一.概要
1.バージョン
帳票サーバのバージョン | プラグインバージョン |
11.0 | V4.6.2 |
2.推奨スペック
注:下記のスペックはサーバではなく、プレビュー用のクライアントパソコンについてのものです。
推奨スペックと最低スペックについては下記の表のとおりです。
ハードウェア | 推奨スペック | 最低スペック |
CPU | Intel i7 最新3世代、 AMD R5最新以上 | Intel i5 第六世代以上 |
メモリ | 16.0GB 以上 | 8.0GB 以上 |
グラフィックボード | 単体グラフィック GTX 1050ti 以上 | 単体グラフィック GTX 750以上 |
OS | Windows 10 | Windows 10 |
ブラウザ | Chromeブラウザ、最新バージョン | Chromeブラウザ、少なくとも86バージョン |
3.応用シーン
大型スクリーンなど応用シーンにおいて、よりよく動画再生及び自動再生を実行するために、FineReportチームはWebGLなどの技術に基づいて、拡張チャートプラグインを新たに開発しました。
プラグインにはクールなプレビュー効果を持つ新しいチャートタイプが含まれるとともに、今後も拡張チャートの内容をより豊かにし、大型スクリーンでの応用範囲を拡大するために、継続的に更新していきます。
4.使用時の注意事項
拡張チャートはエクスポート機能をサポートしません。
拡張チャートはモバイル端末でのプレビューをサポートしません。
拡張チャートはいかなチャートインタフェースをサポートしません。
拡張チャートはChromeブラウザでのプレビューのみサポートします。
5.拡張チャートのタイプ
現在、合計9つのカテゴリの19種類の拡張チャートをサポートしてます。具体的には下記の表のとおりです。
注:それぞれの拡張チャートの詳しい紹介とテンプレート例は、下表のリンクをクリックして確認できます。
カテゴリ | 種類 |
拡張チャート-シーン切り替え | シーン切り替えマップ |
拡張チャート-地球類 | 3D棒グラフ地球 |
3Dポイント地球 | |
3D流れ地球 | |
拡張チャート-地図類 | カルーセルGISポイント地図 |
カルーセル3D組合せマップ | |
拡張チャート—メーター類 | カルーセル発光メーター |
水玉図 | |
ピクセルチャート | |
拡張チャート-インジケータカード類 | カルーセルKPIインジケータカード-点滅 |
カルーセルKPIインジケータカード-電子 | |
パーティクルカウンター | |
拡張チャート-時間類 | 時間ギア |
拡張チャート-縦棒類 | 円弧縦棒グラフ |
特殊棒グラフ | |
カルーセル横棒グラフ | |
拡張チャート-円グラフ類 | カルーセル円グラフ |
拡張チャート-その他 | カルーセルカタログギア |
スマートツーリ |
二.プラグインの紹介
1.プラグインのインストール
FineReport11.0デザイナのインストールの際、デフォルトで拡張チャートプラグインは既にビルドインされています。デザイナを起動すると、拡張チャートで帳票を設計できます。
2.操作方法
1.ダッシュボード
グラフ管理パネルから拡張チャートを直接ダッシュボードbodyにドラッグします。
2.一般帳票
セルを選択し、上のツールバーの「チャート挿入」ボタンをクリックし、対象となる拡張チャートを挿入します。
3.モニタリング更新
拡張チャート3.5以降のバージョンはモニタリング更新機能をサポートします。モニタリング更新機能は一定の頻度でチャートデータを更新できます。
三.注意事項
1.プラグインライセンス
拡張チャートを使用するには、まずFineReprtのLicense登録で機能を購入しなければなりません。
現在、拡張チャートプラグインはプラグインマーケットでは直接購入できず、正式なライセンスファイルを通して権限授与することになっていますから、プラグインでは無料使用と表示されています。
帳票サーバプロジェクトに未登録またはLicenseの有効期限が切れた場合、関係拡張チャートをプレビューするとき、右下に機能を試用しています—拡張チャート(またはサードパーティのチャートプラグイン名)が表示されます。
2.コンポーネントの更新
現在、拡張チャートはコンポーネント更新機能をサポートしません。当該機能を利用する必要がある場合、インタラクションでJSを書き込むことでコンポーネントを更新できます
3.JARファイル依存
拡張チャートプラグイン4.0以降のバージョンは%FR_HOME%\libのjxbrowserで始まる2つのJARファイルに依存しています。具体的には下記の図の通りです。
上記の2つのJARファイルが不足する場合、拡張チャート4.0以降のバージョンをインストールすると、拡張チャート初期化失敗というエラー情報が出されます。
デザイナのインストールディレクトリに上記の2つのJARファイルが不足しているに気づいた場合、ユーザは使用システムの種類に適したJAR圧縮ファイルをダウンロードし、解凍してから%FR_HOME%\libディレクトリにコピーします。
Windows-32を利用するユーザはWin32 JARからダウンロードしてください。
Windows-64を利用するユーザはWin64 JARからダウンロードしてください。
macOSを利用するユーザはmac JARからダウンロードしてください。
4.インストール未完成またはプラグイン無効のメッセージ
問題の概要
「拡張チャート」を含むテンプレートを開くと、「チャートの初期化が失敗し、テンプレートにアクセスできません。」というメッセージが表示されます。問題の原因は、リモート設計の拡張チャートプラグインのバージョンが合わないこと、拡張チャートプラグインバージョンが低すぎること、または拡張チャートプラグインがインストールされていないことが考えられます。拡張チャートプラグインを最新バージョンにバージョンアップしてから、テンプレート編集をしてください。
この場合、テンプレートを開くことができません。
原因の分析
問題の原因として、次のことが考えられます。
1.帳票ディレクトリにプラグインがインストールされていない、または機能が無効になっていること。
2.プラグインのバージョンがテンプレートの拡張チャート作成時のバージョンより低くなっていること。
3.リモート設計の場合、ローカルで使用される拡張チャートのバージョンがリモートのバージョンと一致していないこと。
4.デザイナを新規起動する場合、プラグインが100%までロードされていない(プラグインのインストールが未完成の状況に類似する)状態にあるが、デフォルトで開かれたテンプレートでは拡張チャートまたはほかのチャートプラグインが含まれていること。
5.テンプレートが破損していること。(エディターでテンプレートを開き、chartxを検索します。検索結果があると、テンプレートが破損していることを意味します)
解決方法
1.上記の1-3の原因でエラーになった場合、まず「拡張チャートプラグイン」のバージョンをそろえる(または最新バージョンにバージョンアップする)必要があります。それからテンプレートを再起動または「再試行」ボタンをクリックすると、テンプレートに正常にアクセスし編集できるようになります。
2.4番目の原因でエラーになった場合、下記の順で操作できます。
[性能最適化]プラグインをインストールします。デフォルト設定でテンプレートに自動にアクセスしなくなるため、エラーは出ません。ユーザはテンプレートをダブルクリックして手動で開くことができます。
デフォルトで開かれたテンプレートをいったん閉じてから再起動してください。
3.5番目の原因でエラーになった場合、テンプレートが破損しているため、再作成してください。