アップグレードツール for linux

  • 作成者:FRInternational
  • 編集回数:3次
  • 最終更新:FRInternational 于 2022-12-19
  • 一.概要

    1.機能の概要

    本マニュアルでは、スタンドアロンのアップグレード補助ツールを使用して、10.0のWebプロジェクトを11.0バージョンにアップグレードできます。更新内容は、JARパッケージ、プラグイン、各種設定ファイル、FineDBデータシートなどの互換性のあるアップグレードを含みます。

    1.ワンクリックで実行でき、インストール不要

    2.日本語、英語、簡体字中国語、繁体字中国語、韓国語に対応

    3.Windows、Linuxに対応

    2.アップグレード手順

    1.ライセンス取得済みで利用可能な10.0プロジェクトを用意します。アップグレードする前は販売担当に連絡して、ライセンスの移行を申請してください。アップグレード後は、もう一度ランセンスを取得する必要があります。

    2.アップグレードツールは、JARファイルバージョン2020-08-04以降のFineReport 10.0のアップグレードのみをサポートしています。現在、アップグレードツールでは、バージョン10.0からバージョン11.0.3へのアップグレードのみがサポートしています。

    注:アップグレードツールはレポートプロジェクト用です。ローカルデザイナは、自分でバージョン11.0のデザイナをダウンロードし、レポートプロジェクトにリモートで接続する必要があります。

    二.アップグレード手順の概要

    アップグレードの手順は次のとおりです:

    1. 設定のバックアップ

    2. プロジェクトのバックアップ

    3. アップグレード

    4. FineDBの移行

    三.アップグレード手順

    1.アップグレードツールをサーバ側の/optディレクトリににアップロードします。

    2.cdコマンドでアップグレードツールのディレクトリに入り、chmod +X ファイル名を実行し、アップグレードツールに実行権限を配分して、起動します。下の画像の通りです。

    注:FineUpgrade_v11_linux_xxx.sh は、アップグレードツールのファイル名です。

    1661789239342974.png

    コードは次の通りです。

    cd /opt
    chmod +x FineUpgrade_v11_linux_2022-02-09-amd64-JP.sh./FineUpgrade_v11_linux_2022-02-09-amd64-JP.sh

    3.プロジェクトのパスを入力します。tomcat 11 を例にします。パスは /opt/tomcat11/webapps/webroot です。

    バックアップせずにアップグレードするか設定します。Nを入力すると、次のヒントが表示されます:バックアップパスを選択してください,バックアップパスを入力してアップグレードします。下の画像の通りです。

    1661789303646835.png

    Yを入力すると、バックアップディレクトリが選択されていない場合、バックアップはスキップされ、アップグレードが直接実行されます。元のプロジェクトとデータベースがバックアップされているかご確認ください。本当にスキップしますか。

    が表示されます。もう一度Yを入力すると、アップグレードが始まります。

    1661789398729340.png

    4.アップグレードが成功したら、upgrade successが表示されます。

    5.その後、Tomcatを起動します。コマンドを tomcat/bin ディレクトリに切り替え、 ./startup.shを実行して、tomcatを起動し、ポータルにログインします。FineReport 10.0 のURLと同じです

    プラットフォームURL:http://IP:ポート/webroot/decision(webrootはプロジェクト名、decisionはServlet名です。

    テンプレートURLhttp://IP:ポート/webroot/decision/view/report?viewlet=xxx.cptまたはxxx.frm

    四.外部データベースの設定

    アップグレードツールの処理後、プラットフォームのfinedbは既定の組み込みデータベースモードに変わります。独自のデータベースに移行する場合は、データベースを移行する必要がありマス。→「外部データベースの構成」を参照して、関連ドキュメントを再移行する必要があります。

    データベースのマニュアルに従って、表を作成するコードなどの指示に従って作成してください。そうでなければ、移行が失敗します。

    1661789413272149.png

    注1:アップグレードツールは、元の外部ライブラリのデータを変更することはありません。代わりに、データを読み込み、アップグレードのためにビルトインライブラリを生成します。

    注2:以前の環境に影響を与えないように古いバージョンの外部ライブラリと独立させるには、元のデータベースインスタンスと同じユーザの下に新しいデータベースを作成して移行することができます。FineReport 11.0 の動作が安定したら、元の FineReport 10.0 の外部ライブラリを削除することができます。すでに準備済みの場合、元のインスタンスをそのまま使えても問題ありません。

