一.概要
帳票を作成する時、セルにチェックボックスグループウィジェットを挿入することで、データの複数選択が可能になります。
チェックボックスグループウィジェットはすべての選択肢をプルダウンに表示させます
選択肢はデータ辞書を設定しておく必要があります。ユーザが帳票をプレビューする時、選択肢には表示値に設定した値が表示され、書き込みの際には実際値が使用されます
チェックボックスグループウィジェットは書き込み用ウィジェットの1つです。書き込みプレビュー、及び新書き込みプレビューの時にしか使用できません
二.操作手順
1.チェックボックスグループウィジェットを挿入
B2を選択し、右側のウィジェット設定パネルで[ウィジェットを選択]のプルダウンボックスマークをクリックします。[チェックボックスグループ]を選択します。
2.基本‐ウィジェット名
B2に挿入したチェックボックスウィジェットにウィジェット名をつけることができます。
ウィジェット名は手入力するか、帳票パラメータかグローバルパラメータから選択することもできます。
ウィジェット名にパラメータを選択すると、パラメータとウィジェットがバインドされます。ウィジェットの入力値をパラメータとして利用できます。
ウィジェットに名称をつけると、JavaScriptでウィジェット名を取得し、該当ウィジェットの設定を変更すること等も可能になります。
3.詳細-データ辞書
B2を選択し、[データ辞書]の後ろのをクリックすると、データ辞書パネルが表示されます。
[タイプ設定]は[データベーステーブル]、[データベース]は[FRDemoJP]、[データベーステーブル]は[販売量]を選択します。
実際値は[商品名称]、表示値[商品名称]を選択します。
[OK]をクリックすると、データ辞書の設定は完了です。
本マニュアルの例と異なったタイプのデータ辞書を設定することも可能です。詳細については『C‐5-3-1.データ辞書』を参照してください。
4.チェックボックスグループウィジェットをプレビュー
B列の[列幅]を「40」、行の[高さ]を「20」に設定します。
書き込みプレビューで確認します。すべての商品名が表示されます。クリックして、商品名を選択できます
5.詳細-自動調整
[自動調整]にチェックを入れると、選択肢のサイズがセル値の文字数に合わせて自動調整されます。
B2の[自動調整]にチェックを入れます。
B2の[列幅]と[行の高さ]を調整し、プレビューで確認します。
6.詳細-自動調整しない
[自動調整]にチェックを入れない場合、[表示列の数:]に設定した列数になるよう表示されます
B2の[自動調整]のチェックを外します。[表示列の数:]を「1」に設定します。
プレビューで確認します。
7.詳細-すべて選択可能
[すべて選択可能]にチェックを入れた場合、選択肢の最下行に「全選択」が表示されます。それをクリックすると、すべての選択肢を選択することができます。
[すべて選択可能]にチェックを入れなかった場合、「全選択」は表示されませんすべての選択肢を選択する為には1つずつチェックする必要があります。
B2の[すべて選択可能]にチェックを入れ、書き込みプレビューします。
8.基本‐使用可能/不可
下図のように、B2のウィジェットを使用不可に設定します。
プレビューで確認します。
9.基本‐表示/非表示
[表示]にチェックを入れた場合、ウィジェットが表示されます
[表示]にチェックを入れなかった場合、ウィジェットは表示されません
[表示]にチェックを入れなかった場合は、予め[テンプレート]-[テンプレートweb属性]-[書き込みページ設定]で、[直接、ウィジェットを表示]にチェックを入れておく必要があります。
B2を非表示に設定します。プレビューで確認します。
10.検証‐空白を許可/不許可
[空白を許可]にチェックを入れた場合、ウィジェットが空白であることを許可します。
[空白を許可]にチェックを入れなかった場合、ウィジェットが空白であることを許可しません。ウィジェットが空白の場合、エラーメッセージが表示されます。エラーメッセージの内容は自由に設定することができます
B2の[空白を許可]にチェックを入れず、[エラーメッセージ]に「一つ選んでください」と入力します。
プレビューで確認します。
下図のように、ウィジェットが空白の時にエンターキーを押すと、エラーメッセージが表示されます。
11.詳細-戻り値タイプ‐配列
戻り値タイプを[配列]に設定すると、戻り値が「,(コンマ)」で区切られます。
B2の戻り値タイプを[配列]に設定します。
C2に数式「=B2」を挿入します。
プレビューでを確認します。
12.詳細-戻り値タイプ‐文字列
戻り値タイプを[文字列]に設定すると、戻り値の[区切り文字]、[開始文字]、[終了文字]を自由に設定できます。
B2の戻り値タイプを[文字列]に設定します。戻り値の[区切り文字]を「;(セミコロン)」、[開始文字]と[終了文字]を「’(一重引用符)」に設定します。
プレビューでを確認します。
4) Preview [ds1]. It can be found that if [String] is selected as the return value type, then in data loading, all checked options will make up a string delimited by commas and then constitute one and the same piece of data.