一.概要
ファイルデータセットとはTXT、Excel、XMLといったファイルのデータをロードし、二次元テーブルの構造で表示するデータセットです。
今まで、FineReportのファイルデータセットには以下四種類あります。TXTデータセット、Excelデータセット、リモートExcelデータセット、XMLデータセット。
データをCSVファイルの形で保存している場合、各CSVファイルは予めExcelファイルに転換する必要があり、非常に不便です。CSVデータセットプラグインを使用すると直接にCSVファイルを使ってデータセットを作成できます。
注意:このプラグインがサポートできるのは2021年1月25日以降JARファイルです。
プラグイン名称 | FineReport JARファイル | プラグインバージョン |
---|---|---|
CSVデータセット | 2021年1月25日及びそれ以降 | V1.0 |
サポートできるファイルタイプ:CSV、TSV。テンプレートデータセット、サーバデータセットでCSV/TSVデータセットを作成することが可能です。
二.機能紹介
1.テンプレートデータセット
[テンプレート]‐[テンプレートデータセット]をクリックします。
テンプレートデータセットパネルが表示されます。
をクリックして、[CSVデータセット]を作成します。
1.1.CSVファイルの場合
下図のように、設定はTXTと同じです、既定の区切り文字はコンマです。
1.2.TSVファイルの場合
下図のように、設定はTXTと同じですが、区切り文字選択はできません。(既定ではtabで区切ります)
テンプレートデータセットと同じです。
三.データセット作成実例
本マニュアルではローカルファイルを例とします。
予め以下のCSVファイルをダウンロードし、%FR_HOME%\webapps\webroot\WEB-INF\reportletsに置いておきます。(解凍が必要)
1.CSVデータセット
[ファイルタイプ]を[CSV]に設定します。
[ローカルファイル]を選択します。 CSV test.CSVを選択します。
[開く]をクリックすると、CSVデータセットの作成は完成です。
データセットと同じように、ダイナミックCSVデータセットを作成することが可能です。
予め以下のCSVファイルをダウンロードし、%Tomcat_home%\webapps\webroot\WEB-INF\reportletsに置いておきます。(解凍が必要)
[URL]を選択します。 CSV test.CSVのパスを入力します。
[接続テスト]をクリックして、URLの有効性をチェックできます。
URLが有効であれば、ローカルCSVファイルと同じように、CSVデータセットを作成できます。