ハイパーリンクの権限継承

  • 作成者:ayuan0625
  • 編集回数:12次
  • 最終更新:FRInternational 于 2021-12-21
  • 一.概要

    帳票にはWeb帳票のハイパーリンクが設定されていますが、ハイパーリンク先の子帳票に対して権限を持たないユーザーには、ハイパーリンクをクリックして子帳票が表示できますか?ハイパーリンク先の子帳票は、親帳票から権限を継承できますか?

    以下は、ハイパーリンク継承権限のロジックを整理し、FineReportハイパーリンクの権限継承設定で、権限の漏洩を回避できる方法を説明します。

    注1:URLのハイパーリンクジャンプにはhyperlinktokenが付けられるため、30分の有効期間内に、当tokenを使用して他のすべてのテンプレートを表示できるため、不正アクセスにつながる可能性があります。そのため、2019-12-05以降のバージョンのJARパッケージにはユーザーログイン制限が追加されています。

    注2:FineReportには共有機能がありません。共有とは、現在の帳票のURLを他の人にコピーすることをさします。

    二.ロジックの説明

    ユーザーは、管理ポータルと管理ポータル以外の両方から帳票を閲覧できます。

    上記2つのシーンで帳票のアクセス許可を構成する方法は同じですが、どちらもテンプレート認証を使用してテンプレートのアクセス許可を構成します。テンプレート認証の詳細については、「テンプレート認証」をご参照ください。

    注:ハイパーリンク方式がテンプレートパスである場合にのみ、ハイパーリンク権限が継承できます。次の2つの方法は、権限の継承に対応していません。

    1.パラメータはテンプレートパスの直後に書き込むこと

    2.WebページのリンクにテンプレートプレビューURLを入力されること

    1.管理ポータルで開かれる帳票

    ユーザーがFineReport管理ポータルを直接使用して帳票を開く場合、テンプレートの権限を確認するためのテンプレートアクセス方法は、以下の三種類があります:テンプレートタイプのトップページ、リンクを介してテンプレートトップページをマウントすること、リンクを介してテンプレートディレクトリをマウントすること。

    プラットフォームディレクトリは、テンプレートの権限を確認せずにテンプレートを直接マウントするには、権限管理-権限の構成で対応するユーザーにディレクトリ権限を割り当てるだけで、ユーザーはテンプレートの内容を確認できます。

    ハイパーリンクで子帳票を開く権限を持たないユーザーは、子帳票を閲覧するには、子帳票にメイン帳票の権限を継承する必要があります。子帳票テンプレートの認証権限を再度設定するのは面倒です。

    理解を容易にするために、詳細なユーザー操作シーンを例として説明します(ここでは役割認証シーンのみを説明します)。

    操作シーン

    認証&権限

    2019-12-05以降のバージョンのJARファイルで、ハイパーリンクが指す子帳票を閲覧する場合

    ユーザAがプラットフォームにログイン-帳票1を開く-帳票2にハイパーリンクを設定する

    帳票2には要認証

    ユーザAには帳票2に対して権限を持たない

    新しいウィンドウ/プラットフォーム内の新しいタブ/ダイアログボックス/現在のページ/プラットフォームの現在タブのいずれによって帳票2を閲覧できます

    ユーザAがプラットフォームにログイン-帳票1を開く-帳票2にハイパーリンクを設定-帳票2のURLを新しいブラウザにコピーする

    帳票2には要認証

    ユーザAが権限を持たない

    ユーザBが権限を持つ

    ユーザCが権限を持たない

    ログインプロンプトを表示し、ユーザAがログインした後:

    tokenの期限が切れる前に帳票2を閲覧できますが、tokenの期限が切れた後に閲覧できません。

    帳票1のハイパーリンクを使用して改めて開く必要があります。

    ログインプロンプトを表示し、ユーザーBがログインした後:

    帳票2を閲覧でき、且つテンプレートデータはユーザーBの権限に従ってフィルタリングされます

    ログインプロンプトを表示し、ユーザーCがログインした後

    権限がないとメッセージが表示されます

    ユーザーAがプラットフォームにログイン-帳票1を開く-帳票2にハイパーリンクを設定-帳票2のURLを同一ブラウザの新タブページにコピーする

    帳票2には要認証

    ユーザーAは帳票2に対して権限を持たない

    tokenの期限が切れる前に帳票2を閲覧できます

    tokenの期限が切れた後に閲覧できません。帳票1のハイパーリンクを使用して改めて開く必要があります。

    2.管理ポータル以外で開かれる帳票

    • ユーザーが帳票を自分のシステムに統合して開く場合、ユーザーはテンプレート認証を使用してテンプレートの権限を割り当てる必要もあります。

    • ハイパーリンクで開かれる子帳票は、メイン帳票の権限を継承する必要があります。帳票が多数ある場合、管理者は通常、メイン帳票の権限のみを設定し、ハイパーリンクが指す子帳票が多数存在する可能性があるため、権限を逐一に設定するのは非常に面倒です。

    理解を容易にするために、詳細なユーザー操作シーンを例として説明します:

