一.概要
[メーター]は、インジケータの進捗状況または現在値を分かりやすく表示できますので、進捗と割合の表示に適しています。
[メーター]には、5つのサブスタイルがあります:360°多ポインタのメーター、180°多ポインタのメーター、リングメーター、スケールメーター、チューブメーター。本マニュアルでは、サブスタイル別で紹介します。
二.操作手順
1.チャートの挿入
五種類のメーターの挿入方法は同じです。[挿入]-[フロンティング要素]-[グラフの挿入]をクリックします。[メーター]をクリックし、サブスタイルから一種選びます。
三.多ポインタメーター
多ポインタメーターにはメモリとポインタが表示されており、目盛が数字の大きさを表示し、ポインタはどれか1つの指標を代表しています。ポインタは、現在値を指しています。
多ポインタメーターを利用することで、インジケータの現在値、または進捗状況などを分かりやすく表示できます。しかし、1つのカテゴリーしか表示することができなく、分かりやすく表示できる指標数にも限りがありますので、一度に大量のデータを表示できません。
多ポインタメーターは、360度または180度から選ぶことができます。ここでは、360度を例にしますが、180度メーターの操作は360度のと同じです。
1.データのバインド
1.データセットクエリーds1を新規作成します。FRDemoENデータベースを選び、以下のSQL文を入力します。
SELECT Category_name, Inventory_quantity, Order_quantity, Re_order_quantity
FROM Product JOIN ProductCategory
ON Product.CategoryID=ProductCategory.CategoryID
WHERE Category_name='Beverages'
2.[フローティング要素]-[データ]をクリックして、データバインドのページに入ります。
[データソース]を[データセットのデータ]にします。[データセット]は[ds1]にします。
[分類]は、[Category_name]にします。
[系列名を使用]は[ティールド名]にします。
[Inventor_quality]、[Order_quality]、[Re_order_quality]、三組の系列を追加します。
2.スタイルの設定
1.汎用スタイル
チャートをクリックして、右側のパネルで[スタイル]をクリックします。チャートには様々なタイプがありますが、大部分のスタイル設定項目は通用しています。詳しくは、「チャートスタイル」をご確認ください。スタイル設定の効果は、すぐに左側のプレビューで確認できます。
2.特殊なスタイル
多ポインタメーターの[スタイル]-[系列]設定は、基本スタイルとやや違っています。本マニュアルでは主に特殊なスタイルについて紹介します。
3.特殊効果の設定
特殊効果に関する汎用の詳しい設定方法について、「チャートの特殊効果」をご確認ください。
4.効果をプレビューする
セーブしてプレビューします。チャートの下には、カテゴリー名「Beverages」が表示されています。三本のポインタは、それぞれ在庫、注文、再注文の数量を表示しています。数字は、メーター盤の下に表示されています。
四.リングメーター
リングメーターは360°の円で割合を表わし、占めている比例、進捗、達成率を表示することに適しています。しかし、1つのカテゴリーしか表示することができなく、分かりやすく表示できる指標数にも限りがありますので、一度に大量のデータを表示できません。
チャートを選び、[フローティング要素]-[タイプ]の欄で、[リングメーター]をクリックします。
1.データのバインド
1.組み込みデータ接続FRDemoENからデータクエストds2を新規作成します。SQL文は以下の通りです。
SELECT Category_name, sum(Inventory_quantity) as Total_Inv
FROM Product JOIN ProductCategory
ON Product.CategoryID=ProductCategory.CategoryID
WHERE Category_name='Beverages'
2.[フローティング要素]-[データ]をクリックして、データバインドのページに入ります。
[データソース]を[データセットのデータ]にします。[データセット]は[ds2]にします。
