独立ディプロイ

1. 独立デプロイとは、FinereportプロジェクトをWebコンテナにコピーすることです。Finereportプロジェクトが、独立なWebアプリケーションになります。

2. 独立デプロイする前は、JDKとWebアプリケーションサーバを設定する必要があります（Tomcatをお勧めします）。

注意:本マニュアルでは、windows10+jdk1.8.0_161+FineReport10.0を利用しております。

1.環境設定

1.利用者がアプリケーションをデプロイするためには、JDKとtomcat環境が必要です。詳しい操作方法について、[JDKのインストール・設定]、[Tomcatのインストール・設定]をご確認ください。

2.帳票プロジェクトをコピー

1.%FR_HOME%\webappsにおけるwebrootフォルダを%Tomcat_HOME%\webappsにコピーします。

注意:帳票プロジェクト名webrootはカスタマイズしてもよいです。しかし、ポータルにアクセスする時のurlも変わりますので、http://ip:ポート/プロジェクト名/decisionにおける[プロジェクト名]を変更する必要があります。

3.tools.jarをコピーする

1.%JAVA_HOME%\jdk\libにおけるtools.jarを%Tomcat_HOME%\libと%Tomcat_HOME%\webapps\webroot\WEB-INF\libにコピーします。

4.Tomcatサーバの起動

1.システムによっては、%Tomcat_HOME%\binにおけるstartup.batまたはstartup.shを実行して、Tomcatサーバを起動します。

2.Windowsシステムを例にします。startup.batをダブルクリックして、Tomcatサーバを起動します。

5.管理ポータルにログイン

1.管理ポータル、つまりデプロイ済みの帳票プロジェクトアクセスします。ブラウザにhttp://localhost:8080/webroot/decisionを入力して、アクセスします。ポータルの設定画面に入ることができれば、デプロイが成功しています。

注意1:既定ではポートが8080となっています。詳しい内容は、[Tomcatポートの設定]をご確認ください。

注意2:アドレスは[サーバIP+ポート+プロジェクトファイル名+decision]からなっています。

注意:本マニュアルでは、centOS7+jdk1.8.0_161+FineReport10.0を利用しております。

1.環境設定

1.利用者がアプリケーションをデプロイするためには、JDKとtomcat環境が必要です。詳しい操作方法について、[JDKのインストール・設定]、[Tomcatのインストール・設定]をご確認ください。

2.帳票プロジェクトをLinuxサーバにアップロード

1.帳票プロジェクトのwebrootフォルダを圧縮して、WinSCP/ftpなどのツールで%Tomcat_HOME%/webappsにアップロードします。

注意:できるだけ直接的にフォルダをアップロードしないでください。

2.アップロードが終わった後、解凍します。以下のコマンドを実行します。

3.JDKにおけるtools.jarを導入

1.%JAVA_HOME%/jdk/libにおけるtools.jarをサーバの%Tomcat_HOME%\libまたは%Tomcat_HOME%/webapps/プロジェクト名/WEB-inf/libにコピーします。

2.以下のコマンドを実行します。 

4.Tomcatサーバの再起動

1.%TOMCAT_HOME%/binに入ります。まずshutdown.shを実行して、Tomcatサーバを終了させます。コマンドを入力して、Enterを押します。

2.Tomcatのプロセスがあるか確認します。ある場合、Tomcatプロセスをkillします。コマンドを入力して、Enterを押します。

3.Tomcatのプロセスがある場合、それをkillします。pidはプロセスの番号です。コマンドを入力して、Enterを押します。

4.もう一度./startup.shを実行します。コマンドを入力して、Enterを押します。

5.Tomcatログを確認

1.以下のコマンドを入力して、Enterを押します。

下図のように、Tomcatサーバの再起動が完成されます。