[汎用] JSによるモバイル端末での一括削除の実現

1.期待される効果

チェックボックスを通じ、モバイル端末での一括削除機能と全選択削除機能を実現します。以下の図のように：

2.実現の考え方

帳票本体にカスタムボタンを新規追加し、書き込み操作を実現し、対応削除はビルトインSQLで実行されます。

1.テンプレートの新規作成

テンプレートを新規作成し、データベースクエリds1を新規追加し、削除する必要のあるデータのテーブルをクエリします。

例では、ビルトインデータベースの「書き込み社員名簿」テーブルを今回のテストテーブルとして使用し、SQL文は select * from 書き込み社員名簿 です。

2.テーブルのデザイン

以下の図のようにテンプレートのスタイルをデザインし、フィールドを対応するセルにドラッグします。

 · B1セル：[チェックボックスウィジェット]を追加します

 · B2セル：[チェックボックスウィジェット]を追加し、[ウィジェット名]を box に設定します

 · F1セル：[ボタンウィジェット]を追加し、ボタン名を「削除」とします

3.チェックボックスに状態変更イベントを追加

B1セルを選択し、[ウィジェット設定]をクリックし、[クリックイベント]を追加します。JavaScriptのコードは以下の通りです：

このイベントは、ある行がチェックされているかどうかを判断するために使用されます。

var a = this.getValue();
var arr1 = contentPane.getWidgetsByName("box");
for (var i = 0; i < arr1.length; i++) {
 contentPane.setCellValue(1,1+i,a);
}

4.帳票の書き込みの設定

「書き込み社員名簿」テーブルに[帳票書き込み属性]を設定し、「ID」を削除の[主キー]としてチェックし、[書き込みタイプ]を[削除書き込み]に設定します。

[書き込み条件設定]をクリックし、数式は次の通りです：=B2='true' 。以下の図のように：

この数式は、チェックされた行に対して削除書き込みを行うことを意味します。

5.ボタンに書き込みイベントを設定

F1セルを選択し、[ウィジェット設定]をクリックし、[クリックイベント]を追加します。JavaScriptのコードは以下の通りです：

contentPane.verifyAndWriteReport(); 

6.書き込み成功イベントの設定

[テンプレート]-[テンプレートWeb属性]-[書き込みページ設定]をクリックし、このテンプレートに対して個別に「書き込み成功」イベントを設定します。

JavaScript のコードは以下の通りです：

location.reload();

7.効果プレビュー

テンプレートを保存し、[モバイル端末プレビュー]をクリックし、タイプを[書き込み]に選択します。

App端末及びHTML5端末のプレビュー効果は、本文の第一章第1節を参照してください。

テンプレートをダウンロードするにはこちらをクリックしてください：

モバイル端末での一括削除の実現.cpt