一.概要
1.応用シーン
FineReport10.0には、JDK1.8またはJDK11が組み込まれていますが、これらのJDKはいずれもODBCデータソースをサポートしていません。ODBCデータソースにアクセスすると、以下のエラーメッセージが表示されます。
本マニュアルでは、FineReport10.0デザイナからODBCに接続する方法について紹介します。
2.環境
このパッケージをダウンロードして、解凍します。Driver.zip
パッケージのファイルを移動します。
jdbcOdbc.dll は、%FineReport_10.0%\jre\binに置きます。
jdbc.jar は、%FineReport_10.0%\webapps\webroot\WEB-INF\libに置きます。下の画像の通りです。
注:帳票プロジェクトがTomcatなどのサーバーにデプロイされている場合、jdbc.jarとjdbcOdbc.dllは、Tomcatのlibとbinディレクトリにも移動する必要があります。
3.設定
デザイナで新たなJDBCデータ接続を設定します。詳しい設定は、以下の通りです。
データベース | ドライバー | URL |
---|---|---|
others | sun.jdbc.odbc.JdbcOdbcDriver | jdbc:odbc:データソース名 |
二.操作
1.ローカルODBC接続を例にします。新たなODBCデータソースfrを新規追加します。下の画像の通りです。
2.デザイナのメニューバーでサーバ-データ接続定義をクリックして、新たなJDBCデータ接続を追加します。データ接続名をODBCに設定し、接続テストをクリックします。接続テストの後、確定をクリックして保存します。