一.概要
1.バージョン
FineReport バージョン | 機能 |
11.0.1 | ドライバ管理機能の増加 |
11.0.5 | SystemConfig.driverUpload パラメータを追加 新しいドライバーのアップロード可能かどうかを制御 |
2.応用シーン
FineReport とデータベースに接続時、製品には対応バージョンのデータベースドライバが組み込まれていない原因で接続失敗になる可能性があります。このような場合、ユーザは「ドライバ管理」機能で対応ドライバをアップロードすることで解決できます。「ドライバ管理」はホットリロードを使用するため、ドライバアップロード後FineReportを再起動する必要なく直接使用できます。
3.注意事項
プロジェクト安全性を厳しく要求するユーザは、ドライバをアップロードしない時はドライバ管理のアップロード機能をオフにしてください。ご利用の時のみオンにしてください。
ユーザはパラメータ SystemConfig.driverUpload でアップロードの可否を指定できます。
パラメータ値を trueに変更 :ドライバ管理でドライバのアップロードは可
パラメータ値を falseに変更:(デフォルト状態のパラメータ値はfalse)ドライバ管理でドライバのアップロードは不可。アップロード時にエラーが出てきます:ドライバjarパッケージアプロード不可、SystemConfig.driverUploadの設定値を変更し、この機能をオンに設定できます。
注:この設定は「システムツール」と言うプラグインが必要です。このプラグインを導入したい場合は弊社にお問い合わせください。
https://www.value-ict.co.jp/jp/contact/
二.詳細説明
FineReportポータルにログインし、システム-データ接続管理-ドライバ管理をクリックします。下図の通りです。
1.データベースドライバのアップロード
1.「ドライバ新規追加」をクリックし、他のドライバと区別するために名称を入力します。 PostgreSQL のドライバをアップロードするため、「postgresqlドライバ」と名前をつけて保存することができます。下図の通りです。
2.「ドライバアップロード」をクリックし、データベースドライバをアップロードします。下図の通りです。
注:データベースドライバは対応データベースのヘルプドキュメントでダウンロードできます。あるいは、データベース管理員に提供してもらえます。
3.プルダウンボタンをクリックし、先程アップロードしたドライバを選択し、「保存」をクリックします。下図の通りです。
注1:複数のjarパッケージがあり、どれを選択するか不明の場合、対応データベースの管理員に聞いてください。
注2:アップロード済みのドライバは %FineReport%\webapps\webroot\WEB-INF\drivers にあります。
2.データベースドライバの使用
1.「データ接続管理」画面で「新しいデータ接続」をクリックし、PostgreSQL データ接続を新規追加します。下図の通りです。
2.ドライバでは「カスタマイズ」を選択し、次のプルダウンで先ほどアップロードしたpostgresqlドライバを選び、その他の接続情報を記入します。
3.接続テストをクッリクして、データベースの成功接続が確認できます。下図の通りです。
3.ドライバの削除
すでに存在するデータベースドライバを削除したい場合、ドライバ管理画面で削除ボタンをクリックしてください。下図の通りです。
三.旧バージョン
11.0.1及びその前のバージョンにはドライバ管理機能はありません。ユーザはドライバをアップロードしたい場合、手動でダウンロード済みのドライバパッケージを
%FR_HOME%\webapps\webroot\WEB-INF\libパスにコピーしてください。帳票サーバを再起動するとドライバが有効になります。
注:再起動しても有効にならない場合、該当パスにはこのドライバの他バージョンがすでに存在したからかもしれません。コンフリクトを防ぐため、手動で他バージョンを削除する必要があります。