前のバージョン10 :FineReport 11.0 新機能 Back to Doc
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一.概要编辑

  1. 四年間のニーズ収集、製品改善、新機能開発テストを経て、FineReport11.0が正式にリリースされました。

  2. FineReport11.0は帳票開発体験を最適化するほか、さまざまなシナリオに対応する新機能を追加しました。また、「性能」、「安定性」、「セキュリティ」三つの基盤点から、製品全体可用性をより一層向上させました。本文はFineReport11.0の新機能について紹介します。

二.FineReport11の新機能编辑

FineReport 11.0は、引き続き帳票アプリケーションへ力を入れ、さまざまなシナリオに対応した幅広い帳票開発モデルを提供するとともに、製品のパフォーマンス、安定性、セキュリティを向上させる基盤を強化しています。

FineReport 11.0は、要件管理、データ分類、データ表示、各種情報システムとのオープンな相互接続まで、データ・アプリケーション・チェーン全体に焦点を当て、網羅的なワンストップ・データ・アプリケーション・プラットフォームを実現しています。

アップグレードの内容は、以下の画像の通りです。

1.開発者デバッグモード

11.0 のダッシュボードには、「開発者デバッグ」プレビュー機能が追加されました。テンプレートプレビューインターフェイスでダッシュボードのレイアウトを調整し、クリックして保存するだけで調整できます。

テンプレートのレイアウトをブラウザ上で調整できるため、デザイナーとブラウザを何度も切り替えてレイアウトを調整しながらプレビューのデバッグを行わなくても、素早くダッシュボードを開発することができます。

または、重なり合うコンポーネントのレイヤー優先度を調整することで、絶対レイアウト下でのレポート作成をより快適にすることができます。

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2.ダッシュボード自動調整ロジック

FineReport 11 では、ダッシュボードテンプレートが大幅に最適化され、異なる解像度での表示、異なるデバイスでの同じ操作感が保証されます。比例を保つスケーリングと比例を保たないスケーリングの両方にスムーズに適応できるようになりました。

  • 新しい自動調整モードは、PC側でのダッシュボードのデザインと表示を最適化します。

  • 「PC端末自動調整属性」におけるフォント適応と帳票のスケーリングを最適化しました。

  • 帳票ブロックコンポーネントに新機能「内容表示方式」が追加され、レポートブロックコンテンツの自動調整モードを設定することができるようになりました。

  • パラメータインターフェースコンポーネントに、パラメータパネルの高さを調整できる新機能「設定高さ」が追加されました。

  • タブの読み込みロジックを最適化し、タブが多くなると読み込みが遅くなる問題を解決しました。

  • 旧テンプレートと新適応テンプレートは、自由に切り替えて使用することができます。

  • ダッシュボードのエクスポートソリューションが組み込まれているため、プラグインが必要なくなります。

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3.コンポーネントリユース

テンプレート美化の方法が分からない、スタイル設定に時間を費やしたくない、または自社に共通するコンポーネントのスタイルや機能を作りたい、簡単なデモを作るためにビルドインのコンポーネントを利用したい場合にお勧めです。

FineReportコンポーネントリユースを利用することで、FineReport が用意しているコンポーネントをキャンバスにドラッグ&ドロップして、データ、サイズ、背景色を変更すれば、すぐに使用できます。

また、作成したコンポーネントを保存して次回から直接使えるようにしたい場合は、コンポーネントをローカルライブラリに保存するだけでも可能です。

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4.テンプレートテーマ

FineReportを使ってテンプレートを作成する際、いつもテンプレートのスタイル設定に苦労したりします。例えば、

  • テーブルスタイル、チャートの配色、見栄えの良いテンプレートの作り方

  • 作ったスタイルを再利用できなく、何度も設定・調整しなければならない

  • 要求が変わればスタイルも変わり、今まで作ってきたスタイルをすべてリセットしなければならない

これらの課題を解決するために、FineReport 11では「テンプレートテーマ」という新機能を導入しています。豊富な組み込みテーマから選択でき、カスタマイズのニーズに合わせてテーマの追加、変更、削除もサポートされているので、見栄えのいいテンプレートを素早く作成できます。

