一.概要
Finereportのポータル機能を購入することなく、Finereportのテンプレートをシステムに組み込んでいる場合、テンプレート認証機能からユーザのテンプレート閲覧権限を設定できます。
既定では、認証しない設定となっています。つまり、すべてのユーザ(ログインしていないユーザを含む)からすべてのテンプレートを閲覧できます。
本マニュアルでは、主にテンプレート管理を有効にする方法、既定の認証しない設定の効果について紹介します。
二.テンプレート認証について
1.テンプレート管理の事例
2. されています。[テンプレート権限]以外の設定項目はクリックできない状態です。
2.テンプレート権限が無効の状況
2.ブラウザから直接テンプレートを開きます。認証しなくてもテンプレートへアクセスできます。 本マニュアルでは、http://localhost:8075/webroot/decision/view/report?viewlet=入門デモ.cptを例とします。
3.認証を有効にし、テンプレートを選択
注意:三種類の認証方法から選びたい時、先にテンプレート権限設定を有効にして、それから認証が必要なテンプレートを選ぶ必要があります。
1.[テンプレート権限]のスイッチを[オン]にして、認証を有効化すると、その他設定項目が設定可能になります。
2.[選択]のボタンを押して、現在のプロジェクトにあるすべてのテンプレートを選ぶ。
4.ボタンを押して鍵がかかる状態に変わると、認証が必要ないことを意味します。
5.上位ディレクトリの状態が変わると、下位ディレクトリに位置するテンプレートの状態も変わります。
6.上の検索バーにテンプレート名を入力することで、設定したいテンプレートを検索できます。検索バーのキーワードにマッチしているテンプレートが全部表示されます。
7.[完了]をクリックして、設定を保存します。
三. テンプレートの認証方式
下記の3種類からユーザが閲覧できるテンプレートを制限し、実際状況に基づいて権限制御のモードを選択できます。
パスワード認証のみ:ログインしていれば誰でもすべての帳票テンプレートを閲覧できるモード。
役割毎の権限認証:ログイン認証が終わった後、ユーザの役割が持っている権限によって、ユーザが閲覧できる帳票テンプレートを配分できます。
デジタル署名認証:デジタル署名でユーザのアクセスリクエストを認証します。FineReportがデジタル署名の情報から閲覧権限を確認します。認証が失敗すると、権限がない旨をメッセージします。
注意:
テンプレート権限管理は、ユーザシステムと共に利用する必要があります。
ポータル機能を購入していると、テンプレート権限管理は利用できますが、ポータルに対する影響がなく、組み込まれたテンプレートのみに適用されます。