一.概要
1.バージョン
帳票サーババージョン |
11.0 |
2.応用シーン
円グラフで内径の比率を設定し、ドーナツチャートとして表示する場合、よくある要件として、分類名、集計値、またはカスタムテキストなどの情報をドーナツチャートの中央の空白部分に表示し、グラフの空間利用率を向上させたいことがあります。
円グラフのラベル機能である[分類ラベル]を使用することで、カスタムテキスト、分類名、集計値などの情報を円グラフの中央領域に表示することが可能になります。
3.機能概要
円グラフを選択し、[スタイル]-[ラベル]に移動すると、値ラベルと分類ラベルをそれぞれ設定できます。これらのラベルは、以下の3つの方法でラベル内容を設定できます:
一般:[分類名]や[まとめ値]を選択することで、ビルトインのデータ指標を表示可能。
リッチテキスト:テキスト内容を自由にカスタマイズ可能。
カスタム:コードを使用してテキスト内容をカスタマイズ可能。
二.例
1.データ準備
一般帳票を新規作成し、新しいビルトインデータセットを作成します。以下の図のように:
2.グラフの挿入
セル範囲を結合し、円グラフを挿入します。以下の図のように:
3.データのバインド
円グラフにデータをバインドします。以下の図のように:
4.スタイルの設定
[スタイル]-[タイトル]で[タイトル表示]のチェックを外します。[スタイル]-[凡例]では、凡例の[位置]を上に設定します。[スタイル]-[系列]では、[内径%]を80%に設定します。以下の図のように:
5.中央ラベルのカスタマイズ
円グラフの[値ラベル]のチェックを外にします。[分類ラベル]には[リッチテキスト]を選択します。位置を[中央揃え]に設定します。これにより、分類ラベルが円グラフの中央に表示されます。以下の図のように:
[リッチテキストエディター]をクリックして編集画面に入り、編集パネルに「Android各バージョンの市場シェア」と入力します。[フォントスタイル]を[カスタマイズ]に設定します。以下の図のように:
6.効果プレビュー
6.1PC端末
帳票を保存し、[改ページプレビュー] をクリックすると、PC端末での効果は以下の図のように:
6.2モバイル端末
App端末 と HTML5 端末両方ともサポートされています。効果は以下の図のように: