一.概要
1.FineReportのカスタムイベントには以下4種類あります。
ウィジェット/コンポーネントイベント
Webページイベント:Webページイベントとは各種のプレビュー設定に追加されたイベントです。
ボタンカスタムイベント:帳票ツールバーにカスタムボタンを追加する時、そのボタンに設定されたイベントです。
書き込みイベント:[テンプレート]-[帳票書き込み属性]で設定されたイベントです。
2.従来のイベントは各コンポーネント/ウィジェット/ボタンなどに散在されています。設定済みのイベントを検索、変更する場合は、各箇所で操作しなければなりません、帳票開発者にとって非常に不便です。コンポーネントイベント管理といった問題を最適化するため、コンポーネントイベントマネージャーを新機能として追加しました。この機能を通して、各箇所に設定されたコンポーネントイベントを一括管理できるようになりました。
注意:このプラグインがサポートできるのは2020年9月28日以降JARファイルです。
FineReport JARファイル | プラグインバージョン |
---|---|
2020年9月28日及びそれ以降 | V1.0 |
二.機能説明
1.基本紹介
1.[テンプレート]-[コンポーネントイベントリスト]をクリックして、コンポーネントイベントマネージャーパネルが表示されます。
2.パネルでは現在のテンプレートのイベントが表示されます。パネル右側のマネージャー部分でイベントの設定を自由に変更できます。
3.パラメータパネルを編集している場合、コンポーネントイベントマネージャーは使用できません。
2.コンポーネントイベントマネージャーパネル説明
1.セルウィジェット/パラメータウィジェットタグ:帳票のウィジェットイベントとパラメータウィジェットイベントをそれぞれ管理できます。タグをクリックして、管理したいウィジェットを選択します。
2.sheetボタン:クリックして、任意のsheetにおけるコンポーネントイベントを閲覧できます。sheetの数が非常に多い場合、をクリックして表示するsheetを切り替えることが可能です。
3.イベントのあるコンポーネント一覧リスト:選択されたsheetにおいて、すべてのイベントのあるコンポーネントを表示しています。下図2のように、イベントが設定されてない場合、「この対象はイベントを設定したことがありません」と表示されます。ここの小さい三角をクリックして、一覧リストを折り畳み、展開することができます。
4.イベント管理部分:従来のイベント設定パネルと同じです。詳細な紹介はしません。
5.イベント詳細設定部分:従来のイベント詳細設定部分パネルと同じです。詳細な紹介はしません。
三.実例紹介
1.一般帳票実例
1.セルA1にプルダウンボックスを追加し、以下の初期化後JSイベントを設定します。
2.このイベントの意味は、帳票をプレビューする場合、このプルダウンボックス既定では全選択の状態です。
既定:全選択
this .doSelectAll(); this .setText( this .getText()); |
3.[テンプレート]-[コンポーネントイベントリスト]をクリックすると、パネルでは、設定済みのイベントが表示されます。ここでイベントを一括で管理できます。
2.ダッシュボード実例
1.ダッシュボードにパラメータパネルをドラッグして、以下のクリック後JSイベントを追加します。
2.このイベントの意味は、ボタンをクリックすると、ダッシュボードの背景色がLavenderBlushという色に変更します。
クリックして背景色を変更
setTimeout( function () { $( ".content-container" ).css( "background-color" , "LavenderBlush" ); }, 100); |
3.ダッシュボードのbodyに以下の初期化後イベントを追加します。
4.このイベントの意味は、初期化後、10000msごとにダッシュボードをリフレッシュします。
10000msごとにリフレッシュ
setInterval( 'location.reload();' ,10000); |
5.[テンプレート]-[コンポーネントイベントリスト]をクリックすると、パネルでは、設定済みのイベントが表示されます。ここでイベントを一括で管理できます。