一.概要
1.応用シーン
書き込みテンプレートに複数のウィジェットがあり、あるウィジェットが値を選択した後、下の図に示すように、その他のウィジェットのデータ辞書にもその選ばれた値に応じて動的に変化してほしい場合に利用します。
2.実現の方向性
書き込みの連動効果を実現するには三つの方法があります。
· データセットのsqlフィルターを使います。ウィジェットの拡張シーンをサポートします。
· SQL()関数を使います。ウィジェットの拡張シーンをサポートしますが、データ量が大きければ性能が落ちてしまいます。
· value()関数 を使います。ウィジェットの拡張シーンをサポートします。
二.例
1.テンプレートを準備
帳票を新規作成します。テーブルのスタイルは次の図に示すとおりです。
2.方法一:データセットのsqlフィルター
1.データセットds2を新規追加します。SQL文は次の通りです。 SELECT 城市 FROM 雇员 where 地区='${C9}' つまり、where条件によって「城市」のデータをC9セル(「地区」)の選択値に基づくものに制限します。
2.C9セル(「地区」)を選択し、下の図に示すように、「地区」のプルダウンボックスウィジェットのウィジェット名とデータ辞書をds1に変更します。
3. F9セル(「城市」)を選択し、下の図に示すように、「城市」のプルダウンボックスウィジェットのデータ辞書をds2に変更します。
3.方法二:SQL()関数
F9セルを選択し、「城市」のプルダウンボックスウィジェットのデータ辞書を数式に変更します。下の図に示すように、実際値のところに次の数式を入力します。SQL("FRDemo","select 城市 from 雇员 where 地区='"+C9+"'",1)
表示値のところに次の数式を入力します。
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4.方法三:value()関数
F9セルを選択し、「城市」のプルダウンボックスウィジェットのデータ辞書を数式に変更します。下の図に示すように、実際値のところに次の数式を入力します。
value("ds1","城市","地区",C9)
表示値のところに次の数式を入力します。
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5.効果プレビュー
帳票を保存し、プレビューをクリックすると、次のように表示されます。
三.注意事項
データ辞書の連動が起動されると、連動されるウィジェットの値がクリアされます。上記の例で「地区」ウィジェットがデータを選択すると、「城市」ウィジェットがその前に選択した値はクリアされます。