LINE公式アカウント統合機能を利用することで、スケジューラ帳票をLINE公式アカウントから社員に送信できます。Lineでの閲覧効果は、APPでの効果と同様で、レポートの閲覧にはログインは必要ありません。
注意:この機能はFineReport10.0.13(2021‐01‐25)及びそれ以降のバージョンが必要とされています。
1.公式アカウントの登録・認証
公式アカウントへの登録: https://www.linebiz.com/jp/
公認公式アカウントログイン: https://www.linebiz.com/jp/login/
2.サーバーとプロキシの準備
サーバーは、FineReport10.0.13(Build#persist-2021.01.25.11.03.31.957)以降のJARファイルにアップグレードする必要があります。
サーバーはWAN(広域ネットワーク)にアクセスしなければなりません。WANにアクセスできない場合は、フォワードプロキシを設定する必要があります。
1.Line Developersページでアプリを作成
1.プロバイダーの作成
詳しい手順については、https://developers.line.biz/ja/docs/messaging-api/getting-started/における[3. 新規プロバイダーを作成する]の節を参照してください。
2.公式アカウントのバックエンドで、Messaging APIを有効にし、Providerをバインドします。
公式アカウント管理プラットフォームの[設定]-[Messaging API]をクリックします。
[Enable]を選択し、Providerの情報を入力します。効果は下の画像の通りです。
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3.LINEのLogin Channelを作成
詳しい手順については、https://developers.line.biz/ja/docs/line-login/getting-startedを参照してください。
[アプリタイプ]は、[ウェブアプリ]を選択してください。
LINE Login Channelを、公式アカウントと同じプロバイダーにバインドしなくても利用できますが、利便性からバインドすることが推奨されます。
2.ポータルで公式アカウントにログイン
1.[システム]-[LINE公式アカウント管理]をクリックして、[APP管理]に入ります。
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2.サーバーの設定
[APP管理]のページに入り、[帳票サーバアドレス]、[メッセージAPI]、[LINEログイン]を入力する必要があります。サーバーが外部ネットワークにアクセスできない場合は、まずフォワードプロキシを配置し、[プロキシサーバURL]にプロキシアドレスを記入する必要があります。
[帳票サーバアドレス]は、ポータルのURLです。
[メッセージAPI]は、[LINE Developers]で公式アカウントにバインドした[Provider]に入り、[Messaging API Channel]-[Messaging API設定]を選択し、ページの最後にある[チャネルアクセストークン]からコピーします。
[LINEログイン]は、[LINE Developer Platform]で作成した[LINEログインチャネル]に入り、[チャネル基本設定]で「チャネルID」と「チャネルシークレット」をポータルにコピーします。
設定が完了したら、[保存]ボタンをクリックします。
LINEバックグラウンドの[LINE Login]ページに入り、新しいコールバックURLを追加します。なお、コールバックURLは、ポータルで入力した[帳票サーバURL]に「/v10/line/login/callback」を追加してできます。
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![1630419473676450.png 05.png](/core/style/lod.png)
![1630419479959788.png 06.png](/core/style/lod.png)
![1630419484862932.png 07.png](/core/style/lod.png)
3.ポータルとLINEユーザーのマッチング
1.[メンバー管理]をクリックし、メンバーリストのページに入ります。
ポータルは、[APP管理]で入力された情報をもとに、自動でLINE公式アカウントのフォロワー(つまりLINEユーザー)を読み込みます。数分待つ必要があります。
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2.LINEユーザとポータルユーザのマッチング
読み込みが終わると、ポータルに[LINEユーザID]、[LINEユーザー]、[LINEユーザー状態]が表示されます。管理者はこの情報を参考に、LINEユーザとポータルユーザーをマッチングすることができます。
[管理ポータルユーザ]欄でドロップダウンボックスをクリックし、該当のプラットフォームユーザーを見つけます。既定では、10名の管理ポータルユーザのみ表示されます。[Click to load more information]をクリックすると、より多くのユーザーを読み込まれます。または、ユーザ名を入力して検索できます。
ドロップダウンボックスからユーザーを選択してクリックすると、即時にマッチングが終わり、結果が表示されます。
