一.概要
1.バージョン
帳票サーババージョン |
11.0 |
2.応用シーン
スケールメーター(%)とは、円の一部が欠けた形状で、特定の項目の割合を示すチャートです。分類、パーセンテージ、数値などの指標データが含まれます。
スケールメーター(%)を使用することで、指標と達成データの達成率を直感的に把握できます。販売達成率や製品合格率などを表示することができ、進捗状況をパーセンテージで示すことも可能になります。
リングメーター(%)との違いは、円環が目盛のスライダーの形式でデザインされるということです。効果は以下の図のように:
3.グラフの特徴
メリット:データの範囲と大きさ、特定の指標の進捗や達成状況などを直感的に表現できます。主に進捗や占有率の可視化に適しています。
デメリット:データのトレンド変化を直感的に示すことはできず、複数のデータを比較・分析する用途には適しません。
二.プロパティの紹介
1.タイプ
セル要素またはフローティング要素としてメーターを挿入した後、右側のプロパティパネルの[タイプ]設定項目で、[スケールメーター(%)]を選択できます。以下の図のようになります:
2.データ
基本データの設定項目の詳細については、ドキュメント「チャートデータ」を参照してください。
• 分類名:パーセントに対応する分類名で、フロントエンドで表示される際は中央のスライダー領域に表示されます。
• ポインター値:パーセント計算時の分子の一部で、座標軸の下に設定された最小値と合わせて分子を形成します。
• 目標値:パーセント計算時の分母の一部で、座標軸の下に設定された最小値と合わせて分母を形成します。
注意1:パーセント計算を行う数式:(ポインター値 - 最小値) / (目標値 - 最小値)。最小値は座標軸で設定された最小値を指します。詳細については、以下のスタイルの説明を参照してください。
3.スタイル
スケールメーター(%)のスタイル設計の詳細については、ヘルプドキュメント「チャートスタイル」をご覧ください。
3.1系列
スケールメーター(%)の[スタイル]-[系列]設定項目は、基本スタイルとは異なります。簡単に説明します:
1)色:
配色スタイルはデフォルトで[純色]になっており、色分けはデフォルトで[分類]となります。メーターの異なる分類は[配色計画]に基づいて色が表示されます。
[配色スタイル]が[純色]で、[色分け]を[値]に選択した場合、[目盛と配色]を設定する必要があります:
メーターは刻度値に基づいて円環の色を表示します。デフォルトは[自動]で、[配色計画]の中で最初の3色を使用し、刻度の区間0〜1/3、1/3〜2/3、2/3〜1にそれぞれ適用されます。[カスタム]を選択すると、値が特定の範囲に該当する場合、その範囲に対応する色を設定できます。
配色スタイルが[段階変化色]の場合、各分類のメーターは同じ段階変化効果で色が表示されます。
2)レイアウト/スタイル
• 向き:データセットに複数の分類がある場合、フロントエンドで複数のメーターが表示されます。このとき、これらのメーターの配置方向を変更できます。
• ポインター:ポインターは進捗バーの最前端に位置する円形アイコンの色であり、デフォルトでは透明です。
• 目盛:円環の目盛のスライダーの背景色を設定でき、デフォルトではライトグレーです。
• 半径設定:パーセント円環メーターのサイズを制御します。[自動]と[固定]の2種類があります。
• シュート割合:パーセント円環領域の占有割合を変更します。
3.2ラベル
スケールメーターの[スタイル]-[ラベル]には特別な設定があり、以下で個別に説明します:
ラベル(%)の[フォントサイズ]で[自動]を選択すると、フォントサイズがメーターのサイズに応じて自動的に調整されます。
• [軸ラベル%]で[自動]を選択すると、ラベル(%)の色は系列色に応じて表示されます。
• [値ラベル]は[目標値]の表示をサポートしており、デフォルトではチェックが外れています。
3.3 座標軸
[スケールメーター(%)]の[スタイル]-[座標軸]設定項目は基本スタイルとは異なります。以下に簡単に説明します:
• カスタム最小値:チェックを入れると最小値をカスタマイズできます。デフォルトではチェックが外れています。
• 最小値:この値は分子および分母の形成に関連します。百分率計算式:(ポインター値-最小値)/(目標値-最小値)。
注意:最大値は設定できず、最小値のみ設定可能です。
4.特殊効果
メーターの特殊効果の設定については、ドキュメント「チャート特殊効果」を参照してください。
注意:スケールメーター(%)の[特殊効果]設定項目では[条件表示]の設定はありません。
三.例
1.帳票設計
1.1データ準備
デザイナの左上隅にある[ファイル]-[新規普通レポート]をクリックして、新しいデータセットクエリ ds1 を作成します。データベースのクエリ文は以下の通りです:
select タイプ名称,sum(在庫量)as 在庫量 from 商品,商品タイプ
where 商品.タイプID=商品タイプ.タイプID and タイプ名称='飲料'
1.2グラフの挿入
セル範囲を結合します。上部ツールバーの[チャート]ボタンをクリックし、[メーター]-[スケールメーター(%)]を挿入します。以下の図のように:
1.3データのバインド
[リングメーター(%)]のデータソースは[データセットデータ]を選択します。[データセット]は「ds1」を選択し、[分類名]には「タイプ名称」、[ポインター値]には「在庫量」、[目標値]には[カスタム]を選択し、[値]を「500」に設定します。以下の図のようになります:
1.4スタイル設計
必要に応じてメーターのスタイルを設定します。ここでは、メーターの[タイトル]、[ラベル]、および[特殊効果]を設定します。
1)[タイトル表示]をチェックし、テキストを「スケールメーター(%)」に変更します。
2)[ラベル]をチェックし、[値ラベル]で[分類名]、[ポインター値]、および[目標値]を選択します。
3)[特殊効果]-[ツールバー]のすべての項目のチェックを外します。
以下の図のようになります:
2.効果プレビュー
2.1PC端末
帳票を保存し、[改ページプレビュー] をクリックすると、PC端末での効果は第1章第2節をご覧ください。
2.2モバイル端末
App端末 と HTML5 端末両方ともサポートされています。効果は以下の図のように: