一.説明
FineReportの書き込みは三種類があります。行式書き込み、自由書き込み、ダッシュボード書き込み。本マニュアルでは自由書き込み帳票の作成方法について紹介します。書き込みというのはデータをデータベースに入力することです。(例えば、新規追加、削除、更新)
画面上にレコードを追加し、書き込みボタンをクリックして、レコードの情報がデータベースに入力された時、「成功」と表示されます。
このマニュアルを参照しながら、初めての書き込み帳票を作成してみてください。
二.テンプレート作成
1.帳票スタイルを設計
1.下図のようなフォーマットで画面を設計します。
2.B1:E1を
結合させ、「社員情報収集表」を入力し、中央揃え
を設定します。
3.必要に応じて、テキストの色を調整し、枠を追加します。



2.書き込みウィジェット追加
1.FineReportに下記の書き込みウィジェットが用意されています。

2.各セルに適切なウィジェットを設定します。

| セル | 追加するウィジェット |
|---|---|
C3 | テキストウィジェット |
C5 | テキストウィジェット |
C6 | ラジオボタンウィジェット |
C7 | 数字ウィジェット |
| C8 | テキストエリアウィジェット |
| C10 | テキストウィジェット |
| E5 | テキストウィジェット |
| E6 | プルダウンウィジェット |
| E7 | テキストウィジェット |
3.ウィジェットを追加したテンプレートは下図のようになります。セル右下にウィジェットのタイプを表すウィジェットマークが表示されます。

3.書き込みウィジェット詳細設定実例
3.1.テキストウィジェット
1.ウィジェットに検証を設定することが可能です。
2.下図のように、C3をクリックし、[ウィジェット設定]‐[検証]で、[空白を許可]のチェックを外します。
3.[エラーメッセージ]に「雇員IDは必須!」と入力します。

3.2.ラジオボタンウィジェット
1.ラジオボタンウィジェットにデータ辞書を設定する必要があります。データ辞書を設定していない場合、ウィジェットの選択肢はありません。
2.C6を選択し、
をクリックすると、データ辞書設定パネルが表示されます。
3.[タイプ設定]を[カスタマイズ]に設定し、[実際値]と[表示値]を追加します。

3.3.プルダウンウィジェット設定
1.ラジオボタンウィジェットと同じように、プルダウンボックスウィジェットにデータ辞書を設定する必要があります。

4.帳票書き込み属性設定
このステップは主に画面の各セルのウィジェットとデータベースの各フィールドの関連関係を構築します。
4.1.帳票書き込み属性設定画面を開く
4.2.帳票書き込み属性設定
2.
をクリックし、「ビルトインSQL」を新規作成します。
3.「書き込みタイプ」を「スマート書き込み」に設定、「データベース」は「FRDemoJP」に設定、「テーブル」は「雇員情報」に設定します。
「フィールドを自動追加」と「セル自動追加」でセルとデータベースのフィールドを関連します。
「変更時のみ更新」にチェックを入れます。
5.「確定ボタン」をクリックし保存。

三.書き込みプレビュー
注意:書き込み帳票は「書き込みプレビュー」を通してプレビューする必要があります。
1.下記のように「書き込みプレビュー」をクリックします。

2.ブラウザでは下図のような書き込み帳票が表示されます。ウィジェットにデータを入力してみてください。
3.入力済みのセルの左上に赤い三角形が表示されます。これは「このセルのウィジェットにデータを入力した(又は変更した)」という意味です。

4.下図のように、左上の「書き込み」ボタンをクリックすると、入力したデータをデータベース「FRDemoJP」に書き込むことができます。
