一.概要
1.バージョン
帳票サーバのバージョン |
11.0.4 |
2.機能の簡単説明
プロジェクトにあるすべてのディレクトリを整理し、クリアで消去してもいい内容と範囲を明確にします。
プロジェクトにあるそれぞれのディレクトリの内容について説明し(ファイルの用途、メモリ使用量など)、ディスククリアの提案をします。
二.クリアのロジック
ディスククリアの内容とロジックは下記の表のとおりです。
フォルダ/ファイル | 用途 | 手動クリア |
バックアップファイル | 1.ファイルパス: 既定パスは%FR_HOME%\webapps\webroot\backupです。 バックアップファイルのパスをカスタム設定した場合、そのパスをスキャンします。 2.ファイルの用途: プロジェクトのバックアップファイル。 3.クリアのレベル: 慎重にクリアしてください。 | ファイルレベルは具体的な日付(日レベル)まで表示し、ユーザーはクリアしたい範囲を手動で選択してクリアを実行できます。 3ヵ月以前のファイルをクリアすることを提案します。 3ヵ月以内のファイルは表示されません。 |
schedule | 1.ファイルパス: %FR_HOME%\webapps\webroot\WEB-INF\schedule 2.ファイルの用途: タスクスケジューラ任務実行時に生成した中間ファイルを保存するためです。 3.クリアできる範囲: 過去1年以内のファイルを保留として、それ以前のファイルをクリアできる範囲とします。 4.クリアのレベル: クリアを推奨します。 | ファイルレベルは具体的な日付(日レベル)まで表示し、ユーザーはクリアしたい範囲を手動で選択してクリアを実行できます。 12か月以前のファイルのクリアを推奨します。 12か月以内のファイルは表示されません。 |
treasure | 1.ファイルパス: %FR_HOME%\webapps\webroot\WEB-INF\treasures 2.ファイルの用途: クラウド運用保守ログのパッキングファイル。 3.クリアのレベル: クリアを推奨します。 | ファイルレベルは具体的な日付(日レベル)まで表示し、ユーザーはクリアしたい範囲を手動で選択してクリアを実行できます。 12か月以前のファイルのクリアを推奨します。 12か月以内のファイルは表示されません。 |
fanruan.log | 1.ファイルパス: %FR_HOME%\logs\fanruan.log 2.ファイルの用途: FanRuanプロジェクトの運行ログ。 3.クリアのレベル: 慎重にクリアしてください。 | 手動クリアはサポートされません。 |
dump | 1.ファイルパス: システムスキャンでエクスポートされたが、消去されなかったdumpファイル。 2.ファイルの用途: dumpファイル。 3.クリアレベル: クリアを推奨します。 | ファイルレベルは具体的な日付(日レベル)まで表示し、ユーザーはクリアしたい範囲を手動で選択してクリアを実行できます。 1週間以前のファイルのクリアを推奨します。 1週間以内のファイルは表示されません。 |
Catalina.log | 1.ファイルパス: %TOMCAT_HOME%\logs\Catalina.log2.ファイルの用途: Tomcat運行ログ。 3.クリアのレベル: 慎重にクリアしてください。 4.注意事項 Tomcatの関係ログがパーティション分割されなかった場合、クリアしません。 | ファイルレベルは具体的な日付(日レベル)まで表示し、ユーザーはクリアしたい範囲を手動で選択してクリアを実行できます。 1週間以前のファイルのクリアを推奨します。 1週間以内のファイルは表示されません。 |
Catalina.out | 1.ファイルパス: %TOMCAT_HOME%\logs\Catalina.out 2.ファイルの用途: Tomcatの標準出力と標準エラーのログ。 3.クリアのレベル: 慎重にクリアしてください。 4.注意事項 Tomcatの関係ログがパーティション分割されなかった場合、クリアしません。 Windowsシステムに当該ファイルが存在しない場合、クリアしません。 | ファイルレベルは具体的な日付(日レベル)まで表示し、ユーザーはクリアしたい範囲を手動で選択してクリアを実行できます。 1週間以前のファイルのクリアを推奨します。 1週間以内のファイルは表示されません。 |
三.手動クリア
1.ディスクのスキャン
管理者がFineReportポータルにログインし、システム管理—スマート運用保守—ディスク運用保守—ディスククリアの順で操作します。
スキャンするファイルの種類を選択し、「スキャン実行」をクリックすると、手動でクリアできる重複ファイルをスキャンします。具体的な操作は下記の図の通りです。
スキャンの途中で「スキャン停止」をクリックするとスキャンが停止し、すでに検索された重複ファイルが表示されます。
スキャン完了後、プラットフォームがスーパー管理者に、「ディスクスキャンが完了しました。スマート運用保守—ディスク運用保守画面まで結果をご確認ください」という内容のメッセージを送信します。具体的には下記の図の通りです。
スキャン完了後、
1.クリアできるファイルの合計サイズをユーザーに報告します。
2.ユーザーはレイヤーを開いてクリアできるファイルを確認できます。
3.各ファイルのサイズを確認できます。
4.「推奨オプション」をクリックしすると、すべてのクリア推奨のファイルに自動的にチェックを入れるようになります。
5.「再スキャン」をクリックすると、クリアする必要のあるファイルのスキャンを再起動します。
2.ファイルクリア
スキャン完了の画面でクリアしたいディスクファイルを選択し、「クリアする」をクリックすると、「選定されたファイルとデータは永久に削除され、復元できません」というポップアップが表示されます。
「確認」ボタンをクリックすると、対象となるディスクファイルのクリアが開始します。
クリアの途中で、「クリア停止」をクリックすると、ファイルクリアが中止されますが、すでに消去されたファイルは復元できません。具体的には下記の図の通りです。
クリア完了後、プラットフォームがスーパー管理者に、「ディスククリアは完了しました。スマート運用保守—ディスク運用保守画面までご確認ください」という内容のメッセージを送信します。
クリア完了後、ユーザーに「クリア完了、クリア済みファイルサイズはxxM」というメッセージが表示されます。具体的には下記の図の通りです。