FineReport 11.0.8 更新履歴

  • 作成者:FRInternational
  • 編集回数:6次
  • 最終更新:FRInternational 于 2023-01-12
  • 一.互換性

    1.11.0.7 及び以上のバージョンで、FRM の新たな並列計算ロジックが古い FineReport 10.0 の遅延読み込み(Lazy Load)ロジックを取って代わっています。FineReport 10.0 で遅延読み込みが有効化している帳票は、手動で「並列計算」を有効化する必要があります。

    二.概要

    1.FineReport

    1. 最適化:データ接続 Kerberos 認証にブラウザから keytab キーパスと krb5.conf ファイルをアップロードできるようになりました。従来の手順と比べ、誤入力の可能性が小さくなりました。

    2. 最適化:帳票を編集している時、データ接続に権限がない場合、リマインドが表示されます。帳票を編集できない時の原因究明に役立ちます。

    3. 最適化:データテーブル検索バーがパネルの上部に移動され、ユーザー体験がよりよくなります。

    4. 最適化:関数の使用範囲が最適化されました。セルで階層座標関数を使用しており、チャートがセルを引用している時も、セルからデータを取得できます。

    5. 最適化:プルダウンツリーウィジェットとビューツリーウィジェットを最適化しました。非同期ロードロジックが統一され、既定値の設定方法が最適化されました。

    6. 新機能:JS API に複数のダッシュボードのインターフェースが新規追加されました。セルスタイルの変更、セルヒントの追加などがサポートされます。

    7.新機能:起動ページ設定の機能が追加されました。デザイナを起動した後で入るディレクトリを設定でき、ディレクトリを切り替える手数がなくなりなす。

    8.最適化:帳票管理パネルを最適化しました。テンプレート/フォルダを手軽に検索、移動、定位する機能が追加され、テンプレートファイルを管理する負担が軽減されます。

    2.ポータル

    1. 最適化:JAR ファイルのアップグレード後に新バージョンで組み込み機能となったプラグインは、互換性向上のためにヒントが表示されます。

    2. 最適化:FineReport&FineBI を集成デプロイしているが登録期限が一致していない場合、管理者の誤解を招かないように、期限は分別して表示されます。

    3.新機能:データポータルプラグインが追加され、ポータル看板で簡単にお気に入りの帳票、システムのメッセージ、帳票のオンライン・オフライン状態を確認できます。

    4.最適化:再登録する時、自動で新旧のlicファイルの変化を確認します。再登録によって機能が使えなくなるリスクが軽減されます。

    三.詳細

    1. 帳票

    1.1.データ接続 Kerberos 認証最適化

    Kerberos がデータ接続認証方式として選ばれている場合、接続テストせずに接続すると異常が起こってユーザ体験を悪化することがあります。

    11.0.7 以前のバージョンで、ユーザは手動で Kerberos 認証関係の principal keytab キーパスを入力しなければならないため、時に誤入力が起こります。

    11.0.7 以降のバージョンで、ユーザは直接で keytab キーパスkrb5.conf ファイルをアップロードできるので、手動で入力する必要がなくなり、異常の可能性が低くなりました。

    1.2.データ接続権限コントロール最適化

    ユーザがデータ接続Aの使用権限を持っていないものの、データ接続Aを使用しているテンプレートBを開きました。テンプレートBの編集権限を持っている場合、データ接続編集のパネルですべてのデータを閲覧できます。

    11.0.7 及び以上のバージョンでこの問題が解決されました。データ接続の編集パネルを開くと、このデータ接続の権限がない、管理者に連絡してくださいのエラーメッセージが表示されます。

    1.3.データセット使用画面最適化

    データテーブル検索バーの位置がウィンドウの上部に移動され、当該バーでデータテーブルを検索できます。下の画像の通りです。

    1.4.階層座標関数のサポート範囲の拡大

    階層座標関数ACCSUMSUMIFSCOUNTIFSの使用範囲を最適化しました。

    11.0.7 以前のバージョンで、セルに階層座標関数が使用されている場合、チャートはセルを引用しても数値を取得できません。

    11.0.7 及び以上のバージョンで、セルに階層座標関数を使用している時、チャートはセルの数値を取得できます。

    1.5.プルダウンツリーウィジェット最適化

    プルダウンツリーとビューツリーのウィジェットを最適化しました。

    1.書き込みウィジェット非同期ロードツリーノードを展開(非同期)へと名前を変えました。既定値を設定した後、非同期ロードのロジックが統一されます。

    2.戻り値タイプの設定項目を追加しました。

    3.既定値の設定方法を最適化し、全パスを入力しなくても既定値を設定できます。

    1.6.JS API 新ダッシュボードインターフェース

    JS API に新しくダッシュボードの実用なインターフェースを追加しました。帳票ブロックのセルスタイルの変更、帳票ブロックのセルのヒントなどは、dom ではなく JS インターフェースでより簡単に設定できます。