    五.クラスタのアップグレード

    1.一つのノードでアップグレードして外部データベースを設定する

    以上で紹介した方法に従い、一つのノードでアップグレードします。その後、外部データベースの設定を確認します。下の画像の通りです。

    2.クラスタを実行する

    クラスタ構成はそのまま保存されています。クラスタをオンにすれば実行できます。次の画像の通りです。

    1661789422683967.png

    3.アップグレードファイルの同期

    1.すべてのノードのtomcatを閉じ、アップグレードされていないノードのwebrootの下にあるscripts、WEB-INFフォルダを削除します(削除する前にバックアップが完了していることを確認してください)。そうしなければ、FineReport 10.0 のデータが残され、異常が発生します。

    2.アップグレードしたノードのwebrootのディレクトリにあるWEB-INFフォルダを別のノードにコピーし(外部ライブラリを構成し、クラスタを実行してからでなければならない)WEB-INF\configフォルダの下にあるcluster.propertiesファイルを削除した後、各ノードのtomcatを順次起動し、クラスタ構成が完成します。

    六.エラー時の対処法

    アップグレード後に重大な故障が発生した場合は、以前のリリースにロールバックすることができます。

    七.補足説明

    1.アップグレードツールはWebプロジェクトのみのアップグレードであり、完全なデザイナのアップグレードは提供しません。デザイナのアップグレードが必要な場合は、まず11.0を新規インストールしてから、古いデザイナのプロジェクトを11.0にアップグレードした後、アップグレードしたプロジェクトを新しくインストールした11.0デザイナディレクトリにコピーしてください(つまり、11.0 webappsディレクトリのwebrootファイルをアップグレードしたプロジェクトファイルに置き換えます)。

    2.Webプロジェクトをアップグレードした場合、アップグレードが成功したかどうかにかかわらず、アップグレードツールを再度実行しないでください。アップグレードは、バックアップされた10.0プロジェクトを使って再実行してください。

    3.アップグレードツールはバージョンを跨いでアップグレードすることはできません。たとえば、9.0プロジェクトを10.0にアップグレードしたい場合は、プロジェクトを10.0にアップグレードしてから、10.0から11.0にアップグレードする必要があります。

    4.10.0プロジェクトでtools.jarが設定されている場合は、toolsキットをもう一度導入する必要はありません。代わりに、%JAVA_HOME%/jdk/libにおける環境変数tools.jarを%TOMCAT_HOME%/libまたは%TOMCAT_HOME%/webapps/プロジェクト名/WEB_INF/libに配置してください。この手順を実行しないと、サーバーからエラーコード500が報告されます。

    5.アップグレードツールは、公式のデータセット類プラグインもサポートしています。サポートしているプラグインは次のとおりです:

    プラグイン
    多次元データセット
    SAP データセット
    JSON データセット
    MongoDB データセット
    新 SAP BW データセット
    螺旋データセット

    6.Linuxでのアップグレードが失敗した場合、失敗の原因の具体的な情報が表示されます。lsof -i:20216 と lsof -i 20217 を実行して pid を検索してください。 pid を kill してからもう一度やり直してください。

    7. 10.0 から11.0にアップグレードする場合、バックアップはデフォルトでschedule、backup、logsの3つのディレクトリをスキップしますが、アップグレードに失敗した場合、元のプロジェクトのschedule、backup、logsの3つのファイルをバックアップしたディレクトリに手動でコピーした後、バックアップしたパスに切り替えてください。

    8.ログキーワード:次の表でアップグレードプロセスの一部キーワードが示されています。モジュールのアップグレードに失敗した場合はキーワードを検索して確認することができます。

    キーワード
    起動に成功しましたFine assist start successfully
    10.0 プロジェクトのバックアップ開始
    v10 backup process start
    10.0 プロジェクトのバックアップが終了しましたv10 backup process start
    バックアップ失敗Backup fail
    データモジュールの更新に成功しましたAuthority module upgrade successfully
    リソースファイルの更新に成功しましたResource module upgrade successfully
    プラグイン更新ログプラグインを削除remove plugin file
    プラグインをインストールinstall plugin
    プラグインを更新upgrade plugin
    プロジェクトモジュールの更新に成功しましたPlugin module replace successfully
    全体の交換に成功しましたV11 replace ok
    V11 モジュールは正常にアップグレードされましたV11 upgrade ok
    アップグレードが完全に成功しましたupgrade success


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    Theme: FineReport 10.0→11.0アップグレード
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