[分類]は、[Category_name]にします。
[ポインタ値]と[スタイル]-[座標軸]-[最小値]の両方によって、リングチャートの分子が計算されます。ここでは、[Total_Inv]にします。
[目標値]と[スタイル]-[座標軸]-[最小値]の両方によって、リングチャートの分母が計算されます。ここでは、500にカスタマイズします。
2.スタイルの設定
1.汎用スタイル
チャートをクリックして、右側のパネルで[スタイル]をクリックします。チャートには様々なタイプがありますが、大部分のスタイル設定項目は通用しています。詳しくは、「チャートスタイル」の章をご確認ください。スタイル設定の効果は、すぐに左側のプレビューで確認できます。
2.特殊なスタイル-系列
リングメーターの[スタイル]-[系列]設定は、汎用スタイル設定とやや違っています。本マニュアルでは主に[系列]の設定について紹介します。
向き:複数のカテゴリーを持ち、各カテゴリーに1つのメーターが表示されている場合、メーターを[縦方向]か[横方向]で並べ替えるか設定できます。
回転方向:[反時計回り]と[時計回り]から選択できます。
メータ背景:メーターの空白部分の色を設定します。既定では灰色となっています。
メータ内背景:メーターの中央部分の色を設定します。既定では透明となっています。
半径設定:メーターのサイズを設定します。[自動]と[固定]から設定できます。
シュート割合:メーター中央のシュートの大きさを設定します。
目盛と配色:メーターの目盛の色を設定します。
3.特殊なスタイル-座標軸
リングメーターの[スタイル]-[系列]設定は、基本スタイルとやや違っています。本マニュアルでは主に[系列]の設定について紹介します。
3.特殊効果の設定
特殊効果に関する汎用の詳しい設定方法については、チャート特殊効果をご確認ください。
注:パーセンテージメーターの特殊効果には、[条件表示]の設定項目がありません。
4.効果をプレビューする
セーブしてプレビューします。メーターの中央には、カテゴリー名「Beverages」と数字が表示されています。500の90.5%となっています。
五.スケールメーター
スケールメーター(%)は、円弧で割合を表わします。リングメーターとの違いは、目盛が表示されていることです。
スケールメーター(%)は、指標と達成率の表示、例えば販売目標の完成率、製品の合格率などを表示することに適しています。しかし、データの推移を表わすことができないので、データの対比と分析には不向きです。
チャートを選び、[フローティング要素]-[タイプ]の欄で、[スケールメーター(%)]をクリックします。
1.データのバインド
[フローティング要素]-[データ]をクリックして、データバインドのページに入ります。ds2を使用し、[四.リングメーター]の[1.データのバインド]に従ってデータセットを作成します。
2.スタイルの設定
1.汎用スタイル
チャートをクリックして、右側のパネルで[スタイル]をクリックします。チャートには様々なタイプがありますが、大部分のスタイル設定項目は通用しています。詳しくは、チャートスタイルをご確認ください。スタイル設定の効果は、すぐに左側のプレビューで確認できます。
2.特殊なスタイル-系列
スケールメーターの[スタイル]-[系列]設定は、基本スタイルとやや違っています。本マニュアルでは主に[系列]の設定について紹介します。
向き:複数のカテゴリーを持ち、各カテゴリーに1つのメーターが表示されている場合、メーターを[縦方向]か[横方向]で並べ替えるか設定できます。
ポインタ:メーターの中央部分の色を設定します。既定では透明となっています。
目盛:メーターの目盛の部分の背景色を設定します。既定では浅い灰色となっています。
半径設定:メーターのサイズを設定します。[自動]と[固定]から設定できます。
シュート割合:メーター中央のシュートの大きさを設定します。
目盛と配色:メーターの目盛の色を設定します。
3.特殊なスタイル-座標軸
スケールメーターの[スタイル]-[座標軸]設定は、基本スタイルとやや違っています。本マニュアルでは主に[系列]の設定について紹介します。
3.特殊効果の設定
特殊効果に関する汎用の詳しい設定方法について、チャート特殊効果をご確認ください。
注:パーセンテージメーターの特殊効果には、[条件表示]の設定項目がありません。
4.効果をプレビューする
