ボックスプロット

  • 作成者:ayuan0625
  • 編集回数:22次
  • 最終更新:ayuan0625 于 2021-09-06
  • 一.概要

    1. ボックスプロットは連続しているデータの分布及びデータ中の外れ値を表現するためのチャートです。ボックスプロットを通して、データ分布の特徴や、データ中の外れ値を観察することができます。

    2. そのため、ボックスプロットは、データの分布を分かりやすく示したい場合、またはすぐに外れ値を見つけたいシーンに適しています。しかし、データの変化を表現することに不向きです。

    3. ボックスプロットのデータには、二種類の形式があります:結果ボックスプロットと明細ボックスプロットです。

    4. 結果ボックスプロット:結果データをデータソースにします。つまり、データソースに保存してあるデータを直接引用します。

    5. 明細ボックスプロット:明細データをデータソースにします。FineReportが明細から自動でデータを計算します。

    二.基本概念

    ボックスプロットは、以下の数値を利用しています。

    • 最大値(Maximum):データの最大値ではなく、算出された通常値の最大範囲です。最大値=Q3+1.5*IQR

    • 第3四分位(Third quartile/Q3/75th percentile)):データを小さい順に並べたとき、初めから数えて75%の位置にある数。

    • 中央値(Median/Q2/50th percentile):データを小さい順に並べたとき、初めから数えて50%の位置にある数。

    • 第1四分位(First quartile/Q1/25th percentile):データを小さい順に並べたとき、初めから数えて25%の位置にある数。

    • 最小値(Minimum):データの最小値ではなく、算出された通常値の最小範囲です。最小値=Q1-1.5*IQR

    • 四分位範囲(Interquartile range、IQR):Q3とQ1の差です。

    • 外れ値(Outlier):最大値と最小値の範囲から出ているデータポイント。

    image.png

    ボックスの中央に表示されている横線は、データの中央値(Q2)を代表しています。

    ボックスの上下は、それぞれ第3四分位、第1四分位を代表しています。だから、ボックスは半分のデータを包摂しています。そのため、ボックスの高さは、データの集中度を表わしています。ボックスが低いほど、または端線が短いほど、データが集中しています。

    上下の境界線は、通常値の最大最小範囲を表示されています。最大値と最小値を超えているデータは、データの外れ値として理解できます。

    三.操作手順

    1.データの準備

    1.明細データを利用

    以下のExcelファイルからファイルデータクエリー[ProductInfo]を新規作成します。

    01.png

     

    ProductInfo.xlsx

     

    データのプレビュー:明細データを確認します。

    02.png

    2.結果データを利用

    以下のExcelファイルからファイルデータクエリー[ProductInfo2]を新規作成します。

    03.png

    ProductInfo2.xlsx

    データのプレビュー:結果データを確認します。

    04.png

    2.チャートの挿入

    ここでは、フローティングチャートを例にします。フローティングチャートの挿入をご確認ください。

    • ポップアップ表示された[チャートタイプ]の画面で、左のコラムの[ボックスプロット]を選びます。

    • 右側の[ボックスプロット]をクリックして、[OK]をクリックすると、ボックスプロットが挿入されます。

    05.png

    3.データのバインド

    1.明細データを利用

    以下のように、明細データをバインドします。

    • チャートをダブルクリックします。

    • 右側のパネルの[セル要素]をクリックします。[データ]をクリックします。

    • [データソース]は[データセットのデータ]にし、[データセット]は[ProductInfo]にします。。

    • [データフォーム]は[詳細データ]を選びます。

    • [分類]は[Feature]にします。

    • [系列名]はフィールド名[Product1]、[Product2]、[Product3]を追加します。

    06.png

    2.結果データを利用

    以下のように、結果データをバインドします。

    • チャートをダブルクリックします。

    • 右側のパネルの[セル要素]をクリックします。[データ]をクリックします。

    • [データソース]は[データセットのデータ]にし、[データセット]は[ProductInfo2]にします。

    • [データフォーム]は[結果データ]を選びます。

    • [分類]は[Feature]にします。[系列名]は[Product]にします。

    • 分位数は、データセットのデータに従って設定します。

    07.png

    4.スタイルの設定

    1.汎用スタイル

    チャートをクリックして、右側のパネルで[スタイル]をクリックします。チャートには様々なタイプがありますが、大部分のスタイル設定項目は通用しています。詳しくは、チャートスタイルをご確認ください。本マニュアルでは、以下のように設定しています。

    チャートタイトルの設定:

    • [タイトル]をクリックします

    • タイトルの[テキスト]を[ボックスプロット]にします。

    08.png

    2.特殊なスタイル

    ボックスプロットの[スタイル]-[系列]設定は。基本スタイルとやや違っています。本マニュアルでは主に特殊なスタイルについて紹介します。

    • 線の幅:ボックスプロットの枠線の幅を設定します。

    • 色:[系列色]、つまり系列の配色計画に従うか、または1つの色に固定することができます。

    09.gif

    通常値:データポイントを持つ明細データの場合、通常値ポイントのスタイルを設定できます。

    • ポイントスタイル:通常値ポイントを標準アイコンで表示するか、カスタム画像で表示するか設定します。

      • 標準:FineReportが提供している標準アイコンから選びます。[なし]に設定すると、プレビューの際は通常値ポイントを表示しません。

      • 塗りつぶし色:通常値ポイントの色を設定します。[系列色]、つまり系列の配色計画に従うか、または1つの色に固定することができます。

      • 半径:通常値ポイントの半径を設定します。

    09.gif

     外れ値:データポイントを持つ明細データの場合、外れ値ポイントのスタイルを設定できます。

    • ポイントスタイル:外れ値ポイントが標準アイコンで表示するか、カスタム画像で表示するか設定します。

      • 標準:FineReportが提供している標準アイコンから選びます。[なし]に設定すると、プレビューの際は外れ値ポイントを表示しません。

      • 塗りつぶし色:外れ値ポイントの色を設定します。[系列色]、つまり系列の配色計画に従うか、または1つの色に固定することができます。

      • 半径:外れ値ポイントの半径を設定します。

    10.gif

    注:データポイントのない結果データは、通常値と外れ値のスタイル設定ができません。

    5.特殊効果の設定

    特殊効果に関する汎用の詳しい設定方法について、チャートの特殊効果をご確認ください。

    6.効果をプレビューする

    1.明細データ:算出された各統計量、異常値のデータポイントを確認できます。

    11.gif

    2.結果データ:データソースが提供した統計量を確認できます。しかし、データポイントは表示されていません。

    12.png

     


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