1.概要
1.1 バージョン
サーババージョン | JARパッケージ | 機能変更 |
10.0.9 | 2020-08-31 | ビルドイン検証編集画面の検証エラー情報は、検証式を満たさない場合に提示されます。 |
1.2 応用シーン
ユーザーは検証式と検証エラーメッセージを定義することができます。フロントエンドに書き込みをした後にデータ検証を行うか、または直接書き込みをする場合、全てのシートに対してそれぞれの設定に従って検証を行い、データが検証式の要求を満たさない場合、書き込みが終了し、検証エラーメッセージがポップアップされます。次の図のように:
1.3 機能入り口
デザイナのメニューバー「テンプレート>帳票書き込み属性」をクリックして、設定画面で「データ検証」を選択してから「ビルドイン検証」を選択、「数式検証」と「検証を満たさない場合メッセージを表示」を追加、設定が完了した後に「確定」をクリックすればいいです。次の図のように:
2. 例
2.1 データ準備
データベースクエリのデータセットds1を新規追加、SQL文は:SELECT * FROM 販売
2.2 テーブル設計
次の図に示すように、データセットフィールドを対応するセルにドラッグして、A2~F2セルにテキストウィジェットを追加します。
2.3 書き込み設定
デザイナのメニューバーで「テンプレート>帳票書き込み属性」をクリックすると、次の図に示すように、書き込み設定の下に「ビルドインSQL」を追加します。
2.4 データ検証の設定
デザイナのメニューバーで「テンプレート>帳票書き込み属性」をクリックすると、次の図に示すように、データ検証設定の下に「ビルドイン検証」を追加します。
検証式:D2>0&&D2<10000、販売コストの書き込み値が0~10000の間でなければならないことを示します。
検証エラーメッセージ:"販売コストが範囲外になります!"
注意:検証式のセルが拡張セルの場合は、拡張された全てのセルに適用されます。非拡張セルの場合は、定義されている個々のセルに対してのみ有効になります。
2.5 効果プレビュー
1)PC端末
帳票を保存してから「書き込みプレビュー」をクリックします。販売コストが検証区間外の値を書き込む場合、「データ検証」または「書き込み」をクリックすると、次の図のように検証エラーメッセージが表示されます。
2)モバイル端末
Appとモバイル端末のプレビューを同時にサポート、効果は次の図のようになります。
3. テンプレートダウンロード
クリックでテンプレートをダウンロード:ビルドイン検証.cpt
4. 注意事項
検証時に検証ボックスがFine-Engine_Verify_Formular_Parser_Errorを表示する場合は、数式の実行に問題があるかもしれません。
最も一般的なのは、数式のパラメータタイプが間違っていることです。例えば、数式:=inarray(1,A1)>0は、A1に1つのデータしかない場合、文字列として解析されますが、inarray関数は2番目のパラメータが配列である必要があるため、エラーが発生します。
このとき、数式を=inarray(1,split(A1,","))>0に変更すると、さまざまな状況に対応できます。