保存してプレビューします。メーターの中央には、カテゴリー名「Beverages」と数字が表示されています。500の92.4%となっています。
六.チューブメーター
チューブメーターは、チューブの形のチャートです。目盛とポインタが表示されて、目盛が数値の参考となり、ポインタが進捗の度合を表示します。指標の進捗状況または現在値を分かりやすく表示できますので、進捗と割合の表示に適しています。しかし、データの推移を表示することができないので、対比と分析には不向きです。
チャートを選び、[フローティング要素]-[タイプ]の欄で、[チューブメーター]をクリックします。
1.データのバインド
1.組み込みデータ接続FRDemoENからデータクエストds3を新規作成します。SQL文は以下の通りです。
SELECT Category_name, sum(Inventory_quantity) as Total_Inv
FROM Product JOIN ProductCategory
ON Product.CategoryID=ProductCategory.CategoryID
WHERE Category_name!='Daily necessities'
GROUP BY Category_name
2.[フローティング要素]-[データ]をクリックして、データバインドのページに入ります。
[データソース]を[データセットのデータ]にします。[データセット]は[ds3]にします。
[分類名]は、[Category_name]にします。
[ポインタ値]と[スタイル]-[座標軸]-[最小値]の両方によって、リングチャートの分子が計算されます。ここでは、[Total_Inv]にします。
[目標値]と[スタイル]-[座標軸]-[最小値]の両方によって、リングチャートの分母が計算されます。ここでは、800にカスタマイズします。
2.スタイルの設定
1.汎用スタイル
チャートをクリックして、右側のパネルで[スタイル]をクリックします。チャートには様々なタイプがありますが、大部分のスタイル設定項目は通用しています。詳しくは、「チャートスタイル」をご確認ください。スタイル設定の効果は、すぐに左側のプレビューで確認できます。
2.特殊なスタイル-系列
チューブメーターの[スタイル]-[系列]設定は、基本スタイルとやや違っています。本マニュアルでは主に特殊なスタイルについて紹介します。
配置方向:メーターの方向を設定します。[縦方向]と[横方向]から選択でき、既定では[縦方向]となっています。
ポインタ:メーターの中央部分の色を設定します。既定では透明となっています。
目盛:メーターの目盛の部分の背景色を設定します。既定では浅い灰色となっています。
長さ設定:メーター長さを設定します。[自動]と[固定]から設定できます。
シュート幅:チューブの太さを設定します。
目盛りと配色:目盛りの配色を設定します。
3.特殊なスタイル-座標軸
チューブメーターの[スタイル]-[座標軸]設定は、基本スタイルとやや違っています。本マニュアルでは主に特殊なスタイルについて紹介します。
軸ラベル:軸ラベルを表示するか設定します。
文字:フォント、フォントの大きさ、色、斜体、太字の設定ができます。
カスタム最小値:有効にすると、最小値を設定できます。[ポインタ値]と[目標値]の両方によって、パーセンテージを計算します。パーセンテージ=(ポインタ値-最小値)/(目標値-最小値) となっています。
カスタム主要目盛単位:主要目盛単位を設定できます。数式をサポートしています。
カスタム補助目盛単位:補助目盛単位を設定できます。数式をサポートしています。
主目盛線:主目盛線の色を設定できます。既定では浅い灰色となっています。
サブ目盛線:サブ目盛線の色を設定できます。既定では浅い灰色となっています。
軸ラベルスタイル:[一般]と[カスタム]から選択できます。既定では[一般]となっています。
4.特殊なスタイル-ラベル
チューブメーターの[スタイル]-[ラベル]には特殊な設定があります。ラベル(%)と値ラベルの位置は、[上下場所]と[左右場所]から選択できます。既定では下側に位置して、ポインタの位置に従います。
3.特殊効果の設定
特殊効果に関する汎用の詳しい設定方法について、チャートの特殊効果をご確認ください。
注:チューブメーターの特殊効果には、[条件表示]の設定項目がありません。
4.効果をプレビューする
セーブしてプレビューします。チューブの下には、カテゴリー名と数字、パーセンテージが表示されています。