもので、SQLのwhereの効果に相当し、データベースの主キーとは別の概念です。要件の変更と削除が含まれる場合は、1つ以上の主キーをチェックする必要があります。次の図のようになります。
3.その他の機能
3.1 セルグループ自動追加
この機能は、データベーステーブルフィールドに複数のセルをバインドする必要がある場合に使用できます。
3.2 セル一括編集
この機能は、位置のオフセットを設定することでセルを一括編集することができます。オフセット方式には2種類あり、操作のデモは以下の通りです。
行オフセット:オフセット値がnの場合、セルはn行下に移動します。オフセット値が-nの場合、セルはn行上に移動します。
列オフセット:オフセット値がnの場合、セルはn行右に移動します。オフセット値が-nの場合、セルはn行左に移動します。
3.3 フィールド削除
次の図に示すように、すでに設定されているフィールドを削除できます。
3.4 変更時のみ更新
変更時のみ更新にチェックを入れた後、フロントエンドに書き込む時、もし記録が修正されていなければ、この記録は書き込みプロセスに参加しません。
大量のデータを検索して埋め戻す場合、この設定を有効にすると、帳票書き込み性能を大幅に向上させることができます。
3.5 書き込み条件
書き込み条件は、入庫するデータをフィルタリングするために使用できます。条件を満たすデータは入庫でき、条件を満たさないデータは入庫できませんが、書き込みプロセスを中断することはありません。
3.6 書き込みイベント
書き込みイベントは、外側のビルドインSQLが影響するデータごとに設定された書き込みイベント操作を1回実行でき、その実行操作は外側のビルドインSQLが終了した後に開始されます。