一.概要
電子印鑑を背景が透明な画像で、帳票に埋め込むことができます(下図参照)。
本マニュアルでは、帳票に電子捺印を埋め込むための4つの方法を説明します。
二.セルに画像を挿入する
セルを選択し、ツールバーの画像ボタンをクリックする。画像を選択した後、自動調整を選ぶと、画像はセルに合わせて自動調整されます(下図参照)。
テンプレートを保存してプレビューをクリックすると、電子印鑑の表示効果を確認できます。
三.HTMLで電子捺印を設定する
セルではHTMLで内容を表示できるため、HTMLを使用して電子印鑑を設定できます。
ここでは、電子印鑑画像を、FineReportがインストールされているディレクトリのwebrootフォルダに保存され、名前がinkan.pngとします。セルの内容は次のように設定してください。
<img src="inkan.png"/>
または
<div style="background:url(inkan.png) no-repeat;width:151px;height:151px"></div>
セルを選択し、その他属性を設定し、「htmlでテキストの内容を表示」を有効にします。
テンプレートを保存してプレビューをクリックすると、電子印鑑の表示効果を確認できます。
四.TOIMAGE関数で電子印鑑を設定する
セルを選択し、数式TOIMAGE("inkan.png", false, 151,151)を挿入します(下図参照)。
注:TOIMAGE機能の説明についてはセルで画像を表示(TOIMAGE関数)をご確認ください。
帳票の右側にあるセルの属性設定パネルで、スタイル-カスタムスタイル-揃えを選択し、画像のレイアウトを自動調整に変更します(下図参照)。
テンプレートを保存してプレビューをクリックすると、電子印鑑が表示されています。
五.フローティング要素で画像を挿入する
挿入-フローティング要素-画像挿入をクリックして、画像を選択し、自動調整に設定します(下図参照)。
テンプレートを保存してプレビューをクリックすると、正常に表示される電子印鑑を確認できます。
注:フローティング要素を利用することでテンプレートのどこにでも設置できます。
六.まとめ
上記は、帳票に電子捺印を埋め込む方法を説明しました。一部の方法は、正しくエクスポートすることができないので、ご注意ください。詳細については、以下の表をご参照ください。
方法 | wordをエクスポート | excelをエクスポート | 画像をエクスポート | pdfをエクスポート |
---|---|---|---|---|
画像挿入 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
HTML設定 | ||||
TOIMAGE関数 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
フローティング要素 | 〇 | 〇 | 〇 |