多層円グラフ

  • 作成者:ayuan0625
  • 編集回数:38次
  • 最終更新:ayuan0625 于 2021-09-03
  • 一.概要

    1. 多層円グラフは、多階層で表示される円グラフのことです。所属関係を持つ各階層を一つのチャートに表示させ、マウスでクリックして各階層のデータを確認することができます。多層円グラフは、所属関係を持っているデータ、例えば地区、会社の部門関係などを表示することに適しています。

    2. 各部分の占めている割合を分かりやすく確認し、データドリルができることが、多層円グラフの特徴です。しかし、多層円グラフは、たくさんのカテゴリーを同時に表示することに不向きで、負数をサポートできません(負数に対しては、正数と見なして計算されます)。

    二.操作手順

    1.データの準備

    1.帳票を新規作成し、データセットds1を作成します。

    2.既定のデータ接続FRDemoを使用します。

    3.ds1のクエスト文は、以下の通りです。

    SELECT * FROM ORDERS LIMIT 50

    01.png

    2.チャートの挿入

    1. ここでは、フローティングチャートを例にします。フローティングチャートの挿入をご確認ください。

    • 表示された[グラフタイプ]の画面で、左のコラムの[多層円グラフ]を選びます。

    • 右のコラムも[多層円グラフ]を選びます。

    • [OK]をクリックすると、多層円グラフが挿入されます。

    02.png

    3.データのバインド

    1.多層円グラフを以下のように設定します。

    • 多層円グラフをダブルクリックします。

    • 右側のパネルの[セル要素]をクリックします。[データ]をクリックします。

    • [データソース]は[データセットのデータ]にし、[データセット]は[ds1]にします。

    2.データバインドの特殊設定項目は、以下の通りです。

    • インジケータ名:[スタイル]-[ヒント]でインジケータ名を選んだ場合、マウスを円チャートの扇形に止めると、文字が表示されます。

    • レベル数:下位階層の個数です。既定では3階層となっています。

    • レベル1:ここでは、中心の階層が対応しているデータセットのカテゴリーフィールドを選びます。SHIPPORTに設定します。

    • レベル2:ここでは、中心から二番目の階層が対応しているデータセットのカテゴリーフィールドを選びます。SHIPMETHODに設定します。

    • レベル3:ここでは、外の階層が対応しているデータセットのカテゴリーフィールドを選びます。AMOUNTに設定します。

    • 値:扇形が対応している数値です。数値によって、扇形の大きさが決められます。ここでは、PAIDに設定します。

    • 集計タイプ:なし、合計、平均、最大値、最小値、個数から選ぶことができます。既定では[なし]となっています。

    03.png

    4.スタイルの設定

    1.汎用スタイル

    チャートをクリックして、右側のパネルで[スタイル]をクリックします。チャートには様々なタイプがありますが、大部分のスタイル設定項目は通用しています。詳しくは、「チャートスタイル」をご確認ください。本マニュアルでは、以下のように設定しています。

    • チャートタイトルの設定

      • [タイトル]をクリックします

      • タイトルの[テキスト]を[多層円チャート]にします。

    04.png

    • ラベルを設定します。

      • [ラベル]をクリックします。

      • [ラベル]の表示を有効にします。

      • [コンテンツ]で[レベル名]を有効にします。

      • [レイアウト]-[位置]を[円外]、[引き出し線]に設定します。

    注:多層円チャートの[円外]と[引き出し線]の設定は、一番外の階層のみに反映されます。内部階層ラベルは、円内に表示されます。

    05.png

    2.特殊なスタイル

    多層円チャートの[スタイル]-[系列]設定は、基本スタイルとやや違っています。本マニュアルでは主に特殊なスタイルについて紹介します。設定の効果は、すぐに左側のプレビューに反映されます。

    • レベルのグラデーション:色のグラデーションを設定します。[浅く]と[深く]から選ぶことができます。ここでは、[浅く]を選びます。

    • 開始角度:円チャートが始まる角度。0から360までの整数を入力してください。既定では0となっています。

    • 終了角度:円チャートが始まる角度。0から360までの整数を入力してください。既定では360となっています。

    • 内径(%):円チャート内部の空白エリアの大きさを設定します。既定では0となっており、円心部には空白の部分がありません。

    • ドリル:多層円チャートのドリル機能を有効にするか設定できます。既定では、有効になっています。

    • 回転可能:多層円チャートが回転できるか設定できます。既定では、有効になっています。

    注:

    • 内径の設定では、内径の大きさを除いた部分を、各階層が平均で分けています。

    • ドリルを有効にしていると、内径の設定と無関係で、中央の円チャートの半径が50%を占めています。残りの50%を、そのた階層が平均で分けます。

    06.gif

    5.特殊効果の設定

    特殊効果に関する汎用の詳しい設定方法について、「チャート特殊効果」をご確認ください。

    6.効果をプレビューする

    セーブしてプレビューします。スタイル設定が済んだ多層円チャートは下の画像の通りです。円チャートのどれかの階層をクリックすると、当該階層の明細が表示されます。中央の白い円をクリックすると、一階層戻ります。

    07.gif

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