  • 一般帳票、ブロック帳票、ダッシュボードをサポートでき、各レポートタイプごとにビルトインテーマが利用可能です。

  • 組み込みの「互換テーマ」を利用することで、旧バージョンのテンプレートをFineReport 11.0で正常に使用できます。

  • 新規テーマの追加や修正・削除が可能ですが、組み込みのテーマは修正・削除に対応していません。

  • テンプレートテーマは、テンプレートの背景、セルスタイル、チャートスタイル(ダッシュボードにはコンポーネントスタイルも含まれます)など、詳細なカスタマイズに対応しています。


5.レイアウトの推奨

レイアウトの推奨機能、つまり様々な「カードレイアウト」をテンプレートのレイアウトに組み込み、コンポーネントをドラッグ&ドロップで配置するだけで、テンプレート全体のレイアウトが完成します。

インジケーターの主要内容と副次内容を明確に区別し、不規則な余白、不均等、画面のアンバランスといったレイアウトの問題を解決し、さまざまなパーソナライズニーズに対応します。

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6.Word 帳票

Wordに基づいて、動的なデータ、テーブル、チャートを帳票に盛り込むデザインをサポートし、より速く、スタイルを繰り返して校正する必要なく、Wordのレポートを出力できます。Wordレポートのオンライン化がより簡単になっています。

7.パラメータ用新フロントエンド

FineReport 11.0 デザイナは、ツールバーやパラメータパネルの新しいスタイルを提供し、より美しい帳票を簡単にデザインすることができます。

FR 11.0のデザイナーには、クラシックFR 11の二つのレポートスタイルをサポートしています。2つのレポートスタイルの比較は次の画像の通りです。

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8.オープンプラットフォーム

一つ一つのデータのレベルで制御することができ、他のシステムに対するデータのサイロ化を解消できます。

サードパーティシステムとFineReportとのWebインターフェース連携機能を開発するための敷居を下げ、ユーザー、権限、レポートデータ、部署役割などの情報をサードパーティシステムにプッシュして相互接続を容易に実現することができます。

視覚的な設定と自由度の高いサービスインターフェースの呼び出しツールにより、企業により安全で手軽な軽量ビジネスエンジンを提供し、自らのビジネス展開に適したマイクロサービスセンターの構築を目指します。

  • このプラグインは、データベースからの生データを、サービスを通じて指標データに変換することができます。

  • また、統一された検証仕様により、収集したデータの一貫性、完全性、正確性を保証します。

  • データサービスをFRで開発・管理し、開発コストを削減できます。

  • プラグインはシンプルなバックエンドで開発でき、より柔軟なインターフェースサービスを安全かつ確実にサードパーティーシステムに提供することが可能です。

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9.JSAPIアップグレード

FineReport 11.0では、各インターフェイスの詳細な説明と使用範囲を記載したJS APIマニュアルを新たに提供し、レポートにフロントエンドの効果を簡単に付加できるようになりました。マニュアルは便利で使いやすく、継続的に最適化され更新されています。

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11.Larkモバイル端末統合

FineReport11 は、プラグインをインストールし、プッシュメッセージの設定を行うことで Lark と連携することができます。


12.新計算エンジン

テンプレートのデータ量が多い場合、プレビュー速度が遅くなり、ユーザ体験に影響を与える場合があります。FineReport 11は、新しく計算エンジンを内蔵し、新しいテンプレート形式であるcptxを提供します。

このテンプレートフォーマットは、データ量の多いシナリオで情報の組み分け、一覧表示、フィルター、サマリーなどの比較的シンプルなテンプレートのパフォーマンスを改善するために設計されており、これらのテンプレートの表示速度を大幅に向上させることができます。

  • レポートの基礎となる計算のパフォーマンスは、10.0と比較して30%以上向上しています。

  • 詳細なクエリ最適化+ダイナミックキャッシュにより、シナリオによってはプレビュー時間を50%以上短縮します。

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13.データ抽出キャッシュ

データソースの取得性能は、レポートの実行速度に大きな影響を与えます。

リアルタイムのデータを必要とせず、30分程度の更新頻度を許容できる場合、キャッシュはサーバーやデータベースへの負担を軽減しつつ、レポートの実行速度を向上させることができる解決策となります。

「データ抽出キャッシュ」は、データセットクエリの結果をキャッシュすることで、再度同じクエリを実行する際にデータベースに再接続してデータを再取得することなく、キャッシュを直接利用できるため、リソースの再利用とフェッチ時間の短縮によりレポートの表示速度を向上させることが可能です。また、キャッシュされたデータを定期的に抽出・更新することで、データの精度を向上させることができます。

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