一.概要
FineBI、FineReportシステムがぞれぞれディプロイする時、異なるログイン画面を管理ポータルにアクセスする必要があります。どちらかのシステムの管理ポータルにログインした後、再度ログインなしに他のシステムの管理ポータルにアクセスしたい場合は製品接続プラグインの使用が推奨されます。
製品接続プラグインは複数のFineBI、FineReportシステムを連携することができます。設定完了後、下図のように、FineBIシステムにログインした状態で、ログインなしにFineReportシステムにアクセスすることができます。二つのシステムの自由に切り替えることができます。
マスターサーバーの管理ポータルにスレーブサーバーのテンプレートを追加することが可能です。
このプラグインのバージョン要件は以下のようになります。
プラグインバージョン | バージョン要件 |
---|---|
V3.0 | FineRpeort バージョン:11.0.15及びそれ以降 FineBI バージョン:6.0.9及びそれ以降 「データ分析」App バージョン:11.0.64及びそれ以降 HTML5 モバイル端末表示プラグイン:11.0.64及びそれ以降 |
二.機能紹介
2.1.プラグインのインストール
弊社のスタッフに連絡し、プラグインのパッケージを取得します。
プラグインをインストールする方法は、プラグインのインストールをご参照ください。
2.2.設定画面
システム管理者アカウントでシステムにログインして、システム‐製品接続をクリックして、製品接続ツールの画面が表示されます。
2.3.注意事項
注意:このプラグインを実装する前に、必ず注意事項を確認してください。
プラグインをインストールしているサーバはマインサーバとなります。
プラグインの設定はFineReportまたはFineBIでのみ行うことができます。つまり、これらの2つのシステムのみがマスターサーバとして機能することができます。その他のシステム、例えばFineDataLinkはプラグインを設定するためのマスターサーバとして機能することはできません。
このプラグインは、システム管理者によってのみマスターおよびサブサーバの設定が可能であり、マスターおよびサブサーバのスーパー管理者アカウントIDは同じである必要があります。即ち、接続したいシステムの管理ポータルの管理者のIDは必ず一致する必要があり、パスワードが一致していなくても構いません。
一般ユーザーにマスターおよびスレーブサーバーの設定権限を与えることはできませんが、一般ユーザーは管理ポータルを正常に切り替えることができます。
一般ユーザーが管理ポータルを切り替える場合、これらの管理ポータルのにそのユーザー名があることを確認する必要があります。これにより、ユーザーがいずれの管理ポータルにログインした後、管理ポータルを正常に切り替えることができます。
プラグインをインストールしているシステム即ちメインサーバーは、自身をスレーブサーバーとして設定することはできません。
スレーブサーバーを設定する時、指定するURLはhttp://ip:port/webroot/decisionのみサポート、IPを含みURLはサポートできません。
マスター/スレーブサーバーを接続するには、プロトコルを同じにする必要があります。即ち、httpからhttpに切り替え、httpsからhttpsに切り替えることができます。httpsページ内でhttpリクエストを発生させることはできません。
マスター/スレーブサーバーを接続するには、システムのメジャーバージョンを同じにする必要があります。例えばFineReport11.0とFineReport11.0、FineBI6.0とFineBI6.0、FineReport11.0とFineBI6.0。FineReport11.0とFineReport10.0は不可。
スレーブサーバーはCAS SSOをサポートできません。
マスター/スレーブサーバーがNginx転送を配置した場合は、nginx.confでaccess-control-allow-Originドメインを指定しないでください。プラグインでこの項目が構成されているため、Nginxが再度構成すると重複になってしまいます。ブラウザーは重複構成を許可しません。
スレーブサーバーの管理ポータルの目次に、マスターサーバーのテンプレートを追加することはできません。
スレーブサーバーにはfilterSSOインターセプトを設定しないでください。そうしない場合、管理ポータルの切り替えが失敗する可能性があります。
もし、マスターサーバーがIPアドレスでアクセスし、プラグインをインストールしてマスター/スレーブサーバーを構成する時、スレーブサーバーで自動生成されたマスターサーバーのアドレスは、IPアドレスでアクセスするURLになります。構成が完了した後、マスター・サーバーはIPアドレスでのみアクセスできます。また、スレーブサーバーに切り替えます。この場合、ドメイン名でアクセスしてからスレーブサーバーに切り替えることはできません。
このプラグインを実装する際、マスターサーバーのクリックジャック攻撃保護とコンテンツ盗聴攻撃保護を無効にする必要があります。
このプラグインにシステム(製品タイプ)の制限がほとんどありません。例えば、以下の組み合わせが許可されます。
FineReportシステムがマスターサーバー、FineBIシステムがスレーブサーバー。
FineBIシステムがマスターサーバー、FineReportシステムがスレーブサーバー。
FineReportシステムAがマスターサーバー、FineReportシステムBがスレーブサーバー。
三.詳細手順説明
注意:本マニュアルではFineBIシステムをマスターサーバー、FineReportシステムがスレーブサーバーを例として、複数システムの連携を説明しています。
3.1.事前準備
FineBIシステムとFineReportシステムにこのプラグインをインストールし、起動状態にします。
システムのスーバー管理者のIDを同じにする必要があります。例えばadmin。
FineReportシステムでクリックジャック攻撃保護とコンテンツ盗聴攻撃保護を無効にします。
3.2.スレーブサーバーに接続
スーバー管理者アカウントでFineBIシステムにログインし、システム‐製品接続をクリックして、マスタサーバーに設定を有効にします。サーバー設定パネルが表示されます。スレーブサーバーの情報を入力します。
入力完了後、接続テストと保存をクリックします。以下の画面が表示されると、接続が成功になります。スレーブサーバーのアドレスはIPアドレスのみサポートできます。
既に接続したスレーブサーバーは下図のように表示されます。操作のところで、三つのボタンをそれぞれクリックして、接続のテスト、変更、削除ができます。
3.3.効果の確認
右上のボタンをクリックして、管理ポータルを切り替えることができます。再度ログインは不要です。
3.4.AES暗号化キー
設定項目にAES暗号化キー があります。これは各システムの間にデータを転送する時のAES 暗号化キーのことをさします。既定は16桁の文字列、例えば「IrgwAINYUSLqVxHL」。AES暗号キーの手動編集はできません。ランダム生成のみサポートされています。
ランダム生成をクリックすると、AES暗号キーがランダムに生成し、スレーブサーバーに同期されます。この操作はマスターサーバーのみで実行できます。スレーブサーバーにランダム生成のボタンがありません。
四.目次にスレーブサーバーのテンプレートを追加
マスターサーバーでシステム‐目次管理をクリックし、二つのボタンが追加さました。テンプレート追加(スレーブサーバーから)とBIテンプレート(スレーブサーバーから)、この二つのボタンを通して、マスタサーバーにスレーブサーバーのテンプレートを追加することができます。
ここでテンプレート追加(スレーブサーバーから)をクリックします。FineReportシステムにあるテンプレートが表示されます。必要なテンプレートを選択し、マスターサーバーの管理ポータルに追加します。
下図のように、マスタサーバーであるFineBIシステムでスレーブサーバーであるFineReportシステム内のテーブルを閲覧することが可能になりました。