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    1.7.デザイナ起動ページ最適化

    応用シーン:デザイナを起動すると、自動的に前回で開いたディレクトリとテンプレートが開かれます。だが、新しいディレクトリとテンプレートに切り替えるには時間が掛かります。

    新機能:起動ページでは、前回のディレクトリに入るか、新しいディレクトリに入るか、カスタムで選択できます。

    1.8.帳票管理パネルの最適化

    1.テンプレート検索機能の追加

    応用シーン:FineReport システムに様々なテンプレートがあり、目次階層も複雑な場合、使いたいテンプレートを探すには手間がかかります。

    新機能:帳票管理パネルでテンプレート検索機能を追加し、テンプレート/フォルダ名で検索できます。

    2.テンプレート移動機能

    応用シーン:テンプレートを開発する際は、よくサーバーのテンプレートフォルダを調整しますが、サーバーにログインして調整するには手間がかかります。

    新機能:帳票の管理パネルでテンプレート/フォルダの目次階層を調整できます。テンプレートとフォルダを右クリックで選択して移動できます。

    3.定位機能

    応用シーン:開いたテンプレートの位置を探す場合、目次階層順でフォルダを開かなければなりません。

    新機能:ディレクトリツリーにおけるファイルの位置を探す機能を追加しました。

    4.テンプレートリネームの最適化

    旧バージョン:リネームした後、自動で目次ツリーの再読み込みが行われます。リネームが成功したか確認できず、もう一度フォルダを開くには手間が掛かります。

    新バージョン:リネームした後、自動で目次ツリーの再読み込みが行われるが、開いたフォルダは閉じられません。

    5.フォルダを新規作成/リネームする時のヒントの最適化

    旧バージョン:フォルダを新規作成/リネームする際、/:*?"<>|などの記号が含まれている場合、自動で空白になります。ヒントがないため、なぜフォルダ名が空白になったか分かりません。

    新バージョン:フォルダを新規作成/リネームする際に特殊文字が含まれている場合、現在名称は/:*?"<>|などを入力不可のエラーメッセージが表示されます。

    6.新規フォルダロジック最適化

    旧バージョン:フォルダを選択して新規フォルダを作成すると、同階層でフォルダが作成されます。

    新バージョン:フォルダを選択して新規フォルダを作成すると、選択されたフォルダの中にフォルダを作成します。

    2.ポータル

    2.1.プラグインが組み込み機能になった際のメッセージ

    新バージョンで組み込み機能となったプラグインは、JAR ファイルをアップグレードした後、ヒントメッセージが表示されます。

    • 古いプロジェクトで実装しているプラグインが組み込み機能になった場合、JAR ファイルをアップグレードした後にヒントメッセージを表示します。

    • すでに組み込み機能となっているプラグインを手動でインストールする前に、ヒントメッセージを表示します。

    2.2.登録期限表示ロジックの最適化

    FineReport&FineBI の集成デプロイでは、FineReport と FineBI の登録期限が違う場合、登録期限は分別して表示します。

    2.3.データポータル

    データポータルとは、データ検索のための統一クエリ入り口のことです。

    ポータル看板で簡単にお気に入りの帳票、システムのメッセージ、帳票のオンライン・オフライン状態などを確認できます。

    データポータルを活用することで、データを探す効率が上がり、管理者と使用者との連絡コストが軽減されます。

    データポータルプラグインは、主に以下の4つの問題を解決できます。

    問題
    説明
    ポータルの通知メッセージがどこにあるか分からない

    システムにおける帳票のオンライン、オフライン、変更などは、メールなどで伝達すると効率が低い

    通知が様々な画面に散在しており、古い情報を見つかることが難しい

    帳票を探すのに時間がかかる

    多数の帳票が目次、お気に入り、シェアなどに散在しているため、あまり使わない帳票を探すには時間と手間が掛かる

    帳票の目次階層が深く、よく使う帳票に入るのに時間と手間が掛かる

    データアプリのサイロ化

    中核的データ指標が散在しているため、様々なディレクトリから複数の帳票を開かなければならない

    業務システムの複雑化が進み、システムごとにデータを収集するのは効率が悪い

    カスタム開発が難しい

    帳票をメインページに設定すれば、データポータルに要求されるスタイルと機能を実現するのが難しい

    プログラムコードで開発のは敷居が高く時間が掛かる

    2.4.再登録の最適化

    応用シーン:有効期限が短いプロジェクトLicファイルを使用している場合、頻繁に再登録しなければなりません。重要な機能が欠けているLicファイルを使用すれば、完成された帳票が使用できなくなることがあります。

    最適化:再登録する時、新しいlicファイルと古いのと比較します。変動がある場合はヒントメッセージを表示します。

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