    2.1.ロール権限認証

    操作シーン

    認証&権限

    2019-12-05以降のJARファイルにおいて、ハイパーリンクが指す子帳票を閲覧する場合

    ユーザAが帳票1を開く-帳票2にハイパーリンクを設定する

    帳票1と帳票2とも要認証

    ユーザAは帳票1に対して権限を持ち、帳票2に対して権限を持たない

    tokenの期限が切れる前にユーザーAは帳票2を閲覧できます

    tokenの期限が切れた後にログインプロンプトが表示され、ユーザーAがログインした後に帳票2を閲覧できません。帳票1のハイパーリンクを使用して改めて開く必要があり、帳票1を改めてログインする必要もあります。

    ユーザAが帳票1を開く-帳票2にハイパーリンクを設定する-帳票2のURLを新しいブラウザにコピーする

    帳票1と帳票2とも要認証

    ユーザーAは帳票1に対して権限を持ち、帳票2に対して権限を持たない

    ユーザーBは帳票2に対して権限を持つ

    ログインプロンプトが表示され、ユーザーAがログインした後:

    tokenの期限が切れる前に帳票2を閲覧できます

    tokenの期限が切れた後にログインプロンプトが表示され、ユーザーAがログインした後に帳票2を閲覧できません。帳票1のハイパーリンクを使用して改めて開く必要があります。

    ログインプロンプトが表示され、ユーザーBがログインした後:

    帳票2の権限を付与されたデータは閲覧できます

    ユーザAが帳票1を開く-帳票2にハイパーリンクを設定する-帳票2のURLを同一ブラウザの新タブページにコピーする

    帳票2は要認証

    ユーザーAは帳票2に対して権限を持たない

    tokenの期限が切れる前にユーザーAはログインせずに帳票2を閲覧できます。

    tokenの期限が切れた後にログインプロンプトが表示され、ユーザーAがログインした後に帳票2を閲覧できません。帳票1のハイパーリンクを使用して改めて開く必要があります。

    2.2.ユーザーパスワードのみを認証する

    操作シーン

    認証&権限

    2019-12-05以降のJARファイルにおいて、ハイパーリンクが指す子帳票を閲覧する場合

    ユーザAが帳票1を開く-帳票2にハイパーリンクを設定する

    帳票2は認証

    tokenの期限が切れる前にユーザーAは帳票2を閲覧できます

    tokenの期限が切れた後にユーザーAは帳票2を更新しログインプロンプトが表示され、任意ユーザーがログインしたら帳票2を閲覧できます

    ユーザAが帳票1を開く-帳票2にハイパーリンクを設定する-帳票2のURLを新しいブラウザにコピーする

    帳票1と帳票2とも認証

    ログインプロンプトが表示され、ユーザーAがログインした後:

    tokenの期限が切れる前に帳票2を閲覧できます

    期限が切れた後、改めてログインする必要があります。ログインしたら、閲覧できます

    ログインプロンプトが表示され、ユーザーBがログインした後:

    tokenの期限が切れる前に帳票2の権限を付与されたデータを閲覧できます

    期限が切れた後、改めてログインする必要があります。ログインしたら、閲覧できます

    ユーザAが帳票1を開く-帳票2にハイパーリンクを設定する-帳票2のURLを同一ブラウザの新タブページにコピーする

    帳票2は認証

    tokenの期限が切れる前にユーザーAはログインせずに帳票2を閲覧できます

    tokenの期限が切れた後、ユーザーAは改めてログインする必要があります

    2.3.デジタル署名

    操作シーン

    認証&権限

    2019-12-05以降のJARファイルにおいて、ハイパーリンクが指す子帳票を閲覧する場合

    ユーザAが帳票1を開く-帳票2にハイパーリンクを設定する

    帳票1と帳票2とも認証

    tokenの期限が切れる前にユーザーAは帳票2を確認できます

    tokenの期限が切れた後に帳票2が確認できません。帳票1のハイパーリンクを使用して改めて開く必要があります。しかし、帳票1のデジタル署名の期限が切れないか確認しなければなりません。

    ユーザAが帳票1を開く-帳票2にハイパーリンクを設定する-帳票2のURLを新しいブラウザにコピーする

    ユーザAが帳票1を開く-帳票2にハイパーリンクを設定する-帳票2のURLを同一ブラウザの新タブページにコピーする

    2.4.認証を有効にしない場合

    操作シーン

    2019-12-05以降のJARファイルにおいて、ハイパーリンクが指す子帳票を閲覧する場合

    帳票1を開く>帳票2にハイパーリンクを設定する

    ログインする必要なく、帳票1と帳票2の内容をいつでも閲覧できます。

    帳票1を開く>帳票2にハイパーリンクを設定する>帳票2のURLを新しいブラウザにコピーする

    ログインする必要なく、帳票1と帳票2の内容をいつでも閲覧できます。

    帳票1を開く>帳票2にハイパーリンクを設定する>帳票2のURLを同一ブラウザの新タブページにコピーする

    ログインする必要なく、帳票1と帳票2の内容をいつでも閲覧できます。

     


    Attachment List


    Theme: 帳票機能応用
    既に最初
    既に最後
    • Helpful
    • Not helpful
    • Only read