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3.ユーザーを検索
LINE公式アカウントにフォローしたユーザをすぐに特定したい場合は、右の検索ボックスにLINEユーザーの名前を入力してください。
または、LINEユーザーとマッチングした管理ポータルユーザを特定したい場合も、右の検索ボックスから検索できます。
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4.マッチング関係を削除
マッチングを削除したい場合は、下にスクロールして[選択しない]を選択します。
4.Lineにスケジューラタスクをプッシュ
1.[タスクスケジューラ]を設定する
[タスクスケジューラ]で[タスク追加]をクリックします。
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[基本設定]で、[既定ユーザーグループ]を編集し、プッシュを受信するプラットフォームユーザーを選択します。LINEへ送信するためには、あらかじめプラットフォームのユーザーとLINEのユーザーをバインドしておく必要があります。
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次ステップに進み、[スケジューラオブジェクト]でテンプレートを選択します。
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次ステップに進み、[スケジューラ周期]でタスクを実行する周期を設定します。
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2.Lineへのプッシュ-リンク
[ファイル処理]のステップで、[クライアント通知]を有効にします。
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[クライアント通知]を選択し、[LINE公式アカウントプッシュ]を有効にします。
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[APP通知]と[Line Notifyプッシュ通知]も有効にしている場合、両方のクライアントからのメッセージプッシュを受信することができます。
[リンクメッセージ]を設定し、[サブジェクト]と[コンテンツ]を入力します。これは通常のスケジューリングと同じで、数式をサポートしています。[メッセージタイプ]は[リンク]にします。
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[保存]をクリックしてタスクをセーブします。タスクの実行が完了すると、ユーザーはLINEで文字メッセージを受け取ることができます。リンクをタップすると、LINEでレポートを直接的に見ることができます。
[スケジューラ結果リンク]の場合、利用者はLINEからのプッシュを受けて、ログインしなくても帳票を閲覧することができます。リンク先が[カスタムリンク]で、レポートへアクセスするURLが設定されている場合、LINEのメッセージプッシュで受信した帳票を閲覧するには、先にログインする必要があります。
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3.LINEへのプッシュ-画像
[メッセージタイプ]を[グラフィックメッセージ]に設定すると、画像をアップロードすることができます。
[保存]をクリックしてタスクを実行すると、ユーザーはLINEで画像メッセージを受け取ることができます。プッシュメッセージをタップして、LINEでレポートを直接的に閲覧できます。
カバー画像をアップロードしない場合、空白の画像がLINEにプッシュされます。
カバー画像を変更すると、以前に送信した画像メッセージの画像部分が消えます。
今のところ、LINE APIの制限により、ファイルをLINEへプッシュすることができません。
ポータル管理者は、本マニュアルを参考にしてユーザーマッチングのプロセスを終えた後、スケジューラタスクを設定してみることを推奨します。プッシュが失敗した場合、またはユーザがLINEでレポートを開けない場合は、[APP管理]で入力した情報が正しいか確認する必要があります。
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企業のスタッフが入れ替わる際、LINE公式アカウントのフォロワーも変化することがあります。そのため、LINEフォロワーを常に更新する必要がなります。更新しない限り、最後に取得したLINEのフォロワー情報のみがポータルに保存されます。
1.手動更新
[LINE公式アカウント管理]-[メンバー管理]画面に入ります。[ユーザーを更新]ボタンをクリックすると、すぐにユーザーが更新されます。
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2.自動更新
[自動的にユーザを更新]をクリックして、設定画面に入ります。
まず、[自動更新を有効にする]を有効にしなければなりません。無効のままだと、更新周期を設定しても、ポータルは自動アップデートを行いません。
既定では、[更新周期]は毎日0時ですが、時と分を変更することができます。
期間を[週間]に調整し、曜日を選択することもできます。
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